肝炎等の早期克服のための総合的推進に関する総括研究

文献情報

文献番号
200933041A
報告書区分
総括
研究課題名
肝炎等の早期克服のための総合的推進に関する総括研究
課題番号
H20-肝炎・指定-015
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
藤井 紀男(国立感染症研究所 企画調整主幹)
研究分担者(所属機関)
  • 鈴木 哲朗(国立感染症研究所 ウイルス第二部室長)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 肝炎等克服緊急対策研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
肝炎関連研究に関する情報の収集、肝炎等克服緊急対策研究事業の企画・評価の支援及びこれらの実施を通じて評価者、研究者等への支援方法等についての検討を行い、我が国における肝炎等の早期克服のための対策実施に資する肝炎関連研究の総合的推進に寄与する。
研究方法
1.肝炎等克服緊急対策研究事業の企画・評価等の支援:肝炎等克服緊急対策研究事業により実施される公募研究課題に関し、1)肝炎関連研究の専門家による評価組織との連絡、情報共有等、2)研究協力者等による研究班会議への出席及び研究の進捗状況の把握・還元等、3)研究成果のとりまとめと成果発表会の実施等
2.肝炎関連研究に関する情報収集:国内外の会議への参加と関係者との情報共有
3.研究の企画・評価等の支援方法の検討:1.2.の実施を通し、今後の研究の企画・評価、研究実施に対する支援方法についての検討 を行う。
結果と考察
平成21年度に肝炎等克服緊急対策研究事業で実施された公募研究課題43課題を対象に「研究方法」の1を実施するとともに、来年度以降の研究課題の検討に資する情報提供を行った。また、肝炎関連研究に関する国内外の関連会議に参加して情報収集を行った。研究の企画・評価の支援方法の検討については、アンケート等を行い、その結果に基づいて可能な改善を図った。
研究事業の効果的・効率的な推進のためには、研究課題の適切な設定と研究者の選定及び費用の妥当な配分、研究の実施支援と評価、さらにその評価を踏まえた課題の設定と研究者の選定、実施というサイクルを円滑にまわすことが重要である。今後さらに、肝炎関連研究や行政ニーズに関する情報の収集及び関係者との円滑な情報共有を図ることが必要である。また、近年の研究事業の規模拡大に伴い評価作業が増大しており、これらの作業の効率化も課題と考えられる。
結論
来年度は、研究成果や関連情報等を評価者、研究者、行政担当者と円滑に共有するための具体的な方策の検討とその試行・検証を行うことを含め、さらに適切かつ円滑な研究の企画・評価・実施の支援方法について検討・提案を行い、肝炎関連研究の効果的・効率的な実施に貢献したい。

公開日・更新日

公開日
2011-06-06
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2011-02-16
更新日
-