がんの診療科データベースとJapanese National Cancer Database (JNCDB)の構築と運用

文献情報

• 文献番号: 201220041A
• 報告書区分: 総括
• 研究課題名: がんの診療科データベースとJapanese National Cancer Database (JNCDB)の構築と運用
• 課題番号: H22-3次がん-一般-043
• 研究年度: 平成24(2012)年度
• 研究代表者(所属機関): 沼崎 穂高(大阪大学大学院 医学系研究科)

研究分担者(所属機関)

• 手島　昭樹(大阪大学大学院　医学系研究科)
• 三木　恒治(京都府立医科大学大学院)
• 日月　裕司(国立がん研究センター中央病院)
• 笠松　高弘(国立がん研究センター中央病院)
• 木下　貴之(国立がん研究センター中央病院)
• 呉屋　朝幸(杏林大学医学部)
• 山内　智香子(滋賀県立成人病センター)
• 宇野　隆(千葉大学大学院)
• 中村　和正(九州大学大学院医学研究院)
• 角　美奈子(国立がん研究センター中央病院)
• 戸板　孝文(琉球大学大学院　医学研究科)
• 古平　毅(愛知がんセンター中央病院)
• 権丈　雅浩(広島大学大学院)
• 小川　和彦(大阪大学医学部附属病院)
• 鹿間　直人(埼玉医科大学)
• 大西　洋(山梨大学　医学部)
• 小泉　雅彦(大阪大学大学院　医学系研究科)
• 安藤　裕(放射線医学総合研究所重粒子線医科学センター病院)
• 中川　恵一(東京大学大学院)
• 塚本　信宏(済生会横浜市東部病院)
• 小塚　拓洋(癌研有明病院)
• 寺原　敦朗(東邦大学医療センター大森病院)
• 佐々木　茂(信州大学　医学部)

• 研究区分: 厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 第３次対がん総合戦略研究
• 研究開始年度: 平成22(2010)年度
• 研究終了予定年度: 平成25(2013)年度
• 研究費: 11,154,000円
• 研究者交替、所属機関変更: -

研究報告書（概要版）

研究目的

臨床治療面を重視したがん診療科データベースを普及させて、日本放射線腫瘍学会（JASTRO）と連携して放射線治療の症例登録をできるデータベースの開発と運用を行う。それによりNCDや他臓器がん登録と連携して臨床治療面を重視した全国がん診療評価システムを構築することに貢献する。

研究方法

1. 院内がん登録、地域がん登録とのデータ連携
2. 臓器別がん登録との連携
3. 放射線治療情報システム（治療RIS）へのJNCDBフォーマットの装填
4. 放射線治療計画再評価システムの構築
5. JNCDBの項目の再検討
6. 放射線治療症例全国登録の準備
7. がん登録法制化検討の継続
8. 全国放射線治療施設構造調査の継続・支援

結果と考察

1. 院内がん登録支援ソフトウェアHos-CanR Plusとのデータ連携を検討・確認した。
2. 食道癌全国登録のソフトウェア開発、データ収集、解析を行った。他4疾患に関しては調査項目の再検討を行った。
3. IHE-J ROと連携して、治療RISへのJNCDB基本DBフォーマットの装填を企業に働きかけた。
4. 放射線治療計画データ（画像データ含む）を集積，検討，閲覧できるwebシステムを構築した。
5. 基本DBの検討と最終決定を行った。
6. JASTROの事業として、平成25年4月の全国登録を開始することとなった。
7. がん登録法制化の動きに放射線治療情報の症例登録を含めてもらうように働きかけた。
8. JASTROの事業である定期構造調査の2011年分データの集積、2010年分データの解析を行っている。

結論

JNCDB開発運用により我が国のがん診療の実態が正確に把握され、医療現場の診療の質向上に具体的に寄与しうる。

公開日・更新日

• 公開日: 2013-05-28
• 更新日: -

収支報告書

• 文献番号: 201220041Z
• 報告年月日: 2014年02月27日

収入

• (1)補助金交付額: 14,500,000円
• (2)補助金確定額: 14,500,000円
• 差引額 [(1)-(2)]: 0円

支出

研究費 (内訳)	直接研究費	物品費	5,020,968円
		人件費・謝金	3,406,318円
		旅費	1,396,100円
		その他	1,330,818円
	間接経費		3,346,000円
	合計		14,500,204円

備考

備考

自己資金148円
利息　　 56円

公開日・更新日

• 公開日: 2015-10-14
• 更新日: -