医師需給と医学教育に関する研究

文献情報

文献番号
200400026A
報告書区分
総括
研究課題名
医師需給と医学教育に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
長谷川 敏彦(国立保健医療科学院政策科学部)
研究分担者(所属機関)
  • 大滝 純司(東京大学医学教育国際協力研究センター)
  • 清水 博(山形大学大学院医学系研究科)
  • 船田 孝夫(山形大学大学院医学系研究科)
  • 石川 雅彦(国立保健医療科学院政策科学部)
  • 種田 憲一郎(国立保健医療科学院政策科学部)
  • 平尾 智広(香川大学医学部)
  • 長谷川 友紀(東邦大学医学部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
8,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
国内外の医師需給に関する状況を調査し、さらに医師の需給について年齢別、男女別、勤務機関別、二次医療圏別、専門分野別等のデータを収集し、包括的分析研究を行う。特に各診療科別、地域別の医師偏在状況に着目して、今後の医師需給問題の検討に資する分析を行う。さらに医師需給を推計するモデルをレビューし評価する。
研究方法
文献サーベイおよび関係者の聞き取り調査より、世界の医師需給政策の動向を調査した。世界と日本の現状についてOECD、政府統計を用いて分析した。主要学会59と大学医学部80にアンケート調査を施行した。これらを踏まえて、将来の医師需給を予測するために、様々な予測モデルの報告書や文献等のレビユーを行った。
結果と考察
近年、医療の質・安全性への関心の高まりから医療人材についての見直しの動向が国際的にも活発となっている。多くの国の政策、国際機関の政策も21世紀にはいって、医師過剰論調から医師不足論調へと大きく転換をした国もある。
日本においては、人口当たり医師数は他の先進国と比べて少ない。また、その分布を見ると西日本で過剰であり、東日本では不足しており、診療科別で見ると、小児科、産・産婦人科、麻酔科では二次医療圏単位で一人も専門医がいない地域があったり、深刻な状況であることが判明した。
結論
近年国際的にも国内的にも医療の効率から質へと焦点が移行し医師不足の議論が高まっており、地域別・診療科別の医師偏在の問題がわが国でも深刻になってきている。短期的不足と長期的需給は別に分析する必要があるだろう。
単に医師数のみではなく、他の職種との役割分担と質の向上も必要である。そのためには医学教育の制度をどのようなものに構築していくかという議論を含めて包括的な制度改革が必要となる。
 今後の課題として、モデルの精緻化並びにそれを実証するための調査と統計データが必要である。

公開日・更新日

公開日
2015-05-27
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2006-02-03
更新日
-