容量結合型筋電センサを用いた操作入力装置の実証研究

文献情報

文献番号
200929017A
報告書区分
総括
研究課題名
容量結合型筋電センサを用いた操作入力装置の実証研究
課題番号
H20-障害・一般-010
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
梶谷 勇(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害保健福祉総合研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究費
2,507,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
病気やけがのために体の動きが小さすぎ、通常の入力装置では機器の操作ができない人は、弱い力で操作できる特別な入力装置(押しボタンスイッチなど)で機器の操作を行います。
そのような入力装置の選択肢を増やすため、筋肉を動かした時の皮膚の表面で測定する電気信号(筋電)を用いた入力装置(筋電スイッチ)を開発しています。
研究方法
筋電を測定するセンサーの電極が、汗などの影響を受けにくくするために用いる材料の評価を行います。
筋電スイッチや、市販の押しボタンスイッチなどをどれくらいうまく操作できるのか(操作能力)を測定します。
結果と考察
電極が汗などの影響を受けにくくするために用いる材料として、事務用の両面テープや救急絆創膏用のポリウレタンテープを用いることができることがわかりました。
筋電スイッチは弱い力で操作できるため、反応時間が長くなりにくい傾向があることがわかりました。
結論
本研究の成果を用いることにより、運動機能に障害のある人の代替入力装置として筋電スイッチを活用できるようになると期待できます。
操作能力の測定結果を、スイッチが適切に設置されているかを判断する材料として用いることができると考えられます。

公開日・更新日

公開日
2010-09-22
更新日
-

文献情報

文献番号
200929017B
報告書区分
総合
研究課題名
容量結合型筋電センサを用いた操作入力装置の実証研究
課題番号
H20-障害・一般-010
研究年度
平成21(2009)年度
研究代表者(所属機関)
梶谷 勇(独立行政法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害保健福祉総合研究
研究開始年度
平成20(2008)年度
研究終了予定年度
平成21(2009)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
病気やけがのために体の動きが小さすぎ、通常の入力装置では機器の操作ができない人は、弱い力で操作できる特別な入力装置(押しボタンスイッチなど)で機器の操作を行います。このような入力装置の選択肢を増やすため、筋肉を動かした時の皮膚の表面で測定する電気信号(筋電)を用いた入力装置(筋電スイッチ)を開発しています。本プロジェクトでは、実使用場面において問題となる2つの課題として、筋電スイッチの装着する際の手間を軽減と、適切なスイッチの選択と適合の支援をめざした研究開発を行います。
研究方法
筋電スイッチの開発は、次に示す2つの方法で進めています。

1.筋電を測定するセンサーを皮膚に接触させる際、センサーの電極が汗などの影響を受けにくくするために用いる材料(絶縁素材)の性能を測定します。

2.適切なスイッチの選択と適合にむけ、筋電スイッチと市販の押しボタンスイッチを比較するために、どれくらい思い通りに操作できるのか(操作能力)を測定します。
結果と考察
電極が汗などの影響を受けにくくするために用いる材料として、事務用の両面テープや救急絆創膏として用いるポリウレタンテープを適用できることがわかりました。

筋電スイッチは弱い力で操作できるため、市販の押しボタンスイッチなどと比べて反応時間が長くなりにくい傾向があることがわかりました。
結論
本研究の成果を用いることにより、運動機能に障害のある人の代替入力装置として筋電スイッチを活用できるようになると期待できます。

操作能力を測定するツールは、スイッチを適切に選択し、正しく設置されているかを判断するために用いることができると考えられます。

公開日・更新日

公開日
2010-09-22
更新日
-

行政効果報告

文献番号
200929017C