門脈血行異常症に関する調査研究

文献情報

文献番号
201442079A
報告書区分
総括
研究課題名
門脈血行異常症に関する調査研究
課題番号
-
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
鹿毛 政義(久留米大学医学部)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【委託費】 難治性疾患等実用化研究(難治性疾患実用化研究)
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
25,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2016-09-15
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201442079C

成果

専門的・学術的観点からの成果
【研究目的の成果】門脈血行異常症(特発性門脈圧亢進症、肝外門脈閉塞症、バッド・キアリ症候群)の3疾患の病態解明、患者発生状況の疫学的把握、治療法の開発について成果を挙げた。【研究成果の学術的・国際的・社会的意義】このような研究成果は、国際誌27編に掲載され、学術的かつ国際的に高く評価される。しかも成果は実際に医療の現場で活かされているし、脂肪由来幹細胞を用いた肝再生医療研究などは、将来の臨床に応用されると期待される。
臨床的観点からの成果
【研究目的の成果】門脈血行異常症の治療法の開発について成果を挙げた。【研究成果の臨床的・国際的・社会的意義】1)新規治療法開発:肝硬変に対する脂肪由来幹細胞投与の有効性を示し、再生医療に繋がる成果を得た。2)病態解析:生体肝移植における門脈血流調節の重要性を明らかにした。3)治療の検証:部分的脾塞栓術と脾摘の特徴を明確にした。4)治療効果の研究:IVR治療による門脈血行動態や代謝の改善を示した。以上の成果は患者の病態の改善に貢献し臨床的・社会的意義は大きい。研究成果は学会や国際誌に発表した。
ガイドライン等の開発
2014年度以降、班研究の改編により、診療ガイドライン作成は、難治性疾患政策研究事業として森安班が担当することになった。本研究班の班員は、森安班の班員を兼ねており、「診療ガイドライン」を担当する森安班に当班研究で得られた新しい知見を適宜提供することにより、診療ガイドラインの作成に寄与した。
その他行政的観点からの成果
H26年度~27年度の厚労科研治験推進事業「胃静脈瘤に対するモノエタノールアミンオレイン酸を使用したバルーン閉塞下逆行性静脈瘤閉塞術(BRTO)に関する医師主導治験(NCGM-T002)が現在進行中である。また、昨年薬事認可となった胃静脈瘤に対する緊急止血用内視鏡的硬化剤ヒストアクリルについても市販後調査の集積による保険適用に向け、進行中である。さらに門血栓溶解剤の前向き試験(NPB-06:無作為化二重盲検並行群間比較試験)も進行中である。
その他のインパクト
特になし。

発表件数

原著論文(和文)
6件
原著論文(英文等)
22件
その他論文(和文)
18件
その他論文(英文等)
5件
学会発表(国内学会)
73件
学会発表(国際学会等)
9件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2016-05-26
更新日
-

収支報告書

文献番号
201442079Z