エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究

文献情報

文献番号
200932032A
報告書区分
総括
研究課題名
エイズ対策研究事業の企画と評価に関する研究
課題番号
H21-エイズ・一般-016
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
木村 哲(東京逓信病院)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策研究
研究開始年度
平成21(2009)年度
研究終了予定年度
平成23(2011)年度
研究費
4,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
HIV感染症とエイズを克服し、また新たなHIV感染を防止するためには、基礎医学、臨床医学、疫学、更には社会医学等を総合した立場から検討し、限られた研究リソースを有効に使い成果を挙げることが必要である。本研究は幅広い視点からエイズ対策研究のあり方と方向性を検討・企画し、エイズ対策研究事業が有効、適正かつ円滑に実施・評価されるように支援することを目的とする。
研究方法
主として以下の項目を実施する。1)世界のHIV研究の動向や、有識者の意見を参考に日本における研究と施策の方向性を検討し、次年度の新規課題などにつき提案する。2)6月にエイズ対策研究事業研究代表者会議(ヒアリング会)を開き、各研究課題の相補性を高め方向性を確認する。各研究班に関する評価委員のコメントに対する研究代表者の対応策を確認する。3)2月に研究成果発表会を開き評価委員による評価の取りまとめを支援する。4)適正かつ効率的な評価方法を検討する。5)全研究班の成果の抄録集を作成し配布する。
結果と考察
1)現在及び過去の研究代表者経験者、NGO代表者などから意見を聴取し、エイズ対策研究事業の今後の研究の方向性、およびその成果の評価方法に関する意見を収集し、提案した。2)平成21年6月に研究代表者会議(ヒアリング会)を開催した。ヒアリングの対象は1年目および2年目の研究課題とした。3)平成22年2月に研究成果発表会を開催・運営した。口頭発表は2年目および3年目の研究課題とした。4)評価委員の専門性を重視した評価の分担制を導入した。5)全課題の研究成果を収録した抄録集を作成・配布した。6)海外ではHAART開始時期が段々と早くなってきている。このような情報を極力早期に収集し、学会や研究会を通じ広く日本の医療界に紹介した。
結論
本研究において、厚生労働科学研究費補助金エイズ対策研究事業の適正かつ円滑な実施を図った。その目的のため6月に研究代表者会議を開催し、年度末(2月)に研究成果発表会を開催した。各研究計画および成果の評価は、評価委員の専門性を考慮した分担制として実施した。エイズ対策研究事業の方向性ならびに新たな研究課題について検討し提案した。エイズ対策研究事業で行われている46研究課題の研究成果抄録集を作成し、配布した。

公開日・更新日

公開日
2014-05-26
更新日
-