日本人2型糖尿病患者における生活習慣介入の長期予後効果並びに死亡率と その危険因子に関する前向き研究(JDCS)

文献情報

文献番号
201412012A
報告書区分
総括
研究課題名
日本人2型糖尿病患者における生活習慣介入の長期予後効果並びに死亡率と その危険因子に関する前向き研究(JDCS)
課題番号
H22-循環器等(生習)-一般-011
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
曽根 博仁(新潟大学 医歯学系)
研究分担者(所属機関)
  • 大橋 靖雄(中央大学)
  • 山下 英俊(山形大学)
  • 石橋 俊(自治医科大学)
  • 片山 茂裕(埼玉医科大学)
  • 及川 眞一(日本医科大学)
  • 吉村 幸雄(四国大学)
  • 荒木 厚(東京都健康長寿医療センター)
  • 森 保道(虎の門病院)
  • 小澤 純二(大阪大学)
  • 横手 幸太郎(千葉大学)
  • 佐藤 麻子(東京女子医科大学)
  • 河津 捷二(朝日生命成人病研究所附属病院)
  • 田中 司朗(京都大学)
  • 林 登志雄(名古屋大学)
  • 羽田 勝計(旭川医科大学)
  • 守屋 達美(北里大学)
  • 山田 研太郎(久留米大学)
  • 田中 明(女子栄養大学)
  • 門脇 孝(東京大学)
  • 岡崎 啓明(東京大学医学部付属病院)
  • 山田 哲也(東北大学)
  • 米田 真康(広島大学病院)
  • 寺内 康夫(横浜市立大学)
  • 南野 徹(新潟大学)
  • 齋藤 和美(茨城県立医療大学)
  • 西川 哲男(横浜労災病院)
  • 川崎 良(山形大学)
  • 羽入 修(新潟大学医歯学総合病院)
  • 野田 光彦(国立国際医療研究センター)
  • 島野 仁(筑波大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【補助金】 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究費
25,870,000円
研究者交替、所属機関変更
研究分担者 米田 真康 広島大学大学院(平成26年4月1日~平成26年9月30日)→広島大学病院(平成26年10月1日以降)

研究報告書(概要版)

研究目的
動脈硬化疾患、腎透析、失明、足壊疽等を含む多くの合併症を有する2型糖尿病は、国民の健康寿命延伸と医療費抑制の双方に多大な悪影響を及ぼす保健・医療行政上、重要標的疾患の一つである。本研究の結果からも本疾患は、欧米人と東アジア人とでは病態が大きく異なり、わが国の対策は東アジア人の臨床エビデンスに基づいて実施される必要がある。しかし東アジア人を主体とする大規模臨床研究は不十分なのが実情である。そこで本研究では東アジア人2型糖尿病の病態や合併症のリスク因子を明らかにすることを通じて、わが国における糖尿病診療・対策に役立つデータを提供すること、とりわけ患者教育を通じた食事・運動療法の重要性や有効性を明らかにすることを主な目的としてきた。
研究方法
本研究は、欧米以外では世界初の糖尿病患者対象の大規模臨床介入試験として、東アジア人糖尿病患者に関する臨床エビデンスをこれまで数多く樹立してきた。さらに世界的な糖尿病分野のエビデンス形成に寄与するため、関連するメタアナリシスや人間ドックコホートを用いた解析も併行実施しつつ、専門班による多くの解析が行われてきた。
結果と考察
糖尿病患者の食事摂取状況についても、これほどの規模で詳細に検討されたものは欧米も含めてほとんど見られず、野菜・果物・食物繊維の摂取が、脳卒中や網膜症など多くの合併症発症に抑制的に作用する可能性が示された。本年度は特に2型糖尿病患者における塩分摂取の現況と、その心血管合併症に対する影響が明らかにされた。塩分摂取量の最低4分位と最高4分位の差は2倍(約7gと約15g)にも及び、心血管イベントの発症率の差もほぼそれに比例していた。また運動量が多い糖尿病患者は少ない患者に比し、脳卒中発症率のみならず死亡率が半減することも発表した。さらに個別の患者条件やコントロール状態を入力すると、今後5-10年以内の各種合併症の発症確率を簡単に予測できる「糖尿病合併症リスクエンジン(リスク計算器)」も開発した。このリスクエンジンは、邦文版・英文版をすでにウェブ公開し、糖尿病診療の個別化をサポートする強力なツールとして内外の臨床現場で使われている。
結論
本研究から生み出されているエビデンスは、欧米人患者とは異なる多くの所見を含んでおり、わが国の診療や保健指導などに今後とも大きく寄与するものと考えられる。

