難治性血管炎に関する調査研究

文献情報

文献番号
201324007A
報告書区分
総括
研究課題名
難治性血管炎に関する調査研究
課題番号
H23-難治-一般-004
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
槇野 博史(岡山大学医学部 腎・免疫・内分泌代謝内科学)
研究分担者(所属機関)
  • 有村義宏(杏林大学第一内科/腎臓・リウマチ・膠原病学)
  • 種本和雄(川崎医科大学心臓血管外科)
  • 藤元昭一(宮崎大学医学部血液・血管先端医療学講座)
  • 岡田保典(慶應義塾大学医学部病理学・病理学)
  • 針谷正祥(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科薬害監視学)
  • 藤井隆夫(京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学)
  • 和田隆志(金沢大学大学院医学系研究科 血液情報統御学)
  • 天野宏一(埼玉医科大学総合医療センターリウマチ膠原病内科)
  • 高崎芳成(順天堂大学医学部膠原病内科)
  • 山田秀裕(聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科)
  • 本間 栄(東邦大学医学部医学科内科学講座(大森))
  • 土橋浩章(香川大学医学部内分泌代謝・血液・免疫・呼吸器内科)
  • 伊藤 聡(新潟県立リウマチセンターリウマチ科)
  • 磯部光章(東京医科歯科大学大学院循環制御内科学)
  • 古森公浩(名古屋大学大学院医学系研究科機能構築医学専攻病態外科学講座血管外科学分野)
  • 小室一成(東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
  • 中村浩士(山口大学医学部地域医療推進学講座)
  • 石津明洋(北海道大学大学院保健科学研究院病態解析学分野)
  • 土屋尚之(筑波大学医学医療系分子遺伝疫学)
  • 長谷川均(愛媛大学大学院医学系研究科血液・免疫・感染症内科学)
  • 岩月啓氏(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野)
  • 竹内 勤(慶應義塾大学医学部リウマチ内科)
  • 小林茂人(順天堂大学附属順天堂越谷病院内科)
  • 平橋淳一(東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科)
  • 濱野慶朋(東京都健康長寿医療センター 腎臓内科)
  • 猪原登志子(京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター早期臨床試験部)
  • 佐田憲映(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究費
54,175,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
血管炎は血管壁の炎症を基盤としてもたらされる多様な臨床病態で、その病因・病態の究明は依然として進展していない。しばしば肺や腎などの重要臓器障害により重篤となるが、有効な治療法は確立されていない。このような難治性血管炎の克服のためには、臨床医と基礎研究者が有機的に連携し、現在の治療実態を明らかにした上で、診断および活動性・重症度の評価法を向上させ、多施設臨床試験結果に基づいたエビデンス構築を通して、より有効性の高い安全な治療法を確立しなければならない。このような多岐にわたる研究の遂行のためには、厚生労働省により支援された牽引的研究体制の維持が望まれる。
研究方法
