病原体保管、輸送、廃棄における一括管理システムの開発

文献情報

文献番号
200726016A
報告書区分
総括
研究課題名
病原体保管、輸送、廃棄における一括管理システムの開発
課題番号
H18-新興-一般-003
研究年度
平成19(2007)年度
研究代表者(所属機関)
篠原 克明(国立感染症研究所 バイオセーフティ管理室)
研究分担者(所属機関)
  • 倉田 毅(富山県衛生研究所)
  • 駒野 淳(国立感染症研究所 エイズ研究センター)
  • 高田 礼人(北海道大学 人獣共通感染症リサーチセンター)
  • 小暮 一俊(日立アプライアンス 株式会社)
  • 中嶋 建介(国立感染症研究所 国際協力室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 新興・再興感染症研究
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成20(2008)年度
研究費
76,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
平成19年6月に感染症法が改正、施行されたが、バイオセーフティ及びバイオセキュリティの管理と運用に関するハードウエアならびに管理体制の整備は不十分である。本研究では、病原体取扱いにおけるトレーサービリティを一括管理する各種機器、装置と総合管理ソフトを新らたに開発する。その成果を基に、国内及び国際的なバイオセーフティとバイオセキュリティ管理システムの統一化を目指す。
研究方法
個体識別技術を用い、病原体の管理を限りなく最小保管単位とした情報収集システム及び情報管理システムを構築する。具体的には、試料容器一本単位において、内容物情報をICタグなどに記録、書き換え、アップデートし、その履歴を自動的かつリアルタイムでデータベースに送付して集中管理する。また、使用病原体と使用機器、防護具などのマッチング並びに滅菌や処理効果の判定などのバイオハザード対策を同時に実践できるシステムとする。
結果と考察
本年度は、試作した情報収集、伝達、管理装置及び管理ソフトの改良を行い、システム全体の性能と整合性について検証した。
1.関連情報及び検討課題の継続調査。
2.システム運用用容器及び情報伝達機能付安全キャビネット、冷凍庫、防護服などの改良及び検証。
3.情報収集、伝達、データー管理機器の性能評価。
4.情報管理ソフトの改良、整合性評価。
5.一括管理システムフロー図式化及び各要件の検討。
6.病原体輸送管理システム用機器、器具の検討及び輸送試験。
7.システム全体の運用試験。
その結果、必要な情報の収集と伝達は基本性能を確保できており、それらの情報を管理、運用する試作ソフトも基本性能は確保できた。今後、汎用性、コストパフォーマンスなどについて検証と改良を行い、国内及び国際標準化に関する検討を行う予定である。
結論
1.病原体の保管、管理システムは、国内並びに国際的な協調性が必要である。
2. システム構築の為の機器、装置及び運用ソフトの検証と改良を行っている。
3. システム管理フローモデルを作製し、管理システムの改良を重ねている。
4.開発した装置、ソフトを用いて、情報収集、伝達、蓄積、管理の運用試験を行っている。
5.今後さらに、システム構成機器、装置、ソフトの改良と試験を継続し、汎用性、コストパフォーマンス、ITセキュリティなどについて検討と改良を行う。
6.病原体管理における国内及び国際標準化に関する検討を行う予定である。

公開日・更新日

公開日
2008-05-02
更新日
-