中性脂肪蓄積心筋血管症に対する中鎖脂肪酸を含有する医薬品の開発

文献情報

• 文献番号: 201415021A
• 報告書区分: 総括
• 研究課題名: 中性脂肪蓄積心筋血管症に対する中鎖脂肪酸を含有する医薬品の開発
• 研究課題名（英字）: -
• 課題番号: H24-難治等(難)-一般-066
• 研究年度: 平成26(2014)年度
• 研究代表者(所属機関): 平野 賢一(国立大学法人大阪大学 大学院医学系研究科)

研究分担者(所属機関)

• 青江　秀史(大阪大学　知的財産センター)
• 稲葉　亨(京都府立医科大学　感染制御・検査医学教室)
• 植田　初江(国立循環器病研究センター病院　病理部)
• 江副　幸子(大阪大学医学部附属病院　未来医療センター　)
• 加藤　良仁(興和創薬株式会社　学術部　大阪学術課)
• 惠　淑萍(北海道大学大学院保健科学研究院　病態解析学分野)
• 小澤　純二(大阪大学大学院医学系研究科　内分泌・代謝内科学　)
• 小谷　順一(大阪大学大学院医学系研究科　内科学講座　循環器内科学)
• 小林　邦久(福岡大学筑柴病院　内分泌・糖尿病内科)
• 財満　信宏(近畿大学農学部　応用生命化学科)
• 杉村　宏一郎(東北大学大学院医学系研究科　循環器内科学)
• 瀬川　波子(福岡大学医学部医学科　生化学)
• 高木　敦子(国立循環器病研究センター研究所　分子薬理部　構造機能研究室　)
• 田嶋　祥子(興和株式会社　医薬事業部　製品戦略部)
• 谷本　昭英(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科　分子細胞病理学)
• 内藤　博昭(国立循環器病研究センター病院)
• 長澤　康行(兵庫医科大学　内科学　腎・透析科)
• 中村　浩士(山口大学医学部　地域医療推進学講座)
• 羽尾　裕之(兵庫医科大学病院　病院病理部)
• 橋本　守(大阪大学大学院基礎工学研究科　機能創成専攻　生体工学領域)
• 間賀田　泰寛(浜松医科大学　メディカルフォトニクス研究センター)
• 安井　洋子(大阪市立大学大学院　生活科学研究科)
• 安野　哲彦(福岡大学医学部　腎臓・膠原病内科)
• 山田　壮亮(産業医科大学　第2病理学)

• 研究区分: 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【補助金】 難治性疾患等克服研究（難治性疾患克服研究）
• 研究開始年度: 平成24(2012)年度
• 研究終了予定年度: 平成26(2014)年度
• 研究費: 202,696,000円
• 研究者交替、所属機関変更: [ 研究分担者交替 ] 廣田 益教 (平成26年4月1日～平成26年5月7日) → 交替なし 小谷 順一 (平成26年4月1日～平成26年12月31日) → 交替なし [ 研究分担者追加 ] 江副 幸子 大阪大学医学部附属病院 未来医療センター (平成26年8月11日以降) 稲葉 亨 京都府立医科大学 感染制御･検査医学 (平成26年8月28日以降) 小澤 純二 大阪大学大学院医学系研究科 内分泌･代謝内科学 (平成26年10月10日以降) 安野 哲彦 福岡大学医学部 腎臓･膠原病内科 (平成26年10月8日以降)

研究報告書（概要版）

研究目的

中性脂肪蓄積心筋血管症(Triglyceride deposit cardiomyovasculopathy, TGCV)は、心筋および冠状動脈に中性脂肪（以下、TG）が蓄積する結果、青年～壮年層において重症心不全、不整脈、冠動脈硬化症を来す、予後の極めて悪い疾患である。原発性TGCVの原因として、細胞内TG分解の必須酵素であるadipose triglyceride lipase (ATGL)の遺伝的欠損が知られており、その病態形成として心筋細胞内TG含量の増加が関与しているものと考えられている。また、本研究班による剖検心の解析から遺伝的原因が未だ明らかでない特発性TGCVも存在する。本研究の目的は、TGCVに対する中鎖脂肪酸を主成分とする医薬品（治験薬コード CNT-01）を開発することである。

