難治がんに対する動体追尾放射線治療の臨床評価に関する研究

文献情報

文献番号
201438032A
報告書区分
総括
研究課題名
難治がんに対する動体追尾放射線治療の臨床評価に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
平岡 真寛(京都大学大学院 医学研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 森田 智視(京都大学大学院 医学研究科 )
  • 溝脇 尚志(京都大学大学院 医学研究科 )
  • 松尾 幸憲(京都大学大学院 医学研究科 )
  • 中村 晶(京都大学大学院 医学研究科 )
  • 中村 光宏(京都大学大学院 医学研究科 )
  • 石原 佳知(京都大学大学院 医学研究科 )
  • 唐沢 克之(がん・感染症センター都立駒込病院)
  • 小久保 雅樹(先端医療センター病院)
  • 二瓶 圭二(がん・感染症センター都立駒込病院)
  • 高山 賢二(先端医療センター病院)
  • 木藤 哲史(がん・感染症センター都立駒込病院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【委託費】 革新的がん医療実用化研究
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
7,693,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究では動体追尾放射線治療の臨床適用を一般化することを目標とし、同治療の多施設共同臨床試験を行う。
研究方法
臨床試験プロジェクトでは、試験プロトコールの策定を行う。医学物理プロジェクトでは、第三者機関による治療装置の出力線量測定を実施するとともに、施設間での治療手順の標準化および動体追尾精度の検証を行う。
結果と考察
2回の合同会議(2014/8/8、2014/11/29)並びにメールでのディスカッションと通して、肺癌に対する動体追尾照射、膵臓癌に対する動体追尾IMRTの多施設前向き臨床試験計画を立案し、主たる研究機関である京都大学の医の倫理員会にプロトコールを提出した。同時に、肝臓癌に対する動体追尾照射の単アームの早期第2相試験も追加で実施することを第2回会議で決定し、プロトコール立案をほぼ終了した。
医学物理プロジェクトにおける「第三者機関による治療装置の出力線量測定」では、全施設で合格通知を受け取った。施設間で治療手順に違いがあることが判明したため、治療手順の標準化を図り、臨床試験プロトコールに反映した。
試験デザインを実行可能性試験から早期第2相試験の形式とできたことより、試験結果のインパクトが大幅に上昇することが期待できる。出力線量測定結果より、共同試験に参加を表明している施設の線量計算精度は同等であることがわかった。
結論
臨床試験プロトコールの策定を進めるとともに、各施設治療装置が試験参加に十分な精度を有していることを確認した。

公開日・更新日

公開日
2015-09-11
更新日
-

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
201438032C

収支報告書

文献番号
201438032Z