食事摂取状況等を考慮したいわゆる「健康食品」の安全性確保に資する研究

文献情報

文献番号
202528002A
報告書区分
総括
研究課題名
食事摂取状況等を考慮したいわゆる「健康食品」の安全性確保に資する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23KA1009
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
村上 健太郎(東京大学 大学院医学系研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 朝倉 敬子(東邦大学医学部社会医学講座予防医療学分野)
  • 松本 麻衣(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・政策研究センター)
  • 登田 美桜(国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部)
  • 篠崎 奈々(東京大学 医学系研究科 公共健康医学専攻 社会予防疫学分野)
研究区分
食品衛生基準科学研究費補助金 分野なし 食品安全科学研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
8,171,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
サプリメントについては、その摂取量や摂取頻度、摂取目的といった利用実態が不明である。また、日常の食事に加えて摂取されるサプリメントは、ある成分の過剰摂取を招き、健康被害を誘発する要因の一つとなる可能性があるが、実態は不明である。このような状況を打破するためには、①サプリメントの摂取状況を十分に把握できるような緻密な食事データの収集(既存データの活用も含む)および②サプリメントの栄養素等含有量データベースの充実を目的として研究を実施した。
研究方法
新規の食事調査等データをまとめたうえ、「日本人の食事摂取基準2020年版」で策定されている耐用上限量を超える者の分布とその特性を明らかにする。この検討は、必要に応じて既存の食事データを用いても行なう。
また、諸外国のサプリメント関連規制を調査した。
結果と考察
サプリメントの栄養素等含有量データベースが(ある程度)構築され、また、性・年齢階級ごとの各種栄養素等の摂取量への各種サプリメントの寄与割合が明らかになった。
また、世界各国でサプリメント摂取状況をどのように調査・測定しているかについて、学術論文を網羅的かつ系統的に収集・読解するレビュー作業を完了した。
結論
サプリメントの栄養素等含有量データベースを構築し、性・年齢階級ごとの各種栄養素等の摂取量への各種サプリメントの寄与割合が明らにした。また、世界各国でサプリメント摂取状況をどのように調査・測定しているかについて、学術論文を網羅的かつ系統的に収集・読解するレビュー作業を完了し、Journal of Nutritionに掲載された。

公開日・更新日

公開日
2026-06-19
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2026-06-19
更新日
-

文献情報

文献番号
202528002B
報告書区分
総合
研究課題名
食事摂取状況等を考慮したいわゆる「健康食品」の安全性確保に資する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23KA1009
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
村上 健太郎(東京大学 大学院医学系研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 朝倉 敬子(東邦大学医学部社会医学講座予防医療学分野)
  • 松本 麻衣(国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 国立健康・栄養研究所 栄養疫学・政策研究センター)
  • 畝山 智香子(国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部)
  • 登田 美桜(国立医薬品食品衛生研究所 安全情報部)
  • 篠崎 奈々(東京大学 医学系研究科 公共健康医学専攻 社会予防疫学分野)
研究区分
食品衛生基準科学研究費補助金 分野なし 食品安全科学研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
サプリメントについては、その摂取量や摂取頻度、摂取目的といった利用実態が不明である。また、日常の食事に加えて摂取されるサプリメントは、ある成分の過剰摂取を招き、健康被害を誘発する要因の一つとなる可能性があるが、実態は不明である。このような状況を打破するためには、①サプリメントの摂取状況を十分に把握できるような緻密な食事データの収集(既存データの活用も含む)および②サプリメントの栄養素等含有量データベースの充実を目的として研究を実施した。
研究方法
サプリメントの栄養素等含有量データベースを既存の食事データとつなぎ合わせ、各種栄養素等の摂取量への各種サプリメントの寄与割合を算出した。
新規の食事調査等データをまとめたうえ、「日本人の食事摂取基準2020年版」で策定されている耐用上限量を超える者の分布とその特性を調べた。
さらに、世界各国でサプリメント摂取状況をどのように調査・測定しているかについて、学術論文を網羅的かつ系統的に収集・読解するレビュー作業を実施した。
結果と考察
サプリメントの栄養素等含有量データベースが(ある程度)構築され、また、性・年齢階級ごとの各種栄養素等の摂取量への各種サプリメントの寄与割合が明らかになった。
また、世界各国でサプリメント摂取状況をどのように調査・測定しているかについて、学術論文を網羅的かつ系統的に収集・読解するレビュー作業を完了した。
結論
サプリメントの栄養素等含有量データベースを構築し、性・年齢階級ごとの各種栄養素等の摂取量への各種サプリメントの寄与割合が明らにした。また、世界各国でサプリメント摂取状況をどのように調査・測定しているかについて、学術論文を網羅的かつ系統的に収集・読解するレビュー作業を完了し、Journal of Nutritionに掲載された。