公開日・更新日

公開日
2015-09-11
更新日
-

研究報告書(PDF)

文献情報

文献番号
201412012B
報告書区分
総合
研究課題名
日本人2型糖尿病患者における生活習慣介入の長期予後効果並びに死亡率と その危険因子に関する前向き研究(JDCS)
課題番号
H22-循環器等(生習)-一般-011
研究年度
平成26(2014)年度
研究代表者(所属機関)
曽根 博仁(新潟大学 医歯学系)
研究分担者(所属機関)
  • 大橋 靖雄(中央大学 理工学系)
  • 山下 英俊(山形大学 医学部)
  • 石橋 俊(自治医科大学 医学部)
  • 片山 茂裕(埼玉医科大学 医学部)
  • 及川 眞一(日本医科大学 糖尿病・内分泌代謝内科)
  • 吉村 幸雄(四国大学 生活科学部)
  • 荒木 厚(東京都健康長寿医療センター 糖尿病・代謝・内分泌科・代謝内分泌学)
  • 森 保道(虎の門病院 内分泌代謝科)
  • 小澤 純二(大阪大学大学院 医学系研究科)
  • 横手 幸太郎(千葉大学大学院 医学研究院)
  • 佐藤 麻子(東京女子医科大学 医学部)
  • 河津 捷二(朝日生命成人病研究所附属病院 内分泌・糖尿病内科)
  • 田中 司朗(京都大学大学院医学研究科)
  • 林 登志雄(名古屋大学 医学部大学院医学系研究科)
  • 羽田 勝計(旭川医科大学 内科学講座)
  • 守屋 達美(北里大学 医学部)
  • 山田 研太郎(久留米大学 医学部)
  • 田中 明(女子栄養大学 栄養学部)
  • 門脇 孝(東京大学 医学系研究科内科学)
  • 岡崎 啓明(東京大学医学部付属病院 糖尿病・代謝内科)
  • 山田 哲也(東北大学大学院 医学研究科)
  • 米田 真康(広島大学病院 内分泌・糖尿病内科)
  • 寺内 康夫(横浜市立大学 医学部)
  • 南野 徹(新潟大学 医歯学系)
  • 齋藤 和美(茨城県立医療大学 保健医療学部)
  • 西川 哲男(横浜労災病院 内科)
  • 川崎 良(山形大学 医学部)
  • 羽入 修(新潟大学医歯学総合病院 内分泌代謝内科)
  • 野田 光彦(国立国際医療研究センター 糖尿病研究部)
  • 島野 仁(筑波大学 医学医療系)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 【補助金】 循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究
研究開始年度
平成22(2010)年度
研究終了予定年度
平成26(2014)年度
研究者交替、所属機関変更
研究分担者 米田 真康 広島大学大学院(平成26年4月1日~平成26年9月30日)→広島大学病院(平成26年10月1日以降)

研究報告書(概要版)

