新興・再興感染症研究事業の企画及び評価に関する研究

文献情報

文献番号
200829048A
報告書区分
総括
研究課題名
新興・再興感染症研究事業の企画及び評価に関する研究
課題番号
H20-新興・指定-019
研究年度
平成20(2008)年度
研究代表者(所属機関)
藤井 紀男(国立感染症研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 中嶋 建介(国立感染症研究所)
  • 倉田 毅(富山県衛生研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
10,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
 厚生労働科学研究費補助金新興・再興感染症研究事業を適切かつ円滑で効果的に実施することは厚生労働省の感染症対策の推進において必須であり、本研究課題では、必要な情報収集、調査及び感染症研究の専門家(以下「評価委員」)等による適切な研究の企画・評価を行うとともに、新興・再興感染症対策の推進のための情報収集、課題等について検討を行う。
研究方法
1.新興・再興感染症研究の企画・評価
 平成20年度に新興・再興感染症研究事業において実施された公募研究課題についての研究の進捗状況の把握及び評価、今後実施すべき研究課題の検討、研究者の選考等について検討した。
2.情報収集、実地調査等
 感染症対策に関連する会議の状況等を把握するとともに、日中韓感染症対策フォーラム、日中韓保健大臣会合及び高病原性鳥インフルエンザ゙・新型インフルエンザ゙対策国際シンポジウムへの参加、台湾、韓国、中国、インド、フランスの関係機関への訪問等により情報収集を行った。
結果と考察
1.新興・再興感染症研究の企画・評価
(1)研究課題の進捗状況の把握
 研究班会議開催に出席して各研究の進捗状況の把握、意見交換等を行い、評価レポートを作成して評価委員に情報提供を行った。
(2)平成20年度研究課題の評価
 全研究課題の研究代表者に対して成果概要の作成を依頼するとともに、2年目及び3年目研究課題については研究成果発表会を実施してヒアリング等を行い、評価委員により1年目、2年目の研究課題の中間評価、3年目研究課題の事後評価を行った。また、平成21年度公募課題の作成に資する参考資料を作成するとともに、申請課題について評価委員による事前評価を行ってその結果を厚生労働省本省へ提供した。
結論
 本研究課題は、新興・再興感染症研究を効果的・効率的な実施ならびに感染症対策の推進に一定の寄与ができたものと考える。今後とも関連研究の適切な企画・評価及び情報収集の方法等の改善についてさらに検討を行う必要がある。

公開日・更新日

公開日
2010-01-12
更新日
-