緩和ケアプログラムによる地域介入研究

文献情報

文献番号
201118066A
報告書区分
総括
研究課題名
緩和ケアプログラムによる地域介入研究
課題番号
H23-3次がん・指定-001
研究年度
平成23(2011)年度
研究代表者(所属機関)
江口 研二(帝京大学 医学部内科学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 秋月 伸哉(千葉県がんセンター 精神腫瘍科)
  • 秋山 美紀(慶應義塾大学大学院 総合政策学部)
  • 梅田 恵((株)緩和ケアパートナーズ)
  • 加藤 雅志(国立がん研究センター がん対策情報センター がん医療支援研究部)
  • 川越 正平(あおぞら診療所)
  • 木澤 義之(筑波大学大学院人間総合科学研究科)
  • 木下 寛也(国立がん研究センター東病院 緩和医療科・精神腫瘍科)
  • 鈴木 聡(鶴岡市立荘内病院 外科診療)
  • 白髭 豊(医療法人白髭内科医院)
  • 武林 亨(慶應義塾大学 医学部衛生学公衆衛生学)
  • 平井 啓(大阪大学 コミュニケーション・デザインセンター)
  • 宮下 光令(東北大学大学院医学系研究科保健学専攻緩和ケア看護分野)
  • 森田 達也(聖隷三方原病院 緩和支持治療科)
  • 山川 宣(国家公務員共済組合連合会六甲病院 緩和ケア科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 第3次対がん総合戦略研究
研究開始年度
平成23(2011)年度
研究終了予定年度
平成24(2012)年度
研究費
32,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
1)緩和ケアの標準化と継続性の向上、2)がん患者・家族に対する適切な緩和ケアの知識の提供供3)地域の緩和ケアの包括的なコーディネーション、4)緩和ケア専門家による診療およびケアの提供、を中心とする地域単位の緩和ケアプログラムの整備により、QOLの指標である、1)患者による苦痛緩和の質評価が改善し、2)遺族による苦痛緩和の質評価が改善し、3)緩和ケア利用数が増加し、4)死亡場所が患者の希望に近く変化するかを評価する。
研究方法
4地域の住民を対象とした地域介入による前後比較研究。
地域を対象とした地域緩和ケアプログラムを実施し、自宅死亡率、患者・家族からみた緩和ケアの質の評価、緩和ケア利用数、医師・看護師の困難感・知識を評価する。
結果と考察
粗解析により、自宅死亡率の全国平均に比較して有意な増加、患者・家族からみた緩和ケアの質の評価、緩和ケア利用数、医師・看護師の困難感・知識の介入前後での改善が見られた。
結論
地域緩和ケアプログラムは患者・家族からみた緩和ケアの質の評価を改善し、緩和ケア利用数の増加と医師・看護師の困難感・知識の改善、自宅死亡率の増加に貢献しうる。来年度までに詳細の解析を終了する。

公開日・更新日

公開日
2015-05-20
更新日
-

収支報告書

文献番号
201118066Z