文献情報
文献番号
201420006A
報告書区分
総括
研究課題名
新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の総合的推進に関する研究
課題番号
H26-新興行政-指定-004
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
中山 鋼(国立感染症研究所 企画調整主幹室)
研究分担者(所属機関)
- 宮川 昭二(国立感染症研究所 国際協力室)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【補助金】 新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究
研究開始年度
平成26(2014)年度
研究終了予定年度
平成28(2016)年度
研究費
3,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究課題では、新興・再興感染症研究に関する情報の収集、新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の企画・評価の支援及びこれらを通じて評価者、研究者等への支援方法等についての検討を行い、その成果を厚生労働省(具体的には、健康局結核感染症課)へ提供することにより、我が国における新興・再興感染症対策の適切な実施に資する研究の推進に寄与することを目的としている。
研究方法
1.当研究事業の企画・評価等の支援①感染症研究の専門家による評価組織との連絡、情報共有等の実施、②研究協力者(プログラムオフィサー)等による研究班会議への出席及び研究の進捗状況の把握、ピアレビューの実施と評価委員、厚生労働省との情報共有、③新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業において実施されている研究課題を対象とした研究発表会の実施、④研究協力者(プログラムオフィサー(PO))の活動を支援するため開発していた、Webシステム「班会議情報共有システム」を26年度より実施。2.新興・再興感染症研究に関する情報収集のため、国内外の会議への参加、文献収集等による新興・再興感染症研究の企画・評価及び研究の実施に資する関連情報の収集と関係者との情報共有を行った。3.評価支援システムとして、中間・事後評価委員会委員が成果発表会、中間・事後評価委員会前に予備評価を行うシステムを開発し、実施した。
結果と考察
1.新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の企画・評価等の支援①新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業において研究を行う公募研究課題について班会議に出席し、評価委員、厚生労働本省との情報共有、②全研究課題の研究代表者に対して成果概要の作成を依頼し、その取りまとめを行い、関係者に配布、③成果発表会を実施し、評価委員によるヒアリングを実施、④平成27年度新規申請課題について、採択の妥当性、評価委員による評価を支援。2.新興・再興感染症研究に関する情報収集のため、第11回台日感染症シンポジウム(平成26年9月、於:台北)、WHO西太平洋地域事務局の主催により開催された第1回西太平洋地域WHOコラボレーションフォーラム(平成26年11月、於:フィリピン)に参加し、アジア地域各国の感染症研究機関での活動について情報収集を行うとともに、感染研との連携協力体制の推進及び我が国の新興再興感染症対策に役立てた。3.研究の企画・評価等の支援方法の検討を行い、これまで開発してきたシステムに
機能追加による強化及び改善に併せて、インターネットを利用してプログラムオフィサーと厚生労働省担当者とともに班会議の情報を共有できる「班会議情報共有システム」を今年度より実施。【考察】限られた予算と当該研究分野における研究者のマンパワーを最大限に活用し、これらの期待に応える効率的・効果的な研究を推進するためには、新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の企画・評価において、これまで実施されている研究の内容や成果を適切に把握するとともに、研究を取り巻く行政的なニーズ、国際的な研究の状況に基づく企画・評価等を行って効率的に研究を実施することが求められる。また、これらの企画・評価等に基づく研究を適切に実施し、確実な成果が得られるよう研究者を支援することは非常に必要と考えられる。
機能追加による強化及び改善に併せて、インターネットを利用してプログラムオフィサーと厚生労働省担当者とともに班会議の情報を共有できる「班会議情報共有システム」を今年度より実施。【考察】限られた予算と当該研究分野における研究者のマンパワーを最大限に活用し、これらの期待に応える効率的・効果的な研究を推進するためには、新型インフルエンザ等新興・再興感染症研究事業新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業の企画・評価において、これまで実施されている研究の内容や成果を適切に把握するとともに、研究を取り巻く行政的なニーズ、国際的な研究の状況に基づく企画・評価等を行って効率的に研究を実施することが求められる。また、これらの企画・評価等に基づく研究を適切に実施し、確実な成果が得られるよう研究者を支援することは非常に必要と考えられる。
結論
新興・再興感染症関連研究に関する情報の収集及び当該研究事業において実施される研究の企画・評価及び研究実施の支援を行うとともに、研究発表会の開催やピアレビューなど、評価の充実と併せて、疫学的方法論に基づく研究の実施が研究の質向上に役立つと考えられた。
公開日・更新日
公開日
2015-05-13
更新日
-