本研究では、血管炎診療に携わる膠原病内科医、腎臓内科医、呼吸器内科医、皮膚科医、循環器内科医、血管外科医、病理医、さらに基礎研究者からなる学際的研究班を組織する。中・小型血管炎、大型血管炎、基礎・病理分科会、および国際研究協力分科会から構成され、血管炎データベースを利用した難治性血管炎の治療標準化のための臨床試験の展開、大型血管炎の診断・治療の向上と血管再生治療の開発、動物モデルを用いた血管炎の病因・病態の解明、ヒト血管炎における病因・病態の解析、国際的診断基準作成に向けた国際研究や治療の関する国際的多施設共同研究への参画支援に取り組み、治療指針の策定と診療マニュアルの改定作業を行う。
このような臨床・基礎連携による質の高い診断法と治療指針の策定は、実地診療における血管炎の早期診断と治療標準化に資する。これまでの研究成果の解析と新たな臨床研究の展開により、我が国の血管炎研究に基づいたエビデンスが世界に発信される。また、ゲノム医科学など先端技術を用いた基礎研究により診断と活動性・重症度評価ツールの開発が期待され、多施設共同試験の実施によりわが国の血管炎患者に即した治療エビデンスが確立される。
結果と考察
中小型血管炎分科会においてはこれまでに患者登録システムを用いた前向き研究(RemIT-JAV・Co-RemIT-JAV)のプロトコルを開発し、さらに進行性腎障害に関する調査研究班と共同で行ってきた研究(RemIT-JAV-RPGN)も症例登録を完了した。2013年度はこれまで得られた知見に基づいて診療ガイドラインの改訂を行い年度末に発刊した。また臨床調査個人調査票の改定作業は今後難病制度変更に沿って修正を加える必要がある。大型血管炎分科会では2012年12月より開始した大型血管炎に関する前向き研究を継続した。また臨床調査個人票の解析で現状を明らかにするとともに調査の問題点を明らかにした。大型血管炎に関する新規治療の開発、病態・遺伝子に関する研究も行った.基礎・病理分科会では、臨床研究と連携してANCA関連血管炎特異的な候補遺伝子解析を進めるとともに、絶対定量プロテオーム解析システムや小麦胚芽無細胞タンパク質合成技術を利用した自己抗原ライブラリーから、ANCA関連血管炎の活動期バイオマーカーの同定と新規自己抗原の検索を行っている。ゲノムワイド関連研究を目指したサンプル収集を継続し、解析に着手した。さらに、皮膚科領域で集積した臨床症例と病理スライドをデジタル化してデータベースとし、既刊「皮膚症状からみた血管炎診断の手引き」に典型的写真を追加記載した改訂版の上梓を行った。国際分科会では血管炎の分類・診断基準作成のための多施設国際共同研究(DCVAS)に登録を進め、ANCA関連血管炎に対する国際共同臨床試験(PEXIVAS,RITAZAREM)への参画支援も行った.
結論
わが国の血管炎データベース構築により、治療実態の評価と前向き臨床試験の実施が可能となった.今後、血管炎診療に関する質の高いエビデンスを世界に発信できる.またこれらの成果をもとに臨床調査個人票の改訂案を作成した.
大型血管炎についても前向きコホート研究および個人調査票の集計によって、我が国の高安動脈炎の現状を把握し、診断基準の見直しのための資料とすることが出来る.また、高安動脈炎の新しい診断・治療法を開発し臨床に還元することが期待できる.
日本人集団における血管炎の疾患感受性遺伝子の解明は、難治性血管炎の病因・病態解明や将来のゲノム医療の構築に大きな基盤を提供する.また、血管炎発症・進展因子や血管組織破壊因子に関する情報は血管炎の予防・治療に大きく寄与し、皮膚血管炎のレポジトリは血管炎症候群・血管病変の研究や診療に活用されることが期待される.
国際的な血管炎の分類・診断基準作成研究に参画することで、わが国の血管炎患者の病態を国際的な基準に反映させ、我が国の血管炎の診断および治療法へ還元できる.さらに、国際臨床試験の参画支援により国際的な臨床試験の成績を我が国の治療指針に適用することが出来る.

