健全な水循環を考慮した地域スケールにおける浄水・管路技術に関する研究

文献情報

文献番号
200401326A
報告書区分
総括
研究課題名
健全な水循環を考慮した地域スケールにおける浄水・管路技術に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
藤原 正弘(財団法人 水道技術研究センター)
研究分担者(所属機関)
  • 谷口 元(財団法人 水道技術研究センター)
  • 大島 高志(財団法人 水道技術研究センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康科学総合研究
研究開始年度
平成14(2002)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
67,800,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、地域レベルでの水循環の健全化を目的に、水源監視能力の向上によるリスク回避、配管網での水質管理等による水道水の輸送面におけるリスク回避や漏水量・作業用水量の最小化による環境負荷の低減等を図り、健全な水循環の構築を検討するものである。
研究方法
本研究は官学産で共同研究を行い、浄水及び管路部門の研究委員会を設ける。研究方法は次に示す。
1.水循環を考慮した水道水源の監視に関する開発研究
①監視項目の整理②計測に関する最新技術動向調査③水源監視の運用事例調査
④小規模水道遠隔監視技術
2.水資源の有効利用に資するシステムの構築に関する研究
①濁質発生管路の調査②管路内濁質の分析及び解析③管網内での濁質挙動解析
④管網内の濁質挙動推定⑤濁質除去装置の性能評価
⑥複合型濁質除去システムの研究開発
3.環境影響低減化に向けた水供給システムの開発研究
①大容量膜技術の開発研究②鉄系高分子凝集剤の実証実験
③紫外線の利用技術の研究④上下水道排水一体化処理に関する調査
結果と考察
1.水循環を考慮した水道水源の監視に関する開発研究
水質規制の動向や新技術について水源監視手法、水源監視システムの事例、水源監視システムの将来像を検討し小規模水道遠隔監視技術の提言も含め技術資料にまとめた。
2.水資源の有効利用に資するシステムの構築に関する研究
 ①管路内での濁質発生機構と抑制技術について、水理・水質特性等の関係から、濁質発生原因究明の一助となる知見を得た。
 ②本研究で検討した濁質拡散の推定手法が、実管路で有効であることを確認した。
 ③濁質除去装置の性能確認実験により機能評価を行うとともに、複合型濁質除去システムの研究開発を行った。
 ④小水力発電水車の普及に向けた導入マニュアルを作成。
3.環境影響低減化に向けた水供給システムの開発研究
実施設での浄水処理トータルシステムの開発に関する実験結果を整理した。
大容量膜ろ過技術の開発に関する研究として、日量10万トン規模でのケーススタディを実施し、従来装置との比較を行いその優位性を確認した。
また、膜ろ過装置の高性能化・低コスト化、紫外線の利用技術、上下水道排水一体化処理に関する検討を行い、導入ガイドライン等の普及に向けたこれら新技術のとりまとめを行った。
結論
本年度は前年度までに行った研究の知見を整理し、フィールド実験及び調査を実施し一定の成果を得た。各研究課題について整理し、マニュアル等にまとめた。                          

公開日・更新日

公開日
2005-04-20
更新日
-

文献情報

文献番号
200401326B
報告書区分
総合
研究課題名
健全な水循環を考慮した地域スケールにおける浄水・管路技術に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
藤原 正弘(財団法人 水道技術研究センター)
研究分担者(所属機関)
  • 谷口 元(財団法人 水道技術研究センター)
  • 大島 高志(財団法人 水道技術研究センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 健康科学総合研究
研究開始年度
平成14(2002)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、地域レベルでの水循環の健全化を目的に、水源監視能力の向上によるリスク回避、配管網での水質管理等による水道水の輸送面におけるリスク回避や漏水量・作業用水量の最小化による環境負荷の低減等を図り、健全な水循環の構築を検討するものである。
研究方法
 本研究は官学産で共同研究を行い、浄水部門と管路部門の研究委員会を設ける。研究方法は次に示す。
1.水循環を考慮した水道水源の監視に関する開発研究
①監視項目の整理②計測に関する最新技術動向調査③水源監視の運用事例調査
④小規模水道遠隔監視技術
2.水資源の有効利用に資するシステムの構築に関する研究
①濁質発生管路の調査②管路内濁質の分析及び解析③管網内での濁質挙動解析
④管網内の濁質挙動推定⑤濁質除去装置の性能評価
⑥複合型濁質除去システムの研究開発
3.環境影響低減化に向けた水供給システムの開発研究
①大容量膜技術の開発研究②鉄系高分子凝集剤の実証実験③紫外線の利用技術の研究
④上下水道排水一体化処理に関する調査
結果と考察
1.水循環を考慮した水道水源の監視に関する開発研究
水質規制の動向や新技術について水源監視手法、水源監視システムの事例、水源監視システムの将来像を検討し小規模水道遠隔監視技術の提言も含め技術資料にまとめた。
2.水資源の有効利用に資するシステムの構築に関する研究
 ①管路内での濁質発生機構と抑制技術について、水理・水質特性等の関係から、濁質発生原因究明の一助となる知見を得た。
 ②濁質対策上の視点に立った最適管網に関する提言をまとめた。
 ③濁質除去装置の性能確認実験により機能評価を行うとともに、複合型濁質除去システムの研究開発を行った。
 ④小水力発電水車の普及に向けた導入マニュアルを作成した。
3.環境影響低減化に向けた水供給システムの開発研究
実施設での浄水処理トータルシステムの開発に関する実験結果を整理した。
大容量膜ろ過技術の開発に関する研究として、日量10万トン規模でのケーススタディを実施し、従来装置との比較を行いその優位性を確認した。
また、膜ろ過装置の高性能化・低コスト化、紫外線の利用技術、上下水道排水一体化処理に関する検討を行い、導入ガイドライン等の普及に向けたこれら新技術のとりまとめを行った。
結論
3カ年で実施した研究の知見を整理し、フィールド実験及び調査を実施し一定の成果を得た。各研究課題について整理し、マニュアル等にまとめた。                          

公開日・更新日

公開日
2005-04-20
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2007-04-20
更新日
-