アレルギー患者QOL向上のための医療従事者の効率的育成に関する研究

文献情報

文献番号
202213006A
報告書区分
総括
研究課題名
アレルギー患者QOL向上のための医療従事者の効率的育成に関する研究
課題番号
22FE1001
研究年度
令和4(2022)年度
研究代表者(所属機関)
勝沼 俊雄(東京慈恵会医科大学 小児科)
研究分担者(所属機関)
  • 大矢 幸弘(国立研究開発法人 国立成育医療研究センター・アレルギーセンター)
  • 伊藤 靖典(地方独立行政法人長野県立病院機構長野県立こども病院 生命科学研究センター)
  • 佐藤 泰憲(慶應義塾大学)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 免疫・アレルギー疾患政策研究
研究開始年度
令和4(2022)年度
研究終了予定年度
令和6(2024)年度
研究費
4,600,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
1. アレルギー診療コメディカルが希求するeラーニング教材の検討
2. 上記結果に基づいた喘息治療薬吸入手技のeラーニング教材開発および妥当性検証
3. アレルギー性鼻炎治療薬鼻噴霧手技のeラーニング教材の開発およびeラーニングが患者の重症度・QOLに及ぼす効果の評価。
研究方法
本研究計画はPart 1とPart 2で構成される。Part 1で対象とする疾患は気管支喘息である。まず、ステロイドの吸入手技を指導する看護師を対象として聞き取り調査を実施し、受講者のニーズに合致したeラーニング教材(以下、教材)を作製する。その後、同教材で研修を受けた被験群と従来型の講習会を受講した対照群とで手技の指導方法を比較する。指導の適切性を評価するのは盲検化された評価委員会とする。ただし、可能であれば1年目に予備的な検討を実施し、評価に伴う問題点を抽出して2年目の試験の実施可能性を高める。Part 2で対象とする疾患はアレルギー性鼻炎(スギ花粉症)である。1年目に鼻噴霧の手技を薬局で指導する薬剤師を対象とした聞き取り調査を実施し、1年目後半に教材の開発を開始する。その後、同教材で研修を受けた薬剤師を被験群、研修を受けなかった薬剤師を対照群として、それぞれ指導が患者のQOL及びアレルギー症状に及ぼす効果を比較する。
患者のQOL評価には妥当性の認められた質問紙(JRQLQ、AASS)を使用する
結果と考察
結果
1年目終了(令和5年3月)までに、①聞き取り、②eラーニング教材作製、③パイロット研究としての少人数を対象に従来型講習会開催、およびeラーニング教材配信を終了した。2年目の初期(令和5年4月)に手技の評価を行う予定である。

考察
1年目はほぼ計画通りの進捗が得られた。2年目はPart 1に関して既述のパイロット研究結果をもとにより大人数での比較検討を行う。また鼻炎の教材作製を行い、薬剤師およびアレルギー性鼻炎(スギ花粉症)患者への教育効果を検証する。

結論
1年目は順調に研究を実施できた。

公開日・更新日

公開日
2023-12-18
更新日
-

研究報告書(PDF)

公開日・更新日

公開日
2023-12-18
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202213006Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
5,980,000円
(2)補助金確定額
5,980,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 12,231円
人件費・謝金 618,208円
旅費 115,060円
その他 3,854,501円
間接経費 1,380,000円
合計 5,980,000円

備考

備考
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公開日・更新日

公開日
2023-12-18
更新日
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