公開日・更新日

公開日
2014-07-23
更新日
2015-06-30

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-

文献情報

文献番号
201324007B
報告書区分
総合
研究課題名
難治性血管炎に関する調査研究
課題番号
H23-難治-一般-004
研究年度
平成25(2013)年度
研究代表者(所属機関)
槇野 博史(岡山大学医学部 腎・免疫・内分泌代謝内科学)
研究分担者(所属機関)
  • 有村義宏(杏林大学第一内科/腎臓・リウマチ・膠原病学)
  • 種本和雄(川崎医科大学心臓血管外科)
  • 藤元昭一(宮崎大学医学部血液・血管先端医療学講座)
  • 岡田保典(慶應義塾大学医学部病理学・病理学)
  • 針谷正祥(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科薬害監視学)
  • 藤井隆夫(京都大学大学院医学研究科内科学講座臨床免疫学)
  • 和田隆志(金沢大学大学院医学系研究科 血液情報統御学)
  • 天野宏一(埼玉医科大学総合医療センターリウマチ膠原病内科)
  • 高崎芳成(順天堂大学医学部膠原病内科)
  • 山田秀裕(聖マリアンナ医科大学リウマチ・膠原病・アレルギー内科)
  • 本間 栄(東邦大学医学部医学科内科学講座(大森))
  • 土橋浩章(香川大学医学部内分泌代謝・血液・免疫・呼吸器内科)
  • 伊藤 聡(新潟県立リウマチセンターリウマチ科)
  • 磯部光章(東京医科歯科大学大学院循環制御内科学)
  • 古森公浩(名古屋大学大学院医学系研究科機能構築医学専攻病態外科学講座血管外科学分野)
  • 小室一成(東京大学大学院医学系研究科循環器内科学)
  • 中村浩士(山口大学医学部地域医療推進学講座)
  • 石津明洋(北海道大学大学院保健科学研究院病態解析学分野)
  • 土屋尚之(筑波大学医学医療系分子遺伝疫学)
  • 長谷川均(愛媛大学大学院医学系研究科血液・免疫・感染症内科学)
  • 岩月啓氏(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科皮膚科学分野)
  • 竹内 勤(慶應義塾大学医学部リウマチ内科)
  • 小林茂人(順天堂大学附属順天堂越谷病院内科)
  • 平橋淳一(東京大学医学部附属病院腎臓内分泌内科)
  • 濱野慶朋(東京都健康長寿医療センター 腎臓内科)
  • 猪原登志子(京都大学医学部附属病院臨床研究総合センター早期臨床試験部)
  • 佐田憲映(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学)
  • 鈴木和男(帝京大学医学部附属病院安全管理部)
  • 小櫃由樹生(国際医療福祉大学三田病院血管外科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 難治性疾患等克服研究(難治性疾患克服研究)
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成25(2013)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
血管炎の病因・病態の究明は依然として進展しておらず,しばしば重要臓器の障害をもたらすが有効な治療法は確立されていない.欧米と比較すると,EBMに準拠した治療指針の作成や新規治療法の開発で立ち遅れており,全国規模で専門医の総力を結集して研究を遂行することが不可欠である.
研究方法
本研究では、血管炎診療に携わる膠原病内科医、腎臓内科医、呼吸器内科医、皮膚科医、循環器内科医、血管外科医、病理医、さらに先端的研究を展開する基礎研究者からなる学際的研究班を組織する。中・小型血管炎、大型血管炎、基礎・病理、および国際研究協力分科会の各分科会から構成され、血管炎データベースを利用した難治性血管炎の治療標準化のための臨床試験の展開、大型血管炎の診断・治療の向上と血管再生治療の開発、動物モデルを用いた血管炎の病因・病態の解明、ヒト血管炎における病因・病態の解析、国際的診断基準作成に向けた国際研究協力の推進などに取り組み、最終年度に研究成果を統合し、治療指針の策定と診療マニュアルの発刊を行う。
結果と考察
中小型血管炎分科会では,2つの前向きコホート研究を行った.また,すでに終了したRemIT-JAV研究の解析からわが国のANCA関連血管炎患者の特徴と明らかにした.また好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の診断における問題点も明らかにし,臨床調査個人票の改訂にも取り組んだ.最終的にこれまでの研究成果を基にANCA関連血管炎の診療ガイドラインの改訂を行った.
大型血管炎分科会では,高安動脈炎の臨床調査個人票を用いた疫学的な検討を行い大型血管炎の新規症例を対象とした前向きコホート研究を開始した.高安動脈炎については遺伝学的検討に加え,評価方法・新規治療に関する検討を行った.さらに新たな大型血管炎の動物モデルを作成した.
基礎・病理分科会では,血管炎に関する感受性遺伝子異常,免疫異常による血管炎発症,血管炎の確立と組織内微小環境の変化・破綻,動脈壁の破壊と臨床症状の出現について検討を行った.全面改訂された「皮膚症状からみた血管炎診断の手引き」と進行中の「血管炎症例の病理所見と臨床所見のレポジトリ」は,難治性血管炎の臨床に役立つことが期待される.
国際研究協力分科会では原発性全身性血管炎の分類・診断基準作成のための研究,血漿交換療法に関する介入研究,リツキシマブの維持療法に関する介入研究など多くの国際共同研究へ参加するための体制を構築しわが国からも多くの施設が研究に参加することが可能となった.また国際的な比較研究からわが国のANCA関連血管炎患者の特徴も明らかにした.
結論
本研究により、わが国の血管炎データベースの構築ができ、治療実態の評価と前向き臨床試験の実施が可能となった.今後、血管炎の診断、再燃の危険因子、寛解導入治療、寛解維持療法に関する質の高いエビデンスを世界に発信することができる.またこれらの成果をもとに臨床調査個人票の改訂案を作成した.
大型血管炎についても前向き観察コホート研究および個人調査票の集計によって、我が国の高安動脈炎の現状を把握し、必要に応じて診断基準の見直しのための資料とすることが出来る.また、高安動脈炎の新しい診断・治療法を開発し臨床に還元することが期待できる.
日本人集団におけるANCA関連・非関連血管炎の疾患感受性遺伝子の解明は、難治性血管炎の本質的な病因・病態解明や将来のゲノム医療の構築に大きな基盤を提供する.また、血管炎発症・進展因子や血管組織破壊因子に関する情報は血管炎の予防・治療に大きく寄与し、皮膚血管炎のレポジトリは血管炎症候群・血管病変の研究や診療に活用されることが期待される.
国際的な血管炎の分類・診断基準作成に関する研究に参画することで、わが国の血管炎患者の病態を国際的な基準に反映させると共に、我が国の血管炎の診断および治療法へ還元できる.さらに、国際臨床試験PEXIVAS・RITAZAREM研究の参画支援をすることで国際的な臨床試験の成績を我が国の治療指針に適用することが出来るようになる.

