文献情報
文献番号
201020021A
報告書区分
総括
研究課題名
緩和ケアにおけるIVRの確立についての研究
課題番号
H20-がん臨床・一般-021
研究年度
平成22(2010)年度
研究代表者(所属機関)
荒井 保明(独立行政法人国立がん研究センター中央病院 放射線診断科)
研究分担者(所属機関)
- 中島 康雄(聖マリアンナ医科大学 放射線科)
- 小林 健(石川県立中央病院 放射線科)
- 曽根 美雪(岩手医科大学 放射線医学講座)
- 稲葉 吉隆(愛知県がんセンター中央病院 放射線診断IVR部)
- 新槇 剛(静岡県立静岡がんセンター 画像診断科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん臨床研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成22(2010)年度
研究費
21,325,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
日本腫瘍IVR研究グループJIVROSG(Japan Interventional Radiology in Oncology Study Group)で行われた臨床試験で緩和ケアにおける標準的治療となる可能性が示されたIVRについて、既存の治療法とのランダム化比較試験を行い、緩和ケアにおける当該IVRの位置づけを明らかにする。
研究方法
IVRは外科治療に比べ一般に低侵襲とはいえ侵襲的治療であり、IVRを介入させるランダム化比較試験を緩和段階の症例を対象に行うためには、倫理的に許容され、かつ実行可能な試験デザインの作成が最も難しい課題である。また、緩和段階の症例が呈す症状は極めて多彩であるため、これらの症状に対する標準的自体が必ずしも確立しておらず、臨床現場では医療者と患者との合意により、十分なエビデンス不在のまま、種々の治療が行われているのが現状である。このような状況を勘案し、本研究では1年次にランダム化比較試験の基本デザインの検討を行い、2年次にこの基本デザインに基づき各試験のプロトコールを確定するとともに、試験遂行に関わる環境を整備した上で試験を開始、3年次に当たる本年はこれらの試験を継続して行った。
結果と考察
研究結果
以下の5試験のプロトコールを完成し、これらの試験を行った。
①現在症例登録を継続している。
②現在症例登録を継続している。
③現在症例登録を継続している。
④現在症例登録を継続している。
⑤現在症例登録を継続している。
考察
本試験が完了した暁には、現在混沌としている緩和ケアにおけるIVRの位置づけがエビデンスに基づいて示されることとなり、緩和治療の発展に大きく寄与することが期待される。
以下の5試験のプロトコールを完成し、これらの試験を行った。
①現在症例登録を継続している。
②現在症例登録を継続している。
③現在症例登録を継続している。
④現在症例登録を継続している。
⑤現在症例登録を継続している。
考察
本試験が完了した暁には、現在混沌としている緩和ケアにおけるIVRの位置づけがエビデンスに基づいて示されることとなり、緩和治療の発展に大きく寄与することが期待される。
結論
試験は未だ進行中であるが、本試験は緩和IVRを当該緩和治療における標準的治療に位置づけようとする世界で初めてのチャレンジングな臨床試験であり、本試験の結果は緩和ケアの進歩に大きな影響を与えることが期待される。
公開日・更新日
公開日
2015-05-15
更新日
-