幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイドの開発に関する研究

文献情報

文献番号
201807005A
報告書区分
総括
研究課題名
幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活支援ガイドの開発に関する研究
課題番号
H29-健やか-一般-003
研究年度
平成30(2018)年度
研究代表者(所属機関)
石川 みどり(国立保健医療科学院 生涯健康研究部)
研究分担者(所属機関)
  • 吉池 信男(青森県立保健大学 健康科学部)
  • 山縣 然太朗(山梨大学大学院 医学総合研究部)
  • 山崎 嘉久(あいち小児保健医療総合センター)
  • 堤 ちはる(相模女子大学 栄養科学部)
  • 加藤 則子(十文字学園女子大学 人間生活学部)
  • 横山 徹爾(国立保健医療科学院 生涯健康研究部)
  • 森永 裕美子(香川大学 医学部 )
  • 大久保 公美(国立保健医療科学院 生涯健康研究部)
  • 祓川 摩有(聖徳大学 児童学部)
  • 野村 真利香(東邦大学 医学部)
  • 井上 美津子(昭和大学 歯学部)
  • 近藤 洋子(玉川大学 教育学部)
  • 鈴木 美枝子(玉川大学 教育学部)
  • 衞藤 久美(女子栄養大学 栄養学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 成育疾患克服等次世代育成基盤研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
令和1(2019)年度
研究費
8,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
研究全体の目的は、幼児期の健やかな発育のための栄養・食生活にむけ、1)保健医療従事者や児童福祉関係者等が支援を進めるに当たって共有すべき基本事項を明らかにし、2)幼児の発育に影響する栄養・食生活の因子を明らかにする。3)地域や保育所等の子育て支援機関で保護者への支援が積極的に行われるための好事例等を提示した幼児期の栄養・食生活支援ガイド(仮称)を作成する。本年度は支援現場の関係者が、幼児期の栄養・食生活の支援を進めるための「共有すべき基本事項」とその「理論的整理」を行うことを目的とした。
研究方法
研究方法は、1.先行研究のレビュー、2.乳幼児健診等における栄養・食生活支援のあり方、3.地域保育所等における栄養・食生活支援のあり方、4.平成27年乳幼児栄養調査データを活用した幼児の栄養・食生活の特徴の分析、5.乳幼児期の栄養・食生活支援の好事例の公表及び普及方法、6.諸外国における幼児期の栄養・食生活支援のあり方、7. わが国の幼児期の栄養・食生活支援のあり方の国際的な貢献の可能性についての検討を進めている。平成30年度は、上記のうち、2、3、4、7を中心に研究を進めた。これまでの成果をふまえ。理論的枠組みの整理を行った。
結果と考察
研究の結果、「共有すべき基本事項」として、1)子の発育に関わる食生活の心配事(47項目):①食事・間食(13項目)、②健康・栄養(13項目)、③食行動(19項目)、④ライフスタイル(4項目)、2)子の食生活に影響を与える保護者の生活(7項目)、3)支援者の支援内容(17項目)から構成される項目を抽出した。それら項目を基にした枠組みの整理は、幼児の栄養・食生活と身体機能及び生活行動との関係に係るこれまでの研究成果や地域や保育所等での実践に基づく実態をもとに行った。
その結果、子ども、親、支援者の其々の視点からの発育・健康、食事・間食、飲料、食事をつくり・食べる、生活において着目すべき視点とその関連がみえてきた。
今後、共有すべき基本事項の検討を継続しつつ、ガイドに含める内容に関する提案を行う。
結論
幼児期の栄養・食生活支援ガイド(仮称)を作成するための共有すべき基本事項、及び、理論的整理が行われた。

公開日・更新日

公開日
2019-07-01
更新日
-

研究報告書(PDF)

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研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2019-07-01
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201807005Z