文献情報
文献番号
200401011A
報告書区分
総括
研究課題名
症状・所見の標準化と診療分析手法の開発
研究課題名(英字)
-
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
藤田 伸輔(兵庫医科大学(篠山病院))
研究分担者(所属機関)
- 木村通男(浜松医科大学)
- 高林克日己(千葉大学医学部)
- 武隈良治(医療情報システム開発センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
9,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
診療を分析して医療の質を高めるため、平成15年度に作製した身体所見の標準化マスター(愛称:PHYXAM)の改良と症状の標準化マスター作製を目指した。
研究方法
1)PHYXAM
電子カルテを用いてフィールドワークを実施し、PHYXAMの改良に着手した。
PHYXAMの普及を目指し、説明会の開催と英訳、APAMI Working Group Meetingにおいて英語版の紹介を行った。
2)症状の標準化ファイル
SNOMED-CTとMedDRAとICPC-2の分析を行い、症状の構造化・標準化を行った。
3)症状の標準化・ICPC-2・PHYXAMの連携
症状の標準化とICPC-2の連携テーブル、ICPC-2とPHYXAMの連携テーブルを作製した。
4)症状・所見の標準化を用いたデータウェアハウス作製
模擬患者データを用いて症状・所見の標準化による患者データの送信・分析実験を行った。
電子カルテを用いてフィールドワークを実施し、PHYXAMの改良に着手した。
PHYXAMの普及を目指し、説明会の開催と英訳、APAMI Working Group Meetingにおいて英語版の紹介を行った。
2)症状の標準化ファイル
SNOMED-CTとMedDRAとICPC-2の分析を行い、症状の構造化・標準化を行った。
3)症状の標準化・ICPC-2・PHYXAMの連携
症状の標準化とICPC-2の連携テーブル、ICPC-2とPHYXAMの連携テーブルを作製した。
4)症状・所見の標準化を用いたデータウェアハウス作製
模擬患者データを用いて症状・所見の標準化による患者データの送信・分析実験を行った。
結果と考察
1)PHYXAMの改良
昨年度作製したPHYXAMをフィールドワークに基づき820項目の修正を行った。またマスター変更の手順決定と変更後のチェック用ルーチン9本を設定した。
英語版の作製ではマスタの改訂を直ちに英語版及び他言語版に反映することを目指してPHYXAMから単語を抽出し翻訳する方式を採用した。この結果をAPAMI Working Groupに紹介し、標準としての採用を働きかけた。
2)症状の標準化
ICPC-2を基とし、5W1H記載を付加して標準化を行った。
3)標準化の連携
症状の標準化→ICPC-2、ICPC-2→PHYXAMマッチングテーブルを作製し、症状からICPC-2へのコーディング、記載すべき身体所見の絞り込みを可能にした。
4)データウェアハウス
模擬データウェアハウスを構築し、その実現性を調査した。
昨年度作製したPHYXAMをフィールドワークに基づき820項目の修正を行った。またマスター変更の手順決定と変更後のチェック用ルーチン9本を設定した。
英語版の作製ではマスタの改訂を直ちに英語版及び他言語版に反映することを目指してPHYXAMから単語を抽出し翻訳する方式を採用した。この結果をAPAMI Working Groupに紹介し、標準としての採用を働きかけた。
2)症状の標準化
ICPC-2を基とし、5W1H記載を付加して標準化を行った。
3)標準化の連携
症状の標準化→ICPC-2、ICPC-2→PHYXAMマッチングテーブルを作製し、症状からICPC-2へのコーディング、記載すべき身体所見の絞り込みを可能にした。
4)データウェアハウス
模擬データウェアハウスを構築し、その実現性を調査した。
結論
SNOMED-CTは電子カルテをテキスト記載する際の用語の標準化であり、本研究の成果は診療結果を集積・分析するための標準化である。即ち両者は相互に補完するものであり、今後両者の変換テーブル作製が望まれる。本研究により日常診療結果を集積してエビデンスを抽出する準備は整ったと考える。
公開日・更新日
公開日
2005-05-10
更新日
-