研究目的
生活習慣病の代表格と言える2型糖尿病は、動脈硬化疾患、腎透析、失明、足壊疽等を含む深刻な合併症により、健康寿命短縮と医療費高騰の主因の一つとなってきた。したがって糖尿病とその合併症の発症・進展を抑制し、患者の生活の質と健康寿命を非糖尿病者のそれらにできるだけ近づけることは、わが国のみならず世界的にも最も重要な医療・保健行政課題の一つと位置づけられている。本疾患は欧米と東アジアとでは病態が異なると言われており、わが国の対策・診療は東アジア人患者のエビデンスに基づいて行われる必要があるが、そのための大規模臨床研究に基づく科学的エビデンスは不十分であった。本研究は、生活習慣教育に基づく強化治療の効果を検討した世界初の大規模臨床試験であり、患者教育を通じた食事・運動療法の重要性や有効性を明らかにすることを目的としてきた。さらにもう一つの重要な目的として、日本人患者の病態や合併症の特徴、診療実態、治療効果等を検討することにより2型糖尿病の病態や合併症のリスク因子を明らかにすることを通じて、糖尿病合併症を抑制するためのエビデンスを樹立することも挙げられ、わが国における糖尿病診療・対策に役立つデータを提供し、患者予後改善と医療費節減に貢献することも行ってきた。
研究方法
わが国全国の代表的な糖尿病専門施設約60カ所の外来2型糖尿病患者約2千人を対象に、日常臨床で実施可能な生活習慣教育を主体とした強化治療が糖尿病合併症を予防できるかを検討しつつ、重要テーマに関するメタアナリシスや検診データ解析を併行実施し、それらの結果に基づきコホート研究としての多くの解析も実施した。なお本研究は、糖尿病専門施設において糖尿病専門医により実施されていることから、データの質と信頼性が高く、今後とも日本の糖尿病患者の予後や治療内容を知る上でも貴重な資料となる。
結果と考察
欧米以外では世界初の糖尿病患者対象の千人規模の大規模臨床介入研究として、東アジア人糖尿病患者に関する臨床エビデンスを数多く樹立した。生活習慣強化介入群で脳卒中発症リスクが有意に低下し、生活習慣教育を主体とする治療介入が合併症を予防しうることを示した世界初の貴重なエビデンスとなった。各血管合併症の解析を通じて、それらの発症・増悪のリスク因子が解明できた。ごく一例としては、血糖コントロールと網膜症や腎症との間に、これまで知られていた以上の非常に緊密な関連が示された他、わが国の専門医が管理している患者では、欧米人患者よりかなり腎症の進行が遅く寛解も珍しくないこと。動脈硬化合併症の頻度は欧米人患者の半分程度で、しかもトリグリセリドなど欧米では目立たないリスク因子が重要であること、メタボリックシンドロームの基準をどのように修飾すれば、糖尿病患者の大血管合併症リスク予測にも使えるようになるか、など実診療上、重要な多くのクリニカルクエスチョンに対する回答が、日本人患者におけるデータとして示されたことは意義深い。また肥満度と摂食量あるいは死亡率との関係など、2型糖尿病の基本病態あるいは糖尿病施策の根本に関連するようなデータも明らかにされ、欧米人患者との際だった差異が証明された。2型糖尿病患者の食事摂取状況の実態についても、これほどの規模で詳細に検討されたものは世界的にも稀で、野菜・果物・食物繊維の摂取が、脳卒中や網膜症など多くの合併症発症を抑制する可能性や、塩分摂取が心血管合併症リスクを増大させることが示された。また運動量が多い患者では、少ない患者と比較して脳卒中発症率のみならず死亡率が半減していたことも明らかにされた。また喫煙が糖尿病患者において腎症の発症・進行を促進することも、喫煙率が高いわが国においては重要なエビデンスである。うつ状態など精神面なども含めたQOLとの関連も解明されている。さらに個別患者の詳細データを入力すると、5-10年以内の各合併症の発症確率を簡単に予測できるリスクエンジンも開発しウェブ公開した。これは最近重視される糖尿病診療の個別化をサポートする強力なツールとして内外の臨床現場で使われている。
結論
本厚生労働科学研究は生活習慣療法の有効性を明らかにし、欧米人患者とは大きく異なる東アジア人患者の病態と合併症のリスク因子を明らかにし、世界的な糖尿病診療・対策の進歩に大きく貢献したと評価されている。特に食事や運動など、エビデンス不足のため現場指導が不十分であった分野については特にエビデンスを充実させることができたのは特筆すべき点である。日本全国の専門医が、献身的に協力を惜しまず築き上げられ運営されてきた厚生労働科学研究である本研究は、わが国の臨床現場におけるこの種の研究の先駆けとなり、本研究を端緒として多くの大規模臨床研究が開始された。その端緒となった意味でも意義深いものと言える。

公開日・更新日

公開日
2015-09-11
更新日
-

研究報告書(PDF)

