文献情報
文献番号
200300004A
報告書区分
総括
研究課題名
福祉サービスの第三者評価基準及び第三者評価機関の認証のあり方に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成15(2003)年度
研究代表者(所属機関)
社会福祉法人 全国社会福祉協議会
研究分担者(所属機関)
- 野崎吉康(社会福祉法人 全国社会福祉協議会)
- 福田 敬(東京大学)
- 関川芳孝(大阪府立大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学推進研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
-
研究費
7,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究事業は、事業所におけるサービスの質の現状を的確に把握・分析したうえで「より望ましい水準へと誘導する」ための妥当性を有する第三者評価基準を開発するものである。あわせて、現在、独自の基準を設けて第三者評価を行う機関の認証を行っている自治体もみられ、行われる第三者評価の内容や情報提供の方法等について全国的に一定程度の均質性を確保する観点から、第三者評価機関を認証するにあたり、具備すべき要件に関するガイドラインの策定を行うものである。
研究方法
「福祉サービスの第三者評価基準及び第三者評価機関の認証のあり方に関する研究会」を設置し、総括的研究並びに同研究会に設置した「部会」ごとに分担研究者を中心とした検討を行った。
第三者評価基準の策定については、現在、実施されている第三者評価事業で用いられている第三者評価基準を収集し、各評価項目の比較・分析を行い各第三者評価基準に共通してみられる評価基準を抽出、整理。最終的なとりまとめにあたっては、300余の事業者による自己評価結果やヒアリング調査に基づきその妥当性の検証等を実施した。
第三者評価機関の認証のあり方については、先進的に取り組みを進めている自治体等の事例を収集するとともに各内容を分析、第三者評価機関として具備すべき要件や第三者評価結果の公開のあり方について整理を行った。
第三者評価基準の策定については、現在、実施されている第三者評価事業で用いられている第三者評価基準を収集し、各評価項目の比較・分析を行い各第三者評価基準に共通してみられる評価基準を抽出、整理。最終的なとりまとめにあたっては、300余の事業者による自己評価結果やヒアリング調査に基づきその妥当性の検証等を実施した。
第三者評価機関の認証のあり方については、先進的に取り組みを進めている自治体等の事例を収集するとともに各内容を分析、第三者評価機関として具備すべき要件や第三者評価結果の公開のあり方について整理を行った。
結果と考察
研究成果は、今後、福祉サービス第三者評価事業推進の中心的役割を担う「都道府県推進組織」における第三者評価機関の認証や第三者評価基準に関するガイドラインとしてとりまとめた。あわせて第三者評価基準に関する解説、評価調査者に対する研修体系のあり方、第三者評価結果の公開に関するガイドラインもとりまとめた。
結論
研究内容については、平成16年3月2日に開催された厚生労働省主催の社会・援護局主管課長会議においてその概要が示され、各都道府県担当者に周知された。また、本報告のとりまとめを受け、その内容に基づく通知が平成16年5月に発出されることとなっている。
なお、通知の発出を受けて各都道府県では、平成17年度までに都道府県推進組織の整備が進められ、17年度以降は全都道府県において第三者評価事業の推進が図られる見込みである。
なお、通知の発出を受けて各都道府県では、平成17年度までに都道府県推進組織の整備が進められ、17年度以降は全都道府県において第三者評価事業の推進が図られる見込みである。
公開日・更新日
公開日
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更新日
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