研究方法

非臨床段階（ステップ１）の3年目にあたる本年度は、医薬品医療機器総合機構(PMDA)による対面助言を基に、GLP基準下での毒性試験、安全性薬理試験などを実施し、CNT-01の安全性を評価する。代表研究者所属機関附属病院薬剤部に製造設備を構築し、GMP基準下での治験原薬製造を行う。また、TGCVの診断基準（初版）を作成し公開する。First-in-human 試験として特発性TGCVを対象とする第1/2a相試験を実施するため、その治験実施計画書、患者同意説明文書、治験薬概要書を作成、所属研究機関附属病院において、利益相反委員会、治験審査委員会 (IRB)での承認を経て治験届を提出する。
１）GLP基準下の毒性試験および安全性薬理試験の実施
２）医師主導治験の実施計画書等の作成、治験審査委員会（IRB）への申請、治験届提出
３）GMP基準下での治験原薬製造技術移転、製造設備の立ち上げ
４）治験原薬GMP製造
５）診断基準の作成、公開
６）末梢血多核白血球の細胞内リパーゼ活性測定系の開発
７）CNT-01の体内動態、薬効薬理試験
８）健常人における中鎖脂肪酸濃度の検討
９）TGCV国際登録システムの活用促進
１０）本研究班における知的財産の整備

結果と考察

中鎖脂肪酸含有医薬品を開発し治験開始を目指している本研究は、本年度が非臨床段階（ステップ1）の3年目にあたる。必要な非臨床試験は全て実施され問題はなかった。治験原薬製造技術移転、製造設備の立ち上げも予定通りに経過し、治験原薬GMP製造に入った。診断基準を作成しこれを公開するなど、研究は順調に進み、First-in-human 試験の治験届を提出して臨床段階（ステップ2）に入ることができた。これと同時に、糖尿病性MMPの開発やATGL欠損マウスを用いた血管障害カフモデルの開発といった動物モデルを用いた基礎的研究も引き続き行い、CNT-01のCNT-01の体内動態のを明らかにし、作用メカニズムの詳細を明らかにしたいと考えている。

結論

TGCVに対する診断法の確立のため様々な新規検査法の開発を進め、この結果を盛り込んだ「TGCV診断基準（初版）」を策定し、平成27年3月14日、「TGCV診断の手引き」を公開した。「中鎖脂肪酸含有医薬品（治験薬コード CNT-01）の開発」は順調に進捗した。必要なGLP基準下の毒性試験および安全性薬理試験を実施したのち、医師主導治験の実施計画書等を作成してIRBへ申請し、治験実施が承認された。GMP基準下での治験原薬の製造システムの構築も終了し、治験原薬の予備製造も問題なく完了した。治験実施に向けて準備を進めている。

公開日・更新日

• 公開日: 2015-06-26
• 更新日: -

文献情報

• 文献番号: 201415021B
• 報告書区分: 総合
• 研究課題名: 中性脂肪蓄積心筋血管症に対する中鎖脂肪酸を含有する医薬品の開発
• 研究課題名（英字）: -
• 課題番号: H24-難治等(難)-一般-066
• 研究年度: 平成26(2014)年度
• 研究代表者(所属機関): 平野 賢一(国立大学法人大阪大学 大学院医学系研究科)

研究分担者(所属機関)

