肝炎等の早期克服のための総合的推進に関する総括研究

文献情報

文献番号
200831033A
報告書区分
総括
研究課題名
肝炎等の早期克服のための総合的推進に関する総括研究
課題番号
H20-肝炎・指定-015
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
藤井 紀男(国立感染症研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 鈴木 哲朗(国立感染症研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 肝炎等克服緊急対策研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
厚生労働科学研究費補助金肝炎等克服緊急対策研究事業を適切かつ円滑で効果的に実施することは、厚生労働省の肝炎対策の推進において必須であり、本研究課題では、関連研究に関する情報収集・調査及び肝炎研究の専門家(以下「評価委員」)等による適切な研究の企画・評価を行うとともに、肝炎等の早期克服に資する研究の総合的な推進のための情報収集、課題の検討等を行う。
研究方法
1.肝炎等克服緊急対策研究の企画・評価:平成20年度に肝炎等緊急対策研究事業において実施された公募研究課題についての研究の進捗状況の把握及び評価、今後実施すべき研究課題の検討、研究者の選考等について、1)肝炎研究の専門家による評価組織の設置、2)プログラムオフィサー(研究協力者)等による研究班会議に出席及び研究の進捗状況の把握、3)肝炎研究の企画・評価に必要な情報収集、調査、4)研究成果発表会等の実施、5)評価委員による研究課題の評価 を実施した。
2.情報収集、実地調査等:肝炎対策に関連する会議の状況・計画等を把握するとともに、米国肝臓病学会への参加(研究分担者)等により情報収集を行い、研究課題等の検討を行った。
結果と考察
 全公募課題32課題中18課題の研究班会議開催に出席して評価レポートを作成し、評価委員に情報提供を行った。また、全研究課題の研究代表者に対して成果概要の作成を依頼するとともに、2年目及び3年目研究課題については研究成果発表会を実施してヒアリング等を行い、評価委員により1年目、2年目の研究課題の中間評価、3年目研究課題の事後評価を行った。また、平成21年度研究課題の作成に資する参考資料を作成するとともに、申請課題について評価委員による事前評価を行ってその結果を厚生労働省本省へ提供した。
 我が国における肝炎研究は、国民の期待を背景に基礎・臨床・社会科学等の分野の研究が意欲的に推進されているが、多岐にわたる研究分野における研究に対しては、研究課題毎の評価の視点を踏まえ、客観的な評価方法、適切な支援方法について検討することが必要と考えられた。
結論
 本研究課題は、肝炎等克服緊急対策研究の効果的・効率的な実施ならびに肝炎対策の推進に一定の寄与ができたものと考える。今後とも、さらに肝炎研究を効果的・効率的に実施するため、適切な企画・評価及びその方法等の改善について検討するとともに、引き続き肝炎研究の推進に資する情報収集、調査を行い、我が国の肝炎対策の一層の推進に寄与していきたい。

公開日・更新日

公開日
2009-04-06
更新日
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