化学テロ発生時に必要な薬剤の国家備蓄等の適正化の研究

文献情報

文献番号
202306019A
報告書区分
総括
研究課題名
化学テロ発生時に必要な薬剤の国家備蓄等の適正化の研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
23CA2019
研究年度
令和5(2023)年度
研究代表者(所属機関)
若井 聡智(独立行政法人国立病院機構本部 DMAT事務局)
研究分担者(所属機関)
-
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 厚生労働科学特別研究
研究開始年度
令和5(2023)年度
研究終了予定年度
令和5(2023)年度
研究費
4,616,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

行政効果報告

文献番号
202306019C

成果

専門的・学術的観点からの成果
化学テロに用いられる化学物質に対する各種解毒剤の加速試験結果をアレニウスの式に外挿すると、3年以内は力価が保たれていることが推定された。ローリングストックの期間を3年間に延長することで非常時に用いられる解毒剤の備蓄時の費用を抑制できると考えられる。
臨床的観点からの成果
386病院と39業者からの回答を分析し、現時点で蓋然性が高いと考えられる化学テロに用いられる化学物質に対する各種解毒剤からランニングストック化が可能な薬剤5種類を抽出した。これらをランニングストック化することにより、備蓄薬の購入・回収・廃棄に必要な予算の削減又は圧縮が可能となる。
ガイドライン等の開発
現時点ではガイドラインへの反映はされていないが、今後ランニングストック化が可能な薬剤を考慮する上で、①長期保存が可能なもの、②適応が広いもの、③安定供給が見込めるもの、④利用頻度が高いもの、⑤管理が容易なもの、を要件することが必要であると考えられた。
その他行政的観点からの成果
ランニングストック化可能な薬剤を提案したが、市場流通は経時的経年的に変化が起こる側面もあるため、本研究と同様に、ランニングストック化が適切かどうかを評価する調査は継続的に実施されることが必要である。これにより、最新の化学テロに用いられる化学物質や、それに対する最新の各種解毒剤を、常にアップデートできると考える。
その他のインパクト
現時点では特記事項無し。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

公開日・更新日

公開日
2025-04-28
更新日
-

収支報告書

文献番号
202306019Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
6,000,000円
(2)補助金確定額
6,000,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 898,419円
人件費・謝金 0円
旅費 0円
その他 14,750円
間接経費 1,384,000円
合計 2,297,169円

備考

備考
その他、寄付金その他の収入額として、利息15円の入金がありました。

公開日・更新日

公開日
2025-04-28
更新日
-