• 青江　秀史(大阪大学　知的財産センター)
• 稲葉　亨(京都府立医科大学　感染制御・検査医学教室)
• 植田　初江(国立循環器病研究センター病院　病理部)
• 江副　幸子(大阪大学医学部附属病院　未来医療センター　)
• 加藤　良仁(興和創薬株式会社　学術部　大阪学術課)
• 惠　淑萍(北海道大学大学院保健科学研究院　病態解析学分野)
• 小澤　純二(大阪大学大学院医学系研究科　内分泌・代謝内科学　)
• 小谷　順一(大阪大学大学院医学系研究科　内科学講座　循環器内科学)
• 小林　邦久(福岡大学筑柴病院　内分泌・糖尿病内科)
• 財満　信宏(近畿大学農学部　応用生命化学科)
• 杉村　宏一郎(東北大学大学院医学系研究科　循環器内科学)
• 瀬川　波子(福岡大学医学部医学科　生化学)
• 高木　敦子(国立循環器病研究センター研究所　分子薬理部　構造機能研究室　)
• 田嶋　祥子(興和株式会社　医薬事業部　製品戦略部)
• 谷本　昭英(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科　分子細胞病理学)
• 内藤　博昭(国立循環器病研究センター病院)
• 長澤　康行(兵庫医科大学　内科学　腎・透析科)
• 中村　浩士(山口大学医学部　地域医療推進学講座)
• 羽尾　裕之(兵庫医科大学病院　病院病理部)
• 橋本　守(大阪大学大学院基礎工学研究科　機能創成専攻　生体工学領域)
• 間賀田　泰寛(浜松医科大学　メディカルフォトニクス研究センター)
• 安井　洋子(大阪市立大学大学院　生活科学研究科)
• 安野　哲彦(福岡大学医学部　腎臓・膠原病内科)
• 山田　壮亮(産業医科大学　第2病理学)
• 南都　伸介(大阪大学先進心血管治療学)
• 裏出　良博(大阪バイオサイエンス研究所第２研究部分子行動生物学部門　)
• 千葉　俊明(琉球大学医学部)
• 土井　健史(大阪大学大学院薬学研究科)

• 研究区分: 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【補助金】 難治性疾患等克服研究（難治性疾患克服研究）
• 研究開始年度: 平成24(2012)年度
• 研究終了予定年度: 平成26(2014)年度
• 研究者交替、所属機関変更: -

研究報告書（概要版）

研究目的

中性脂肪蓄積心筋血管症(Triglyceride deposit cardiomyovasculopathy, TGCV)は、心筋および冠状動脈に中性脂肪（以下、TG）が蓄積する結果、青年～壮年層において重症心不全、不整脈、冠動脈硬化症を来す、予後の極めて悪い疾患である。原発性TGCVの原因として、細胞内TG分解の必須酵素であるadipose triglyceride lipase (ATGL)の遺伝的欠損が知られており、その病態形成として心筋細胞内TG含量の増加が関与しているものと考えられている。また、本研究班による解析から、遺伝的原因が未だ明らかでない特発性TGCVも存在する。本研究の目的はTGCVに対する中鎖脂肪酸を主成分とする医薬品（治験薬コード CNT-01）を開発することである。

研究方法

これまでのところ明らかな原発性TGCVの原因は、細胞内TG分解の必須酵素であるadipose triglyceride lipase (ATGL)の遺伝的欠損である。またATGL遺伝子に異常を認めない特発性TGCVも存在する。わが国における患者数は前者が7 例（他、疑診例 3例）、後者は我が国において数万人と推定される。研究班では本症に関する国際シンポジウムを開催し、そのレジストリーを構築するなどグローバル治験も視野に症例数の把握にも務めている。研究班での中鎖脂肪酸を含有する食事療法の経験及び医薬品医療機器総合機構(PMDA)による事前面談、対面助言を基に、CNT-01の規格、服用方法、合成方法、製剤方法を決定した。必要なGLP基準下毒性試験、安全性薬理試験などを実施しCNT-01の安全性を評価した。代表研究者所属機関附属病院薬剤部に製造設備を構築しGMP基準下での治験原薬製造を行った。また、これまでの研究班の成果をまとめ、TGCVの診断のてびき を作成し公開した。First-in-human 試験として特発性TGCVを対象とする第1/2a相試験を実施するため、その治験実施計画書、患者同意説明文書、治験薬概要書を作成し、所属研究機関附属病院において利益相反委員会、治験審査委員会での承認を経て、治験届を提出し臨床段階（ステップ2）に入った。