行政効果報告

文献番号
201412012C

成果

専門的・学術的観点からの成果
生活習慣教育を主体とした強化治療の糖尿病合併症抑制効果を検討した世界初の大規模臨床試験であると同時に、欧米以外では世界初の糖尿病患者の大規模臨床介入研究でもあり、本研究に関連した多くの成果と共に、世界的にも高い評価を受けている。本研究の成果は基本的にすべてが英文原著として、米国糖尿病学会誌・欧州糖尿病学会誌・米国内分泌学会誌などを中心とする当該分野のクオリティージャーナルに掲載され、わが国のみならず世界的に糖尿病学・生活習慣病学の進歩に大きく貢献した。
臨床的観点からの成果
これまで不足していた日本人糖尿病患者の臨床エビデンスを数多く樹立した。これらは日常臨床にそのまま活用可能なものばかりで、血糖・血清脂質・血圧などのコントロールはもちろん、食事や運動などエビデンス不足のため現場指導が不十分であった分野については特にエビデンスを充実させることができた。これらの結果を最終的に「糖尿病合併症リスクエンジン(リスク計算器)」に集大成し、最近重視されるようになった糖尿病診療の個別化にも対応できるようにした。
ガイドライン等の開発
本研究の多くの成果は、日本糖尿病学会の「科学的根拠に基づく糖尿病診療ガイドライン」や日本動脈硬化学会の「動脈硬化性疾患予防ガイドライン」を始め、最近発表された日本内科学会以下11学会合同の「脳心血管病予防のリスク管理チャート2015」にも反映された他、多くの教科書・成書に取り上げられ、すでに日常診療に役立っている。
その他行政的観点からの成果
本研究の成績は国会審議資料等にも用いられた他、「日本人の食事摂取基準」等厚生労働省策定のガイドラインにも反映された。「糖尿病予防のための戦略研究」の「糖尿病合併症を抑制するための介入試験(J-DOIT3)」や厚生労働科学研究「高齢者糖尿病に対する前向き大規模臨床介入研究(J-EDIT研究)」など他の多くの行政関連研究の参考とされ、アドバイスを行った。
その他のインパクト
一般向けではNHK含む多くのTV、三大新聞含む多くの新聞記事、雑誌などに繰り返し多数取り上げられた。医療従事者向けには日本医学会、日本内科学会、日本糖尿病学会、欧州糖尿病学会などを含む多くの内外の学会シンポジウム等において招待講演、成果発表を行った。「糖尿病予防のための戦略研究」や他の多くの厚生労働科学研究の他、日本糖尿病学会のJDCP、糖尿病データマネジメント研究会(JDDM)など現在行われているわが国を代表する多くの糖尿病大規模臨床研究の参考とされ、運営や解析についてアドバイスしている。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
103件
その他論文(和文)
200件
その他論文(英文等)
4件
学会発表(国内学会)
275件
うち招待講演・シンポジウム82件
学会発表(国際学会等)
103件
うち招待講演・シンポジウム5件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
3件
厚労省「日本人の食事摂取基準」に委員として参加。 現在の糖尿病大規模臨床・疫学研究の参考とされた。 国会審議資料として使用されるなど、多くのデータを発表。
その他成果(普及・啓発活動)
2件
一般メディアに掲載(複数)。 医療従事者向けに講演、成果発表、糖尿病対策の啓発活動