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-

研究報告書(PDF)

総合研究報告書
分担研究報告書
分担研究報告書
研究成果の刊行に関する一覧表
研究成果の刊行に関する一覧表
研究成果の刊行に関する一覧表

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-

行政効果報告

文献番号
201324007C

成果

専門的・学術的観点からの成果
日本人集団におけるMPA、MPO-ANCA陽性AAV患者ではHLA-DRB1*09:01の関連が確認された。
またMPA患者ではDNase I活性が低いためNETsが分解されにくく、NETs/MPO-ANCA病態悪循環が存在することが示唆された。
高安動脈炎のゲノムワイド研究では、IL12β遺伝子領域をTAK感受性因子として同定した。
これらの結果から今後難治性血管炎の病因・病態に関する研究がさらに発展することが期待される。
臨床的観点からの成果
ANCA関連血管炎および大型血管炎に関する前向きコホート研究を計画、実行した。登録時の患者背景の検討結果から日本人のANCA関連血管炎が欧米の患者と大きく異なることを明らかにし、学術雑誌へ投稿し掲載された。またわが国で行われている診療の有効性や安全性についてのデータ収集も完了し現在解析中である。他にも好酸球性多発血管炎性肉芽腫症を対象に全国疫学調査を行い学術論文に報告した。
ガイドライン等の開発
2011年に発刊した皮膚症状からみた血管炎診療の手引きを新しい血管炎分類、新病名に基づいて分類し、臨床・病理組織の編集を行い発刊した。
リツキシマブの難治性ANCA関連血管炎に対する適応取得の公知申請が承認されたことに併せて、関連研究班、関連学会と協力し、リツキシマブ治療に関するステートメントを作成し公表した。
 厚労省の関連研究班合同で作成し2011年に発刊したANCA関連血管炎の診療ガイドラインの改訂作業を行い2014年3月に発刊した。
その他行政的観点からの成果
顕微鏡的多発血管炎、ウェゲナー肉芽腫症に関して、より使い易い臨床調査個人票の改訂の改訂を目的に、全体の構成ならびに、臨床•検査所見、重症度、治療内容、合併症などの各項目を見直した新規調査票の原案を作成し,研究班内での複数回の意見聴取・修正を行って、今後用いるべき調査票の最終案をまとめた。
また高安動脈炎については臨床個人調査票を用いた検討を行い、入力方法や追跡に関する問題点を明らかにした。
その他のインパクト
欧米から報告された血管炎病名の国際的変更併せて日本語病名の検討を行い新たな日本語病名を多発血管炎性肉芽腫症(ウェゲナー肉芽腫)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(チャーグストラウス症候群)とし日本医学会に提案、承認を受けている。

