レコードリンケージ解析を利用した医療経済面を含めた医療関連統計調査の活用方法等に関する研究

文献情報

文献番号
200400165A
報告書区分
総括
研究課題名
レコードリンケージ解析を利用した医療経済面を含めた医療関連統計調査の活用方法等に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
伏見 清秀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医療情報システム学)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 統計情報高度利用総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
3,920,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医療経済面を含む複数の医療関連統計調査の個票をリンクして、従来の研究では不明確であった医療資源の視点を含む医療機関の特性等を明らかとする方法を示すこと、および得られた分析結果を情報通信技術を用いて効率的かつ効果的に活用する方法を示すことを目的とした。
研究方法
医療関連統計調査個票を医療機関コードでリンケージ集約し、個々の医療機関の属性を医療施設特性、受療患者の属性、給付された診療行為、医療資源消費等の医療費の視点を含めた複数の側面から分析した。
結果と考察
1.疾病別地域シェア分析
医療機関の地域における役割の観点から、疾病別の地域患者占有度(シェア)を、DPC疾病別、在院日数階級別、年齢階級別等の視点から解析した結果を示した。
2.疾病別医療圏分析
二次医療圏を越える患者の移動を解析対象に組み入れ、二次医療圏外からの患者の移入を医療機関のシェア圏分析として示した。
3.地域患者疾病プロファイリング
地域医療計画の観点から、医療圏単位で主要DPC疾病別・在院日数階級別の年間患者数のプロットによって地域の疾病特性を視覚的に把握する結果を示した。
4.地域患者医療圏プロファイリング
疾病別「生活医療圏」を患者住所二次医療圏と入院先二次医療圏から割合バーグラフとして集計し、疾病特性によって実質的な医療圏が設定された二次医療圏と大きく異なっていることを示した。
5.多次元集計オフラインキューブファイルの作成
本研究によって得られる医療機関の特性に関する多次元的な集計表を効果的に活用するために、ウェブを介する方法、ローカルファイルの形でCDROMなどで配布する方法を開発した。
結論
本研究の結果、統計データの統合的活用方法、新たな医療機能評価指標、地域、個別医療機関、医療機関群等様々なレベルでの評価指標、DPC疾患単位での評価と統計評価との連結方法等が明らかとなった。また、効率的な医療提供体制の確立や疾患マネジメント、疾病別地域医療計画の策定と評価等に関して、具体的かつ実際的手法の提案に繋がる統計情報活用の方法を明らかとした。これらの意義とともに、一般の医療関係者、研究者、行政官が平易に利用できる多次元リンケージ分析結果の提示方法の検討を進めることで、将来の保健医療福祉施策の効率的かつ効果的な推進および更なる統計データの活用方法を含む統計調査の在り方の検討に資すると考えられる。

公開日・更新日

公開日
2005-05-19
更新日
-

文献情報

文献番号
200400165B
報告書区分
総合
研究課題名
レコードリンケージ解析を利用した医療経済面を含めた医療関連統計調査の活用方法等に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
伏見 清秀(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科医療情報システム学)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 統計情報高度利用総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医療経済面を含む複数の医療関連統計調査の個票をリンクして、従来の研究では不明確であった医療資源の視点を含む医療機関の特性等を明らかとする方法を示すこと、および得られた分析結果を情報通信技術を用いて効率的かつ効果的に活用する方法を示すことを目的とした。
研究方法
医療関連統計調査個票を医療機関コードでリンケージ集約し、個々の医療機関の属性を医療施設特性、受療患者の属性、給付された診療行為、医療資源消費等の医療費の視点を含めた複数の側面から分析した。
結果と考察
厚生統計多次元データベースの構築と、OLAP(On Line Analytical Processing)分析の手法を開発し、その実効性を示した。また、医療経済的視点を含む疾病分類である診断群分類である日本のDPC(Diagnosis Procedure Combination)を利用する手法とその有効性を示した。医療機関の特性評価としては、受療患者の疾患複雑性の評価、疾患の稀少性の評価により我が国の医療機関の機能分化の実態を示すとともに、「疾病別地域シェア分析法」、「疾病別医療圏分析法」を示した。地域医療計画の観点からは、「地域患者疾病プロファイリング法」、「地域患者医療圏プロファイリング法」を示した。また、多次元的な集計表を効果的に活用するために多次元集計オフラインキューブファイルを作成する方法を開発した。
結論
本研究の結果、統計データの統合的活用方法、新たな医療機能評価指標、地域、個別医療機関、医療機関群等様々なレベルでの評価指標、DPC疾患単位での評価と統計評価との連結方法等が明らかとなった。また、効率的な医療提供体制の確立や疾患マネジメント、疾病別地域医療計画の策定と評価等に関して、具体的かつ実際的手法の提案に繋がる統計情報活用の方法を明らかとした。これらの意義とともに、一般の医療関係者、研究者、行政官が平易に利用できる多次元リンケージ分析結果の提示方法の検討を進めることで、将来の保健医療福祉施策の効率的かつ効果的な推進および更なる統計データの活用方法を含む統計調査の在り方の検討に資すると考えられる。

公開日・更新日

公開日
2005-05-19
更新日
-