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Horikawa C, Yoshimura Y, Sone H, et al
Dietary Sodium Intake and Incidence of Diabetes Complications in Japanese Patients with Type 2 Diabetes: Analysis of the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
J Clin Endocrinol Metab , 99 (10) , 3635-3643  (2014)
10.1210/jc.2013-4315
原著論文2
Tanaka S, Tanaka S, Sone H, et al
Cohort Profile: The Japan Diabetes Complications Study: a long-term follow-up of a randomised lifestyle intervention study of type 2 diabetes
Int J Epidemiol , 43 (4) , 1054-1062  (2014)
10.1093/ije/dyt057
原著論文3
Horikawa C, Tanaka S, Matsunaga S, Fujihara K, Sone H, Japan Diabetes Complications Study Group.
Meat intake and incidence of cardiovascular disease in Japanese patients with type 2 diabetes: analysis of the Japan Diabetes Complications Study (JDCS).
Eur J Nutr , 9 (2) , ---  (2017)
10.1007/s00394-017-1592-y
原著論文4
Kodama S, Horikawa C, Sone H, et al
Quantitative relationship between body weight gain in adulthood and incident type 2 diabetes: a meta-analysis
Obes Rev , - (-) , ---  (2017)
10.1111/obr.12129
原著論文5
Sone H, Tanaka S, Yamada N, et al
Leisure-Time Physical Activity Is a Significant Predictor of Stroke and Total Mortality in Japanese Patients with Type 2 Diabetes: Analysis from the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
Diabetologia , 56 (5) , 1021-1030  (2013)
10.1007/s00125-012-2810-z
原著論文6
Tanaka S, Tanaka S, Ohashi Y, et al
Predicting Macro- and Microvascular Complications in Type 2 Diabetes: The Japan Diabetes Complications Study/the Japanese Elderly Diabetes Intervention Trial risk engine.
Diabetes Care , 36 (5) , 1193-1199  (2013)
10.2337/dc12-0958
原著論文7
Tanaka S, Yoshimura Y, Sone H, et al
Intakes of dietary fiber, vegetables, and fruits and incidence of cardiovascular disease in Japanese patients with type 2 diabetes
Diabetes Care , 36 (12) , 3916-3922  (2013)
10.2337/dc13-0654
原著論文8
Moriya T, Tanaka S, Katayama S, et al
Diabetic Retinopathy and Microalbuminuria Can Predict Macroalbuminuria and Renal Function Decline in Japanese Type 2 Diabetic Patients: Japan Diabetes Complications Study
Diabetes Care , 36 (9) , 2803-2809  (2013)
10.2337/dc12-2327
原著論文9
Kawasaki R, Tanaka S, Yamashita H, et al
Risk of cardiovascular diseases is increased even with mild diabetic retinopathy: the Japan Diabetes Complications Study
Ophthalmology , 120 (3) , 574-582  (2013)
10.1016/j.ophtha.2012.08.029
原著論文10
Tanaka S, Yoshimura Y, Sone H, et al
Fruit Intake and Incident Diabetic Retinopathy with Type 2 Diabetes
Epidemiology , 24 (2) , 204-211  (2013)
10.1097/EDE.0b013e318281725e
原著論文11
Kodama S, Tanaka S, Sone H, et al
Association between physical activity and risk of all-cause mortality and cardiovascular disease in patients with diabetes mellitus- A meta-analysis
Diabetes Care , 36 (2) , 471-479  (2013)
10.2337/dc12-0783
原著論文12
Tanaka S, Kawasaki R, Sone H, Yamashita H, et al
Severe hypoglycaemia is a major predictor of incident diabetic retinopathy in Japanese patients with type 2 diabetes
Diabetes Metab , 43 (5) , 424-429  (2017)
10.1016/j.diabet.2017.06.002
原著論文13
Matsuba I, Saito K, Sone H, et al
Fasting Insulin Levels and Metabolic Risk Factors in Type 2 Diabetes Patients at the First Visit in Japan: A 10-year, Nationwide, Observational Study
Diabetes Care , 36 (9) , 1853-1857  (2012)
n/a
原著論文14
Kodama S, Saito K, Sone H, et al
Effect of Web-based Lifestyle Modification on Weight Control: A Meta-analysis
Int J Obes , 36 (5) , 675-685  (2012)
10.1038/ijo.2011.121
原著論文15
Sone H, Tanaka S, Yamada N, et al
Comparison of Various Lipid Variables as Predictors of Coronary Heart Disease in Japanese Men and Women with Type 2 Diabetes: Subanalysis of the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
Diabetes Care , 35 (5) , 1150-1157  (2011)
10.2337/dc11-1412
原著論文16
Sone H, Tanaka S, Yamada N, et al
Serum Level of Triglycerides is a Potent Risk Factor Comparable to LDL Cholesterol for Coronary Heart Disease in Japanese Patients with Type 2 Diabetes: Subanalysis of the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
J Clin Endocrinol Metab , 96 (11) , 3448-3456  (2011)
10.1210/jc.2011-0622
原著論文17
Kawasaki R, Tanaka S, Yamashita Y, et al
Incidence and progression of diabetic retinopathy in Japanese adults with type 2 diabetes: 8 year follow-up study of the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
Diabetologia , 54 (9) , 2288-2294  (2011)
10.1007/s00125-011-2199-0
原著論文18
Katayama S, Moriya T, Yamada N, et al
Low Transition Rate from Normo- and Low Microalbuminuria to Proteinuria in Japanese Type 2 Diabetics: the Japan Diabetes Complications Study (JDCS)
Diabetologia , 54 (5) , 1025-1032  (2011)
10.1007/s00125-010-2025-0
原著論文19
Heianza Y, Hara S, Sone H, et al
HbA1c 5.7-6.4% and impaired fasting plasma glucose for diagnosis of prediabetes and risk of progeression to diabetes in Japan (TOPICS 3): a longitudinal cohort study
Lancet , 378 (9876) , 147-155  (2011)
10.1016/S0140-6736(11)60472-8
原著論文20
Sone H, Tanaka S, Yamada N, et al
Long-term lifestyle intervention lowers incidenceof stroke in Japanese patients with type 2 diabetes: a nationwide multicenter randomised controlled trial. (the Japan Diabetes Complications Study)
Diabetologia , 53 (3) , 419-428  (2010)
10.1007/s00125-009-1622-2

公開日・更新日

公開日
2015-09-11
更新日
2018-06-15

収支報告書

文献番号
201412012Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
33,630,000円
(2)補助金確定額
33,630,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 14,171,605円
人件費・謝金 4,752,460円
旅費 1,841,138円
その他 5,105,502円
間接経費 7,760,000円
合計 33,630,705円

備考

備考
自己資金 610円 
利息 95円

公開日・更新日

公開日
2015-10-16
更新日
-