発表件数

原著論文(和文)
7件
原著論文(英文等)
276件
その他論文(和文)
164件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
61件
学会発表(国際学会等)
54件
その他成果(特許の出願)
5件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
2件
その他成果(普及・啓発活動)
3件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
Sada Ken-ei, Yamamura Masahiro, Harigai Masayoshi, et al.
Classification and characteristics of Japanese patients with antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis in a nationwide, prospective, inception cohort study
Arthritis Research & Therapy  (2014)
10.1186/ar4550
原著論文2
Sada KE, Amano K, Uehara R, et al.
A nationwide survey on the epidemiology and clinical features of eosinophilic granulomatosis with polyangiitis (Churg-Strauss) in Japan
Mod Rheumatol  (2013)
10.3109/14397595.2013.857582
原著論文3
Sugiyama K, Sada KE, Kurosawa M, et al.
Current status of the treatment of microscopic polyangiitis and granulomatosis with polyangiitis in Japan
Clin Exp Nephrol.  (2012)
10.1007/s10157-012-0651-1
原著論文4
Kawasaki A, Hasebe N, Hidaka M, et. al
Protective Role of HLA-DRB1*13:02 against Microscopic Polyangiitis and MPO-ANCA-Positive Vasculitides in a Japanese Population: A Case-Control Study.
PLoS One.  (2016)
10.1371/journal.pone.0154393
原著論文5
Kawasaki A, Inoue N, Ajimi C, et al.
Association of IRF5 polymorphism with MPO-ANCA-positive vasculitis in a Japanese population
Genes Immun.  (2013)
10.1038/gene.2013.45
原著論文6
Nakazawa D, Tomaru U, Ishizu A.
Possible implication of disordered neutrophil extracellular traps in the pathogenesis of MPO-ANCA-associated vasculitis.
Clin Exp Nephrol.  (2013)
10.1007/s10157-012-0738-8
原著論文7
Nakazawa D, Tomaru U, Suzuki A, et al
Abnormal conformation and impaired degradation of propylthiouracil-induced neutrophil extracellular traps.
Arthritis Rheum.  (2012)
10.1002/art.34619.
原著論文8
Ishizu A, Tomaru U, Murai T, et al.
Prediction of response to treatment by gene expression profiling of peripheral blood in patients with microscopic polyangiitis.
PLoS One.  (2013)
10.1371/journal.pone.0063182.
原著論文9
Ozaki S, Atsumi T, Hayashi T, et al.
Severity-based treatment for Japanese patients with MPO-ANCA-associated vasculitis: the JMAAV study.
Mod Rheumatol.  (2011)
10.1007/s10165-011-0525-5.
原著論文10
Tsuchiya N.
Genetics of ANCA-associated vasculitis in Japan: a role for HLA-DRB1*09:01 haplotype.
Clin Exp Nephrol.  (2012)
10.1007/s10157-012-0691-6.
原著論文11
Tsuchiya N.
Genetics of microscopic polyangiitis in the Japanese population.
Ann Vasc Dis.  (2012)
10.3400/avd.ra.12.00062.
原著論文12
Terao C, Yoshifuji H, Kimura A, et al.
Two susceptibility loci to Takayasu arteritis reveal a synergistic role of the IL12B and HLA-B regions in a Japanese population.
Am J Hum Genet.  (2013)
10.1016/j.ajhg.2013.05.024.
原著論文13
Isobe M.
The Asia Pacific meeting on vasculitis and ANCA 2012 workshop on Takayasu arteritis: advances in diagnosis and medical treatment.
Clin Exp Nephrol.  (2013)
10.1007/s10157-012-0697-0.
原著論文14
Wada T, Hara A, Arimura Y, et al.
Risk factors associated with relapse in Japanese patients with microscopic polyangiitis.
J Rheumatol.  (2011)
10.3899/jrheum.110705.
原著論文15
Sada KE, Harigai M, Amano K, et. al.
Comparison of severity classification in Japanese patients with antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitis in a nationwide, prospective, inception cohort study.
Mod Rheumatol.  (2016)
10.3109/14397595.2016.1140274
原著論文16
Sada KE, Yamamura M, Harigai M, et. al.
Different responses to treatment across classified diseases and severities in Japanese patients with microscopic polyangiitis and granulomatosis with polyangiitis: a nationwide prospective inception cohort study.
Arthritis Res Ther.  (2015)
10.1186/s13075-015-0815-y.
原著論文17
Watanabe-Imai K, Harigai M, Sada KE, et.al
Clinical characteristics of and risk factors for serious infection in Japanese patients within six months of remission induction therapy for ANCA associated vasculitis registered in a nationwide, prospective, inception cohort study.
Mod Rheumatol.  (2016)
10.1080/14397595.2016.1226468
原著論文18
Suka M, Hayashi T, Kobayashi S, et al.
Improvement in health-related quality of life in MPO-ANCA-associated vasculitis patients treated with cyclophosphamide plus prednisolone: an analysis of 18 months of follow-up data from the JMAAV study.
Mod Rheumatol.  (2012)
10.1007/s10165-012-0602-4.
原著論文19
Suzuki K, Nagao T, Itabashi M, et al.
A novel autoantibody against moesin in the serum of patients with MPO-ANCA-associated vasculitis.
Nephrol Dial Transplant.  (2013)
10.1093/ndt/gft469
原著論文20
Sada KE, Yamamura M, Harigai M, et al.
Issues associated with the Ministry of Health, Labour and Welfare diagnostic criteria for antineutrophil cytoplasmic antibody-associated vasculitides.
Mod Rheumatol.  (2014)
10.3109/14397595.2014.982270

公開日・更新日

公開日
2014-06-02
更新日
2017-05-25

収支報告書

文献番号
201324007Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
55,800,000円
(2)補助金確定額
55,841,049円
差引額 [(1)-(2)]
-41,049円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 35,023,036円
人件費・謝金 3,790,554円
旅費 3,468,100円
その他 11,934,359円
間接経費 1,625,000円
合計 55,841,049円

備考

備考
利息分 41020円、自己資金 29円

公開日・更新日

公開日
2015-06-30
更新日
-