文献情報
文献番号
200934031A
報告書区分
総括
研究課題名
新しい造血幹細胞移植技術の開発に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H20-免疫・一般-019
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
池原 進(関西医科大学 病理学第一講座)
研究分担者(所属機関)
- 赤塚 美樹(愛知県がんセンター研究所 腫瘍免疫学部)
- 一戸辰夫(京都大学医学部附属病院 血液・腫瘍内科)
- 小川啓恭(兵庫医科大学内科学血液内科)
- 小島勢二(名古屋大学大学院医学系研究科 小児科学)
- 品川克至(岡山大学医学部・歯学部附属病院 血液・腫瘍内科)
- 森尾友宏(東京医科歯科大学大学院 発生発達病態学分野)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 免疫アレルギー疾患等予防・治療研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
8,800,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
新しい骨髄移植法(灌流法+骨髄内骨髄移植法)を用いることによって、いかなる疾患(難病を含む)が治療可能かを動物実験で証明し、トランスレーショナル・リサーチ(サル等を用いる)を介して、最終的にはヒトへ応用することにある。
研究方法
[I]新しい骨髄移植方法を用いた難病の病因解析:1)造血幹細胞異常症の病因解析、2)間葉系幹細胞異常症の病因の解析、3)難治性肺疾患の病因解析。[II]新しい骨髄移植方法を用いた悪性腫瘍の治療:1)DLIの併用、2)DLIと樹状細胞(DC)のパルス療法等の併用、3)胸腺移植の併用。[III]Haploidential BMTの系への応用:1)胸腺移植の併用 2)カニクイザルの系を用いて、3)ヒトへの応用。
結果と考察
基礎的データーに関して:①新移植技術に胸腺移植を併用することにより、加齢に伴って発症してくる疾患(アルツハイマー病,II型糖尿病,骨粗鬆症,肺気腫等)も病気の進行を止めることが可能である。②この胸腺移植の併用は、高齢の自己免疫マウスの治療にも有効である。③同種臓器移植(肝,心,卵巣,肺,膵島等)と新骨髄移植法の併用は、免疫抑制剤の使用なくして、mild conditioningの下で長期間(マウス,ラットで1年以上)に亘って拒絶反応を抑制できる。④ドナー骨髄細胞(造血幹細胞と間葉系幹細胞を含む)が、注入局所のレシピエントの骨髄内に効率良くとどまるためには、コラーゲンゲルやマグネットとマグネットビーズを用いて、ドナーの細胞注入の骨髄内からの流出を防止すると造血系の回復が速やかである。⑤骨髄内へ末梢のT細胞を注入するとtoleranceが誘導され、GvHDが起りにくい。骨髄内の間葉系幹細胞がこのtoleranceの誘導に関与していると考えられる。
臨床応用に関して:ヒトへの臨床応用としては、現在、灌流法+骨髄内骨髄移植法の両技術のcombinationにおける安全性に重点をおいて、Phase I Studyが開始されようとしているが、灌流法の安全性を確認するPhase I Studyから、灌流法に骨髄内骨髄移植法を加えた新移植技術の安全性を確認することが先決であり、倫理委員会で承認された。安全性が確認されれば、直ちにPhase II Studyを実施できるよう臨床プロトコールを準備中である。
臨床応用に関して:ヒトへの臨床応用としては、現在、灌流法+骨髄内骨髄移植法の両技術のcombinationにおける安全性に重点をおいて、Phase I Studyが開始されようとしているが、灌流法の安全性を確認するPhase I Studyから、灌流法に骨髄内骨髄移植法を加えた新移植技術の安全性を確認することが先決であり、倫理委員会で承認された。安全性が確認されれば、直ちにPhase II Studyを実施できるよう臨床プロトコールを準備中である。
結論
基礎研究としては、この新技術を用いて治療可能な疾患を明らかにする。
臨床研究としては、この新技術のPhase I Studyを一日も早く終了し、Phase II Studyへと移行し、安全性と有効性を実証する。
臨床研究としては、この新技術のPhase I Studyを一日も早く終了し、Phase II Studyへと移行し、安全性と有効性を実証する。
公開日・更新日
公開日
2010-10-19
更新日
-