文献情報
文献番号
201708031A
報告書区分
総括
研究課題名
がん研究10か年戦略の進捗評価に関する研究
課題番号
H29-がん対策-一般-026
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
藤原 康弘(国立研究開発法人 国立がん研究センター 企画戦略局)
研究分担者(所属機関)
- 青木 一教(国立研究開発法人 国立がん研究センター 研究所)
- 小川 俊夫(国際医療福祉大学大学院医療福祉学研究科)
- 吉田 輝彦(国立研究開発法人 国立がん研究センター)
- 喜多村 祐里(津田 祐里)(大阪大学大学院 医学研究科)
- 岩崎 基(国立研究開発法人 国立がん研究センター)
- 富塚 太郎(国立研究開発法人 国立がん研究センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん対策推進総合研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
平成29(2017)年度
研究費
6,923,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
平成26年度から開始しているがん研究10か年戦略は、がん研究の進捗状況や、国内外のがん研究の推進状況の概要、がん患者をはじめとする国民のニーズ等を適確に把握したうえで、「がん対策推進基本計画」の見直しも踏まえ、本戦略の中間評価と見直しを行う、こととしている。平成29年夏に第3期がん対策推進基本計画が策定される予定であり、平成30年度に本戦略の必要な見直しを行うことが計画されている。そこで、平成29年度にこれまでの戦略の進捗状況の成果をまとめて、戦略見直しのための中間評価を行い、今後、がん研究をさらに推進するために必要な研究領域や分野、課題等を明らかにする。
研究方法
平成26年度から開始しているがん研究10か年戦略に関連する研究課題の進捗状況と成果を中間評価し、CSO分類による公的がん研究費の特徴解析手法を合わせて行い、がん研究10か年戦略に関連の中期での研究課題の設定や研究費配分に有用な情報を提供する。
①研究の進捗状況や成果の把握
②CSO分類による分析
③研究の進捗状況と成果のとりまとめ(1-2月)
④がん研究の専門家会議等を開催し検討(2-3月)
⑤研究成果等の普及・啓発(2-3月)
①研究の進捗状況や成果の把握
②CSO分類による分析
③研究の進捗状況と成果のとりまとめ(1-2月)
④がん研究の専門家会議等を開催し検討(2-3月)
⑤研究成果等の普及・啓発(2-3月)
結果と考察
がん研究10ヶ年戦略に関連する研究事業のAMED所管の5つの研究事業と、厚生労働科学研究費補助金のがん対策推進総合研究事業の6つの研究事業を対象とし、調査・分析を実施。それぞれの評価・問題点を抽出し、次期において新たに追加すべき、継続して強化すべき課題の提案や各研究事業の運営上の改善点に関して検討。
班会議を3回実施し、研究者の視点から成果の調査・分析結果について検討を重ね、各研究事業の成果や課題等を抽出した。くわえて、がん研究10ヶ年戦略目標の進捗に関する評価と運営における課題の抽出をおこなった。さらに、有識者に対するヒアリングを実施し、成果や不足している課題について今後の提案を取りまとめた。
CSO分類については、ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクトおよび厚生労働科学研究費「がん対策推進総合研究事業」において2014~2016年の3ヶ年に配分された研究事業を分析対象として、データ抽出をおこなった。
抽出した各研究事業については、その研究題目と概要を用いてCSO分類をし、諸外国(アメリカ・カナダ・イギリス・フランス)と比較をおこなった。
班会議を3回実施し、研究者の視点から成果の調査・分析結果について検討を重ね、各研究事業の成果や課題等を抽出した。くわえて、がん研究10ヶ年戦略目標の進捗に関する評価と運営における課題の抽出をおこなった。さらに、有識者に対するヒアリングを実施し、成果や不足している課題について今後の提案を取りまとめた。
CSO分類については、ジャパン・キャンサーリサーチ・プロジェクトおよび厚生労働科学研究費「がん対策推進総合研究事業」において2014~2016年の3ヶ年に配分された研究事業を分析対象として、データ抽出をおこなった。
抽出した各研究事業については、その研究題目と概要を用いてCSO分類をし、諸外国(アメリカ・カナダ・イギリス・フランス)と比較をおこなった。
結論
本研究班での調査・分析およびヒアリング結果をがん研究10ヶ年戦略および第3期がん対策基本計画の目標達成において、運営面での提言や今後取り組むべき研究課題の提言を進めるとともに、我が国におけるがん対策推進に役立てるものである。
公開日・更新日
公開日
2018-08-15
更新日
-