公開日・更新日

公開日
2026-06-19
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
研究成果の刊行に関する一覧表
研究成果の刊行に関する一覧表
研究成果の刊行に関する一覧表
その他

公開日・更新日

公開日
2026-06-19
更新日
-

行政効果報告

文献番号
202528002C

成果

専門的・学術的観点からの成果
サプリメントの栄養素等含有量データベースを構築し、性・年齢階級ごとの各種栄養素等の摂取量への各種サプリメントの寄与割合を明らかにした。新規の食事調査データをまとめたうえで既存データとの統合的な分析を行い、摂取実態の把握精度を高めた。また、世界各国におけるサプリメント摂取状況の調査・測定方法について学術論文を網羅的かつ系統的に収集・読解するレビュー作業を完了し、Journal of Nutritionに掲載された。
臨床的観点からの成果
「日本人の食事摂取基準2020年版」で策定されている耐用上限量を超える者の分布とその特性を明らかにした。サプリメントの過剰摂取が健康被害を誘発する要因となり得ることを示し、摂取量・摂取頻度・摂取目的の実態把握に向けた基礎的知見を提供した。日常の食事に加えて摂取されるサプリメントによる特定成分の過剰摂取リスクを可視化し、臨床現場での適切な指導・介入の根拠となるデータが整備された。
ガイドライン等の開発
サプリメントの摂取状況を十分に把握できる厳密な食事データの収集手法を検討し、既存データの活用も含めた調査手法の標準化に向けた基盤を整備した。また、諸外国のサプリメント関連規制を網羅的に調査・整理し、各国の規制の特徴や共通点を体系的にまとめた。これらの知見は、国内におけるサプリメントに関するガイドラインや規制策定の際の比較参照資料として活用が期待される。
その他行政的観点からの成果
サプリメントの栄養素等含有量データベースの充実を図ったことで、行政によるサプリメントの安全性評価や摂取実態の継続的な監視に資する基盤が構築された。諸外国の規制状況との比較検討を通じ、国内におけるサプリメントの適切な管理・指導に向けた政策立案の参考情報が提供された。今後の食品安全行政において、科学的根拠に基づいた規制・普及啓発施策の立案に貢献することが期待される。
その他のインパクト
本研究の成果はJournal of Nutritionへの掲載により国際的に発信され、日本のサプリメント研究の知見が世界に広く共有された。また、性・年齢階級別の詳細なデータ整備により、消費者への適切なサプリメント利用に関する普及啓発や、医療・栄養専門職による個別指導の質向上にも寄与することが期待される。さらに、国民の健康増進と過剰摂取による健康被害の予防に向けた社会的関心の喚起にもつながると考えられる。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
4件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Shinozaki N, Murakami K, Masayasu S et al.
Usual Nutrient Intake Distribution and Prevalence of Nutrient Intake Inadequacy among Japanese Children and Adults: A Nationwide Study Based on 8-Day Dietary Records.
Nutrients , 15 (24) , 5113-5113  (2023)
10.3390/nu15245113
原著論文2
Sugimoto M, Asakura K, Shinozaki N et al.
Contribution of fortified foods and dietary supplements to total nutrient intakes and their adequacy in Japanese adults.
BMC Nutr , 10 (1) , 125-125  (2024)
10.1186/s40795-024-00935-w
原著論文3
Sugimoto M, Asakura K, Shinozaki N et al.
Prevalence and Associated Factors of Excessive Dietary Supplement Use Among Japanese Adults: Cross-Sectional Study.
Interact J Med Res , 15 , e82623-e82623  (2026)
10.2196/82623
原著論文4
Yuan X, Matsumoto M, Fujiwara A et al.
Development and Validation of Questionnaires for Quantifying Intake from Dietary Supplements: A Scoping Review.
J Nutr , 156 (4) , 101402-101402  (2026)
10.1016/j.tjnut.2026.101402

公開日・更新日

公開日
2026-06-19
更新日
-

収支報告書

文献番号
202528002Z