結果と考察

本研究は本年度が非臨床段階の3年目にあたり、以下のような検討を行ってきた。
1)本症の分類及び病態
2)原発性TGCVの冠動脈病変の解析
3)ATGL遺伝子変異の集積地域の発見
4)治験薬コード CNT-01の規格、投与方法の決定
5)GLP基準下の毒性試験および安全性薬理試験の実施
6)医師主導治験の実施計画書等の作成、IRBへの申請、治験届提出
7)GMP基準下での治験原薬製造技術移転、製造設備の立ち上げ
8)治験原薬GMP製造
9)診断基準の作成、公開
10)TGCV国際登録システムの構築
11)健常人における中鎖脂肪酸濃度の検討
12)TGCV モデル動物の開発とそれらを用いた薬効薬理試験
13)細胞内カプリン酸の動態評価とメタボローム解析
14)末梢血多核白血球の細胞内リパーゼ活性測定系の開発
15)TGCV症例由来iPS細胞の表現型
16)放射性標識脂肪酸誘導体を用いた薬物動態試験
17)CNT-01を用いた薬効薬理試験（非GLP）
18)中鎖脂肪酸食事療法継続中のTGCV 症例の継続的評価、栄養指導
19)TGCV類縁疾患症例の解析
20)本研究班における知的財産の整備
必要な非臨床試験は全て実施され問題はなかったため、First-in-human 試験の治験届を提出して臨床段階に入ることができた。今後は臨床試験と同時に動物モデルを用いた基礎的研究も引き続き行い、CNT-01の作用メカニズムの詳細を明らかにしたいと考えている。
本研究での開発中のCNT-01の主成分である中鎖脂肪酸は、食事療法として歴史があり、その安全性は担保できている。また、希少難病のみならずcommon diseaseに対する食事療法の効果も報告されている。CNT-01をTGCVのみならず多くの疾患に対する医薬品とするべく、研究を推進したいと考えている。

結論

TGCVの臨床像、病態を明らかにし、その疾患概念を確立した。本症の診断を容易とするための新規検査法の開発を進め、この結果を盛り込んだ「TGCV診断基準（初版）」を策定し、平成27年3月14日、「TGCV診断の手引き」を公開した。「中鎖脂肪酸含有医薬品（治験薬コード CNT-01）の開発」は順調に進捗した。必要なGLP基準下の毒性試験および安全性薬理試験を実施したのち、医師主導治験の実施計画書等を作成してIRBへ申請し、治験実施が承認された。GMP基準下での治験原薬の製造システムの構築も終了し、治験原薬の予備製造も問題なく完了した。治験実施に向けて準備を進めている。

公開日・更新日

• 公開日: 2015-06-26
• 更新日: -

行政効果報告

• 文献番号: 201415021C

成果

• 専門的・学術的観点からの成果: 中性脂肪蓄積心筋血管症 (TGCV)の臨床像や、新しい動脈硬化の病態を明らかにする等、その疾患概念を確立した。本症の診断を容易とするための各種新規検査法の開発を進め研究成果をまとめ「TGCV診断基準」を策定し2015年3月に「TGCV診断の手引き」として公開した。本研究で推進している「中鎖脂肪酸含有医薬品（治験薬コードCNT-01）の開発」は第I相試験、第I/IIa相試験において治験薬の安全性が確認された後、多施設共同プラセボ対照ランダム化二重盲検の第IIa相治験が実施された。
• 臨床的観点からの成果: TGCVは、重症の心不全・狭心症を持つ患者に潜在している。TGCVの検査法や診断法の確立により、これまで未診断であった患者の拾い上げが可能になりつつある。我々はスクリーニング法の開発も行っている。中鎖脂肪酸含有医薬品（治験薬コード CNT-01）が実用化されればTGCVに対する世界初の医薬品となる。また、CNT-01はTGCV以外の多くの代謝性疾患にも適応拡大が考えられ、これらの疾患に対して安全性が高くかつ安価な医薬品となることが大きく期待される。
• ガイドライン等の開発: TGCVの臨床像、病態を明らかにし疾患概念を確立した。本症の診断を容易とするための各種新規検査法の開発を進め、その成果をまとめて「TGCV診断基準（初版）」を策定し、2015年3月14日に「TGCV診断の手引き」を公開した。病態の解明の進展に伴い順次改訂を実施している（2016年9月、第４版）。また、国際TGCV症例登録システムを構築、国内外の類縁疾患との比較が可能となり、我が国で発見された新規難病として本年Orphanet J Rare Disease誌に発表した。
• その他行政的観点からの成果: TGCVは、2008年我が国の心臓移植待機症例から発見された。その後の剖検心解析や臨床研究により多くのTGCV患者は未診断で様々な治療を受けている。研究班が開発を進めているTGCVの簡易診断法や治療法が実用化され、TGCVの早期診断・治療アルゴリズムが確立できれば、患者の福音となるのみならず、わが国の厚生行政や医療経済に対する効果は大変大きいと考えられる。
• その他のインパクト: これまで3回のTGCV/NLSD国際シンポジウム、一般社団法人 中性脂肪学会でのシンポジウム、TGCV講演会などを開催し、国内外の専門家から情報を収集すると同時に、国際研究協力体制の構築のための意見を交換している。我々の活動は、NHKニュース（全国）、大手新聞各社、医学情報専門誌などで報道された。海外在住の患者・家族から治験や臨床研究への参加希望が寄せられ、国際臨床研究の準備を行っている。

