コンピテンシーに基づいた国際保健政策人材の養成初期における教育ツールの開発

文献情報

文献番号
201705007A
報告書区分
総括
研究課題名
コンピテンシーに基づいた国際保健政策人材の養成初期における教育ツールの開発
課題番号
H29-地球規模-一般-003
研究年度
平成29(2017)年度
研究代表者(所属機関)
曽根 智史(国立保健医療科学院 )
研究分担者(所属機関)
  • 種田 憲一郎(国立保健医療科学院 国際協力研究部)
  • 町田 宗仁(金沢大学 医学系国際保健学)
  • 大澤 絵里(国立保健医療科学院 国際協力研究部)
  • 野村 真利香(国立保健医療科学院 国際協力研究部)
  • 高橋 謙造(帝京大学大学院 公衆衛生学研究科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 地球規模保健課題解決推進のための行政施策に関する研究
研究開始年度
平成29(2017)年度
研究終了予定年度
平成30(2018)年度
研究費
4,087,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
人々の健康課題は昨今、グローバル化する社会において複雑化し、その対応には多様性かつ迅速性が必要とされている。2030年に向けた開発目標である「国連持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)」が承認され、国際的に新たな健康課題に向けて動き始めている1)。それらの推進に貢献できる人材が求められており、我が国もこれまで以上にグローバルヘルス人材、特に国際保健政策に関わる人材を育成し、国際舞台に送り出す必要がある。本研究では、コンピテンシーに基づいた国際保健政策人材養成初期における教育ツールの開発を目指す。
研究方法
本研究では、コンピテンシーに基づいた国際保健政策人材養成初期における教育ツールの開発を目的とし、その準備として(1)主要国際機関の人事政策動向を踏まえたグローバルヘルス人材戦略センターの役割、(2)ローバルヘルス人材に求められるコンピテンシーの同定、(3)国際保健政策人材が必要とされるキャリアパスおよびコンピテンシーの抽出、(4)WHO公募内容の分析による国際機関に勤務するためのコンピテンシーの検討、(5)国際保健政策人材キャリア形成のための国内資源に関する研究、(6)公衆衛生・国際保健分野の教育モジュール開発に関する研究、を実施した。
結果と考察
研究実施の結果、国際機関の人事採用動向の現状・特徴と展望、国際機関で働く日本人のキャリアパス、国際保健政策人材に実際に必要とされるコンピテンシーが一定程度明確になった。また、日本人が国際機関で働くための支援的な研修機会が十分ではないことも明らかになり、本研究班での開発すべき教育ツールの意義がより明確になった。
結論
本研究により、国際機関の人事採用動向の現状・特徴と展望、国際機関で働く日本人のキャリアパス、国際保健政策人材に実際に必要とされるコンピテンシーが一定程度明確になった。また、日本人が国際機関で働くための支援的な研修機会が十分ではないことも明らかになり、本研究班での開発すべき教育ツールの意義がより明確になった。
平成29年度の成果を元に、平成30年度(2年目)は、具体的な研修モジュールを組み合わせた研修ツールの開発を行う予定である。

公開日・更新日

公開日
2018-06-21
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表

公開日・更新日

公開日
2018-06-21
更新日
2018-07-05

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
201705007Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
4,087,000円
(2)補助金確定額
2,877,000円
差引額 [(1)-(2)]
1,210,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 388,227円
人件費・謝金 386,059円
旅費 997,914円
その他 1,104,886円
間接経費 0円
合計 2,877,086円

備考

備考
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公開日・更新日

公開日
2019-03-01
更新日
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