文献情報
文献番号
202318026A
報告書区分
総括
研究課題名
薬剤耐性(AMR)アクションプラン2023-2027年の実行における課題解決のための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23HA2002
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
大曲 貴夫(国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 国際感染症センター)
研究分担者(所属機関)
- 今中 雄一(京都大学 医学研究科)
- 村木 優一(三重大学医学部附属病院 薬剤部)
- 大毛 宏喜(国立大学法人広島大学 病院 感染症科)
- 倉井 華子(静岡県立静岡がんセンター感染症内科)
- 藤友 結実子(国立研究開発法人国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
36,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究の前身、前前身である厚生労働行政推進調査事業費研究「薬剤耐性(AMR)アクションプランの実行に関する研究」では2016年に策定された日本政府の「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」に必要なサーベイランス、教育手法、医療経済的影響について検討してきた。令和6年に同プランは改訂された。従来のアクションプランの中で課題となった点について、改訂版アクションプランで取り組み改善していく必要がある。よってそれらの課題を解決し新アクションプランの実行に必要な科学的知見を得ることを本研究の目的とする。
研究方法
課題を以下のテーマに分割して各分担者で担当し、研究を行った:
1. 医療関連感染(HAI)サーベイランスに関する研究(研究代表者 大曲 貴夫)
2. 抗菌薬使用(AMU)サーベイランスに関する研究(研究代表者 大曲 貴夫)
3. 抗菌薬使用(AMU)サーベイランスに関する研究(研究分担者 村木優一)
4. 抗微生物薬適正使用(AMS)サーベイランスに関する研究(研究代表者 大曲 貴夫)
5. 地域での薬剤耐性と抗菌薬使用の関係に関する研究(研究分担者 大毛 宏喜)
6. 地域でのAMR対策の推進モデルの確立のための研究(研究分担者 倉井 華子
7. AMR対策の教育啓発(研究代表者 大曲 貴夫)
8. AMRの医療経済的評価(研究分担者 今中 雄一)
9. ワンヘルスアプローチおよび国際協力の推進に係る研究研究分担者(藤友 結実子)
1. 医療関連感染(HAI)サーベイランスに関する研究(研究代表者 大曲 貴夫)
2. 抗菌薬使用(AMU)サーベイランスに関する研究(研究代表者 大曲 貴夫)
3. 抗菌薬使用(AMU)サーベイランスに関する研究(研究分担者 村木優一)
4. 抗微生物薬適正使用(AMS)サーベイランスに関する研究(研究代表者 大曲 貴夫)
5. 地域での薬剤耐性と抗菌薬使用の関係に関する研究(研究分担者 大毛 宏喜)
6. 地域でのAMR対策の推進モデルの確立のための研究(研究分担者 倉井 華子
7. AMR対策の教育啓発(研究代表者 大曲 貴夫)
8. AMRの医療経済的評価(研究分担者 今中 雄一)
9. ワンヘルスアプローチおよび国際協力の推進に係る研究研究分担者(藤友 結実子)
結果と考察
令和6年度には、薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの実行に必要な疾病負荷の算出、医療分野での抗菌薬使用量販売量の変化とその要因、広域抗菌薬使用の標準化のための指標の設定等の成果が得られた。また地域での対策推進のための事例の集積、地域での対策の効果測定の基盤作りが始まった。
結論
薬剤耐性(AMR)対策アクションプランの実行においては病院・診療所・介護施設等を含む地域全体の医療と介護の場において、サーベイランス、抗菌薬使用量・適正使用、教育啓発、医療経済上の知見を得る必要がある。本研究班ではこれらの知見を継続して得ていく。
公開日・更新日
公開日
2025-06-23
更新日
-