発表件数

• 原著論文（和文）: 1件
• 原著論文（英文等）: 72件
• その他論文(和文): 25件
• その他論文(英文等): 5件
• 学会発表(国内学会): 78件
• 学会発表(国際学会等): 19件
• その他成果(特許の出願): 2件
• その他成果(特許の取得): 0件
• その他成果(施策への反映): 0件
• その他成果(普及・啓発活動): 0件

特許

• 特許の名称: カプリン酸定量方法
• 詳細情報: 分類: ; 特許番号: 特願2013－224897 ; 発明者名: 惠 淑萍、平野 賢一 ; 出願年月日: 20131030

• 特許の名称: 糖尿病性心血管合併症の予防・治療剤
• 詳細情報: 分類: ; 特許番号: 特願2013－531304 ; 発明者名: 平野賢一、池田善彦、財満信宏、瀬藤光利、安井洋子 ; 出願年月日: 20120827

主な原著論文20編（論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る）

• 原著論文1: Higashi M, Hirano K, Kobayashi K, et al.; Distinct Cardiac Phenotype between Two Homozygotes Born in a Village with Accumulation of a Genetic Deficiency of Adipose Triglyceride Lipase.; Int J Cardiol , 192 , 30-32 (2015); doi:10.1016/j.ijcard.2015.05.004
• 原著論文2: Shrestha R, Hui SP, Imai H, et al.; Plasma capric acid concentrations in healthy subjects determined by high-performance liquid chromatography.; Ann Clin Biochem , 52 , 588-596 (2014); doi:10.1177/0004563215569081
• 原著論文3: Hirano K, Ikeda Y, Sugimura K, et al.; Cardiomyocyte steatosis and defective washout of iodine-123-b-methyliodophenyl-pentadecanoic acid in genetic deficiency of adiposetriglyceride lipase.; Eur Heart J , 36 (9) , 580- (2015); doi:10.1093/eurheartj/ehu417
• 原著論文4: Hirano K, Nagasaka H, Kobayashi K, et al.; Disease-associated Marked Hyperalphalipoproteinemia.; Mol Genet Metab Rep , 1 , 264-268 (2014); doi:10.1016/j.ymgmr.2014.06.001
• 原著論文5: Ikeda Y, Zaima N, Hirano K, et al.; Coronary triglyceride deposition in contemporary advanced diabetics.; Pathol Int , 64 (7) , 325-335 (2014); doi:10.1111/pin.12177
• 原著論文6: Kaneko K, Kuroda H, Izumi R, et al.; A novel mutation in PNPLA2 causes neutral lipid storage disease with myopathy and triglyceride deposit cardiomyovasculopathy: A case report and literature review.; Neuromuscul Disord , 24 (7) , 634-641 (2014); doi:10.1016/j.nmd.2014.04.001
• 原著論文7: Hara Y, Kawasaki N, Hirano K, et al.; Quantitative proteomic analysis of cultured skin fibroblast cells derived from patients with triglyceride deposit cardiomyovasculopathy.; Orphanet J Rare Dis , 8 , 197- (2013); doi:10.1186/1750-1172-8-197
• 原著論文8: Hirano K, Tanaka T, Ikeda Y, et al.; Genetic mutations in adipose triglyceride lipase and myocardial up-regulation of peroxisome proliferated activated receptor-gamma in patients with triglyceride deposit cardiomyovasculopathy.; Biochem Biophys Res Commun , 443 (2) , 574-579 (2014); doi:10.1016/j.bbrc.2013.12.003
• 原著論文9: Ikeda Y, Hirano K, Fukushima N, et al.; A novel type of human spontaneous coronary atherosclerosis with triglyceride deposition.; Eur Heart J , 35 (13) , 875- (2014); doi:10.1093/eurheartj/eht522
