健康診査・保健指導における効果的な実施に資する研究

文献情報

文献番号
202308010A
報告書区分
総括
研究課題名
健康診査・保健指導における効果的な実施に資する研究
課題番号
22FA1006
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
岡村 智教(慶應義塾大学 医学部 衛生学公衆衛生学教室)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究費
7,693,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

文献情報

文献番号
202308010B
報告書区分
総合
研究課題名
健康診査・保健指導における効果的な実施に資する研究
課題番号
22FA1006
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
岡村 智教(慶應義塾大学 医学部 衛生学公衆衛生学教室)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202308010C

成果

専門的・学術的観点からの成果
第4期特定健診・特定保健指導(2024年度から開始)の見直しに科学的根拠を提示して貢献し、「第4期特定健診・特定保健指導の見直しに関する検討会」、「健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ」の推進に貢献した。
臨床的観点からの成果
日本動脈硬化学会のガイドラインの策定に貢献した。同時にガイドラインの改訂に合わせて、中性脂肪の保健指導判定値の改正を行い、りNational Data Baseの解析から、この改定により保健指導対象者が0.16%減少することを予測した。また肝機能検査については、脂肪肝、特に近年話題になっているMAFLD(Metabolic Dysfunction Associated Fatty Liver Disease)を絡めて、特定健診の指標としても有効活用できる可能性を示した。
ガイドライン等の開発
本研究成果の一部は、日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」の作成に貢献した。また直接的な研究成果が、厚生労働省「健康増進に係る科学的な知見を踏まえた技術的事項に関するワーキング・グループ」が用いられた(2022年8月31日に議論のまとめが公表)。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-kenkou_00001.html

その他行政的観点からの成果
厚生労働省:「標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)」の策定、特に同プログラムの中の「健診結果とその他必要な情報の提供(フィードバック文例集)」の作成を研究班として行い、関係学会との調整も行った上で最終版を同プログラムに反映させた。
その他のインパクト
研究成果の一部を、東京都保険者協議会、滋賀県健康づくり財団、神奈川県特定健康診査特定保健指導研修会、静岡県健康増進課.特定保健指導研修会、岩手県国保連合会国民健康保険フォーラム、全国健康保険協会新任支部長研修会、大阪府保険者協議会特定健診・特定保健指導研修会、高知県特定健診・特定保健指導研修会で講演した。

発表件数

原著論文(和文)
1件
原著論文(英文等)
58件
その他論文(和文)
6件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
24件
学会発表(国際学会等)
3件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
2件
厚生労働省の特定健診・特定保健指導の見直しの検討会、WGで活用された。
その他成果(普及・啓発活動)
7件
東京都保険者協議会等で研究成果の一部を講演した。

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Tanabe A, Hirata A, Kuwabara K, et al.
Association between visceral fat accumulation and decline in the estimated glomerular filtration rate based on cystatin C in the Japanese urban population: the KOBE study.
Endocrine Journal , 70 , 97-106  (2023)
10.1507/endocrj.EJ22-0218
原著論文2
Kaneyama A, Hirata A, Hirata T, et al.
Impact of hypertension and diabetes on the onset of chronic kidney disease in a general Japanese population.
Hypertension Research , 46 , 311-320  (2023)
10.1038/s41440-022-01041-9
原著論文3
Wu D, Hirata A, Hirata T, et al.
Fatty liver index predicts the development of hypertension in a Japanese general population with and without dysglycemia
Hypertension Research , 46 , 879-886  (2023)
10.1038/s41440-022-01161-2
原著論文4
Nakagoshi N, Kubo S, Nishida Y, et al.
Determinants of double product: a cross-sectional study of urban residents in Japan
Environ Health Prev Med. , 28 , 37-  (2023)
10.1265/ehpm.23-00002.
原著論文5
Akune Y, Anezaki H, Nakao YM, et al.
Cost-effectiveness of behavioural counselling intervention compared with non- intervention for adult patients with metabolic syndrome to prevent cardiovascular diseases and type 2 diabetes in Japan: a microsimulation modelling study.
BMJ Open , 14 , e072688. -  (2024)
10.1136/bmjopen-2023-072688.
原著論文6
岡村智教
健康診断の項目をめぐって
産業医学ジャー ナル , 46 (4) , 3-9  (2023)
https://doi.org/10.34354/ohpfjrnl.46.4_3

公開日・更新日

公開日
2024-05-29
更新日
-

収支報告書

文献番号
202308010Z