健やか親子21の推進のための乳幼児健診等の機会を活用した家族の望ましい健康生活習慣形成に関する研究

文献情報

文献番号
200400394A
報告書区分
総括
研究課題名
健やか親子21の推進のための乳幼児健診等の機会を活用した家族の望ましい健康生活習慣形成に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
水嶋 春朔(東京大学医学教育国際協力研究センター)
研究分担者(所属機関)
  • 武見 ゆかり(女子栄養大学栄養学部)
  • 土井 由利子(国立保健医療科学院疫学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 子ども家庭総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成18(2006)年度
研究費
2,400,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
母子保健事業である母子健康手帳交付、乳幼児健診(3ヶ月児健診、1歳6ヶ月児健診、3歳児健診)の機会を活用した子どもの両親などの家族の健康習慣を把握し、よい健康習慣の形成に寄与する手法を開発し、9割以上の高い参加率がある母子保健事業を活用したポピュレーション・ストラテジーとしての有効性を評価するものである。
研究方法
妊娠あるいは育児中の両親の特徴的生活習慣を把握するための食行動、栄養摂取、ストレス、睡眠、疲労などに関する妥当性の立証されている質問項目を中心とした質問票(各時期用4頁)を作成し、東京都内の某市(人口12万人)で、平成17年1、2、3月に実施された母子健康手帳交付時、乳幼児健診(3ヶ月児健診、1歳6ヶ月児健診、3歳児健診)時に合計471名(母子保健手帳交付時36名、3ヶ月児健診時172名、1歳6ヶ月児健診時117名、3歳児健診時146名)の協力(匿名回答)を得て、予備調査を実施し、質問票の妥当性評価を行った。
結果と考察
健康状態について「とても良い」と回答したものの割合は、母子手帳(母41.7%、父16.7%)、3ヶ月(母22.7、父18.0)、1歳6ヶ月(母20.5、父13.7)、3歳(母23.3、父11.6)と低下傾向にあった。
喫煙率は、母子手帳(母0%、父47.2%)、3ヶ月(母11.0、父45.3)、1歳6ヶ月(母10.3、父35.0)、3歳(母8.2、父30.8)で、育児中の母親の喫煙率は8.2から11.0%と一定割合見られ、父親の喫煙率は低下する傾向にあった。食生活に「とても満足」しているものの割合は、母子手帳(母13.9%、父19.4%)、3ヶ月(母16.9、父23.3)、1歳6ヶ月(母11.1、父19.7)、3歳(母16.4、父16.4)であった。
ストレスを感じることが「たびたびあった」ものは、母子手帳(母25.0%、父5.6%)、3ヶ月(母33.7、父23.3)、1歳6ヶ月(母29.1、父22.2)、3歳(母32.9、父24.0)と、母親において高くなる傾向にあった。
結論
妊娠あるいは育児中の両親の特徴的生活習慣を把握するための食行動、栄養摂取、ストレス、睡眠、疲労などに関する簡易調査票の開発のための予備調査を実施し、親の健康状態、喫煙、睡眠などの状況が把握された。また、児の食行動・食形態の発達が、親自身の食生活を振り返り、変容することにつながっていると考えられ、子育て世代の食生活改善のためには、母子保健事業の機会をとらえて親に働きかけることの必要性と有効性が、改めて示唆された。

公開日・更新日

公開日
2005-04-20
更新日
-