処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究

文献情報

文献番号
202517009A
報告書区分
総括
研究課題名
処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23GC1018
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
松本 俊彦(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部)
研究分担者(所属機関)
  • 上條 吉人(埼玉医科大学 医学部 臨床中毒学)
  • 沖田 恭治(国立精神・神経医療研究センター 病院 精神診療部)
  • 嶋根 卓也(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部)
  • 引地 和歌子(東京都監察医務院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者政策総合研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究費
9,347,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究班の目的は以下の5つである。1) 精神医学・救急医学・法医学の観点から処方薬・市販薬乱用の健康被害を明らかにすること、2) 乱用リスクの高い薬剤を把握すること、3) 処方薬・市販薬使用障害患者の臨床的特徴を明らかにすること、4) 処方薬・市販薬依存症の治療法を開発すること、5) 薬局・救急医療での介入・支援方法を開発することである。
研究方法
研究目的を遂行するために、本研究班では、依存症専門医療、救命救急医療、監察医務院、ドラッグストアという4つの異なるフィールドを生かした、5つの研究分担課題を設定し、市販薬・処方薬が引き起こす健康問題の実態を多面的に明らかにするとともに、治療および支援の介入のあり方を検討することとした。
結果と考察
研究班最終年度にあたる今年度、依存症専門医療をフィールドとする2つの分担研究において、通院治療プログラムと入院治療プログラムによる介入研究が開始され、入院治療プログラムではすでに好ましい介入効果を示唆する結果が得られた。一方、救命救急医療をフィールドとする分担研究においては、市販薬過剰摂取による救急搬送患者の心理社会的背景と過剰摂取の動機、ならびに薬剤と情報の入手経路の実態が明らかにされた。監察医務院をフィールドとする調査では、中毒死の原因となっている市販薬として、購入が容易な第2類医薬品であるジフェンヒドラミン含有市販薬が突出して多いことが明らかにされた。ドラッグストアをフィールドとする分担研究では、市販薬乱用・依存の早期発見・早期介入を目的として開発された「薬剤師向けのゲートキーパー研修プログラム」が、薬局薬剤師の教育に効果的であることが証明された。
結論
3年間にわたる本研究班の活動は順調に進捗し、各研究分担課題からは、臨床上ならびに政策上重要な知見が明らかにされた。

公開日・更新日

公開日
2026-06-02
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2026-06-02
更新日
-

文献情報

文献番号
202517009B
報告書区分
総合
研究課題名
処方薬や市販薬の乱用又は依存症に対する新たな治療方法及び支援方法・支援体制構築のための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23GC1018
研究年度
令和7(2025)年度
研究代表者(所属機関)
松本 俊彦(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部)
研究分担者(所属機関)
  • 上條 吉人(埼玉医科大学 医学部 臨床中毒学)
  • 沖田 恭治(国立精神・神経医療研究センター 病院 精神診療部)
  • 嶋根 卓也(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部)
  • 引地 和歌子(東京都監察医務院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害者政策総合研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和7(2025)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究班の目的は以下の5つである。1) 精神医学・救急医学・法医学の観点から処方薬・市販薬乱用の健康被害を明らかにすること、2) 乱用リスクの高い薬剤を把握すること、3) 処方薬・市販薬使用障害患者の臨床的特徴を明らかにすること、4) 処方薬・市販薬依存症の治療法を開発すること、5) 薬局・救急医療での介入・支援方法を開発することである。
研究方法
依存症専門医療をフィールドとする2つの分担研究において、市販薬・処方薬乱用患者のいずれにおいても、他の精神障害を併存する複雑な病態を呈する者が多く、入院を要する患者では、併存精神障害や臨床遺伝学的脆弱性、自殺リスクの点で重篤な一群であことが明らかにされた。また、この2つの分担研究では、通院治療プログラムと入院治療プログラムによる介入研究も実施され、いずれにおいても好ましい介入効果を示唆する結果が得られた。
一方、救命救急医療をフィールドとする分担研究においては、市販薬過剰摂取による救急搬送患者の心理社会的背景と過剰摂取の動機、ならびに薬剤と情報の入手経路の実態が明らかにされた。
監察医務院をフィールドとする調査では、中毒死の原因となっている市販薬として、購入が容易な第2種医薬品であるジフェンヒドラミン含有市販薬が突出して多いことが明らかにされた。
ドラッグストアをフィールドとする分担研究では、市販薬乱用・依存の早期発見・早期介入を目的として開発された「薬剤師向けのゲートキーパー研修プログラム」が、薬局薬剤師の教育に効果的であることが証明された。
結果と考察
研究目的を遂行するために、本研究班では、依存症専門医療(外来及び入院病棟)、救命救急医療、監察医務院、ドラッグストアという4つの異なるフィールドを生かした、5つの研究分担課題を設定し、市販薬・処方薬が引き起こす健康問題の実態を多面的に明らかにするとともに、治療および支援の介入のあり方を検討することとした。
結論
本研究班の成果は、今後の依存症専門医療機関において、外来及び通院治療プログラムとしてそのまま提供できるものである。また、薬剤師に対する研修プログラムはドラッグストアに勤務する薬剤師はもとより、ドラッグスストアにおいて市販薬乱用者と接する機会の多い登録販売者のトレーニングにもそのまま使える資材である。

公開日・更新日

公開日
2026-06-02
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2026-06-02
更新日
-

行政効果報告

文献番号
202517009C

収支報告書

文献番号
202517009Z