臨床効果データベースの構築・運用法の標準化に関する研究

文献情報

文献番号
201620029A
報告書区分
総括
研究課題名
臨床効果データベースの構築・運用法の標準化に関する研究
課題番号
H28-医療-一般-020
研究年度
平成28(2016)年度
研究代表者(所属機関)
水島 洋(国立保健医療科学院 研究情報支援センター)
研究分担者(所属機関)
  • 木村 円(国立精神神経医療研究センター)
  • 小林 慎治(京都大学 医学部)
  • 佐藤 洋子(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 地域医療基盤開発推進研究
研究開始年度
平成28(2016)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
10,000,000円
研究者交替、所属機関変更
なし

研究報告書(概要版)

研究目的
厚生労働省で行われている臨床効果データベース構築事業においてはこれまで各学会においてデータベースが構築されている状態にあるが、構築の際の目安となるガイドラインがなかったために、統一がとられておらず、今後の統合も難しい。今回、ガイドラインの基礎となる考え方に関しての提言を行う。
研究方法
欧州や米国における臨床データベースのガイドラインに関する調査を行い、その翻訳をする。また、臨床データベースに関する技術動向に関する調査も行う。一方、これらを踏まえた統合可能な登録プラットフォームを開発し、特に、匿名化された個人の名寄せを行う機能を開発する。
これらの情報をもとに、ガイドラインの基礎となる考え方に関しての提言を行った。
結果と考察
今回、国内外の疾患レジストリーに関する調査をおこなった。特に欧州のPARENTガイドラインについては要約翻訳、OpenEHRの翻訳、米国AHRガイドラインは目次のみの訳をおこなった。さらに患者登録に関する技術動向を調査することによって、ガイドラインの基礎となる考え方に関しての提言を行った。一方、統合的レジストリーシステムのプラットフォームとなるサーバーを構築し、基本情報が匿名加工された個人の名寄せを行うシステムについての開発も行った。今後、Wikiシステムなどを用いて多くの研究者共同で、Good Registry Practiceとなるようなガイドラインを作成することが望まれる。
結論
国内外の臨床データベースのガイドラインに関する調査を行い、さらに、医療情報学に関する最近の動向を調査した。また、データベースの統合のためのプラットフォームを構築し、匿名データの名寄せシステムを開発した。これらに基づいて、我が国におけるレジストリーのガイドラインを作成した。

公開日・更新日

公開日
2017-09-11
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2017-09-11
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
201620029C

収支報告書

文献番号
201620029Z