児童福祉施設等における被虐待児童の実態等に関する調査研究(総括研究報告書)

文献情報

文献番号
200200351A
報告書区分
総括
研究課題名
児童福祉施設等における被虐待児童の実態等に関する調査研究(総括研究報告書)
課題番号
-
研究年度
平成14(2002)年度
研究代表者(所属機関)
才村 純(日本子ども家庭総合研究所)
研究分担者(所属機関)
  • 庄司 順一(青山学院大学)
  • 柏女 霊峰(淑徳大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 総合的プロジェクト研究分野 子ども家庭総合研究
研究開始年度
平成14(2002)年度
研究終了予定年度
平成15(2003)年度
研究費
13,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
被虐待児童の入所の急増等に伴い、児童福祉施設の業務は複雑・多様化していることから、入所児童の態様やニーズ、職員の業務実態等を総合的に把握し、今後の施設処遇や制度のあり方を研究する。
研究方法
乳児院、児童養護施設、児童自立支援施設、情緒障害児短期治療施設について、入所児童の態様やニーズ、職員の業務実態等に関する質問紙及びタイムスタディによる横断的調査を行い、これを踏まえ、施設処遇のあり方や制度のあり方を検討した。
結果と考察
児童の態様やニーズは多様化しており、これに伴う施設の対応も多様化し、機能面において施設種別間でボーダーレス化が進行していることが明らかになった。また、施設外業務が職員の業務量の多くを占めていること、身体的負担より精神的負担が大きいこと、対象児童数が少なくても業務量や職員の負担感が少ないとはいえないことなどが判明した。
結論
施設職員の専門性の向上や意識啓発、里親との連携強化、地域支援の充実等が課題となるとともに、業務負担の軽減方策、施設体系の再構築が必要と考えられた。

公開日・更新日

公開日
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更新日
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