文献情報
文献番号
201502003A
報告書区分
総括
研究課題名
患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計に関する研究
課題番号
H27-統計-一般-001
研究年度
平成27(2015)年度
研究代表者(所属機関)
橋本 修二(藤田保健衛生大学 医学部衛生学講座)
研究分担者(所属機関)
- 野田 龍也(奈良県立医科大学 健康政策医学講座)
- 谷原 真一(福岡大学 医学部衛生・公衆衛生学教室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
平成27(2015)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
2,300,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
患者調査に基づいて傷病別の外来患者の診療間隔や入院患者の入院期間などの詳細な受療状況の年次変化を解析し、レセプトデータを用いて複数の医療施設・傷病の受療状況を解析するとともに、総患者数の推計方法と副傷病の取り扱い方法を検討することを目的とした。これらの検討結果を総括し、患者調査への提言をまとめることを目指した。
研究方法
研究の進め方としては、第1回研究班会議を平成27年6月に開催し、研究計画を具体化するとともに、研究課題に関する意見交換を行った。その後、各研究者が互いに連携しつつ研究を進め、必要に応じて会議を随時開催した。10月末に各研究課題の進捗状況を確認した。第2回研究班会議を平成28年1月に開催し、研究結果を議論した。その議論を踏まえて、各研究結果をまとめるとともに、これらの研究結果を総括した。
結果と考察
本年度は2年計画の初年度として、データ解析の基礎的検討と課題の整理を中心とした。分担課題「(1)患者調査データの解析」では外来患者の診療間隔と入院患者の入院期間の解析を開始し、1996~2011年での診療間隔の延伸傾向などを観察した。「(2)レセプトデータの解析」では複数の医療施設・傷病の受療状況の解析に向けて、2種類の大規模レセプトデータ(健康保険組合と国保・高齢者医療)を入手し、受療傷病数の分布などを観察した。「(3)患者調査の方法の検討」では総患者数の推計方法、副傷病の取り扱い方法、診療状況の年次推移に関する検討を開始し、検討課題を整理した上で、主な検討課題の平均診療間隔による総患者数への影響の試算などを行った。
結論
患者調査に基づく受療状況の解析と総患者数の推計について、次年度の研究目的の達成に向けて、当初の計画通り、研究の準備がおおよそ完了したと考えられる。
公開日・更新日
公開日
2016-06-15
更新日
-