• 原著論文10: Inoue T, Kobayashi K, Inoguchi T, et al.; Downregulation of adipose triglyceride lipase in the heart aggravates diabetic cardiomyopathy in db/db mice.; Biochem Biophys Res Commun , 438 (1) , 224-229 (2013); doi:10.1016/j.bbrc.2013.07.063
• 原著論文11: Lin Y, Chiba S, Suzuki A, et al.; Vascular smooth muscle cells isolated from adipose triglyceride lipase-deficient mice exhibit distinct phenotype and phenotypic plasticity.; Biochem Biophys Res Commun , 434 (3) , 534-540 (2013); doi:10.1016/j.bbrc.2013.03.109
• 原著論文12: Kim N, Nakamura H, Masaki H, et al.; Effect of lipid metabolism on male fertility.; Biochem Biophys Res Commun , 485 , 686-692 (2017); doi: 10.1016/j.bbrc.2017.02.103
• 原著論文13: 平野 賢一; 中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV); 診断モダリテイーとしての心筋病理 , 146-147 (2017)
• 原著論文14: Higashi M, Ikeda Y, Miyauchi H, Zaima N, Suzuki A, Li M, Kobayashi K, Naito H, Hirano K; Imaging Modalities for Triglyceride deposit cardiomyovasculopathy.; Annals of Nuclear Cardiology , 3 (1) , 94-102 (2017); doi: 10.17996/anc.17-00028
• 原著論文15: 平野 賢一; 中性脂肪蓄積心筋血管症‐この難病を1日でも早く克服する‐; 日本内科学会誌 , 106 , 2385-2390 (2017)
• 原著論文16: Takagi A, Ikeda Y, Kobayashi K, et al.; Newly developed selective immunoinactivation assay revealed reduction in adipose triglyceride lipase activity in peripheral leucocytes from patients with idiopathic triglyceride deposit cardiomyovasculopathy.; Biochem Biophys Res Commun , 495 (1) , 646-651 (2018); doi:10.1016/j.bbrc.2017.11.070
• 原著論文17: Miyauchi H, Hashimoto C, Ikeda Y, et al.; Diagnostic Criteria and Severity Score for Triglyceride Deposit Cardiomyovasculopathy.; Ann Nucl Cardiol , 4 (1) , 94-100 (2018); doi:10.17996/anc.18-00081
• 原著論文18: Hirano K, Li M, Ikeda Y.; Triglyceride Deposit Cardiomyovasculopathy, in: T.H. Oohashi T, Ramirez F, Barber C (Ed.), “Human Pathobiochemistry: from clinical studies to molecular mechanisms”; Springer, Singapore (https://www.springer.com/jp) , 111-119 (2019); doi.org/10.1007/978-981-13-2977-7
• 原著論文19: Kozawa J, Higashi M, Shimomura I, Hirano K.; Intractable Coronary Artery Disease in a Type 2 Diabetic Patient Presenting With Triglyceride Deposit Cardiomyovasculopathy.; Diabetes Care , 42 (5) , 983-986 (2019); doi:10.2337/dc18-2365
• 原著論文20: Inaba T, Okumura K, Fujita N, Suzuki A, Hirano K; Image in Hematology: Detection of Jordans’ anomaly using compact-type automated hematology analyzer.; Int J Hematol , in press (2019)

公開日・更新日

• 公開日: 2016-05-26
• 更新日: 2019-06-10

収支報告書

• 文献番号: 201415021Z