要介護者に対する疾患別リハビリテーションから維持期・生活期リハビリテーションへの一貫したリハビリテーション手法の確立研究

文献情報

文献番号
202116002A
報告書区分
総括
研究課題名
要介護者に対する疾患別リハビリテーションから維持期・生活期リハビリテーションへの一貫したリハビリテーション手法の確立研究
課題番号
20GA1001
研究年度
令和3(2021)年度
研究代表者(所属機関)
三上 幸夫(和歌山県立医科大学 医学部  リハビリテーション医学講座)
研究分担者(所属機関)
  • 田島 文博(公立大学法人 和歌山県立医科大学 医学部 医学科 リハビリテーション医学)
  • 久保 俊一(京都府立医科大学)
  • 三上 靖夫(京都府立医科大学大学院医学研究科 リハビリテーション医学)
  • 河﨑 敬(京都府立医科大学 医学部医学科)
  • 幸田 剣(和歌山県立医科大学医学部リハビリテーション医学講座)
  • 大川 裕行(西九州大学 リハビリテーション学部)
  • 上西 啓裕(宝塚医療大学 和歌山保健医療学部)
  • 篠原 博(青森県立保健大学)
  • 黒田 るみ(山本 るみ)(福島県立医科大学 看護学部)
  • 浅枝 諒(宝塚医療大学 和歌山保健医療学部)
  • 下川 敏雄(和歌山県立医科大学 臨床研究センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 長寿科学政策研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
5,960,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
・医療保険の疾患別リハビリテーションが終了した後の、介護保険の生活期リハビリテーションでは、疾患別リハビリテーションからの一貫したリハビリテーション手法が確立されておらず、要介護者に対する生活期リハビリテーションの提供実態も把握されていなかった。また、生活期リハビリテーションに関する研究のエビデンスも整理されていなかった。そこで本研究では令和2年度に、疾患別リハビリテーションが終了した要介護者を対象として、アンケート調査を実施し、生活期リハビリテーションの提供実態を把握した。そして、生活期リハビリテーションに関する研究の文献レビューからエビデンスも整理した。令和3年度は、令和2年度研究結果を基に、疾患別リハビリテーション終了後に高齢者の状態を評価し、疾患別リハビリテーションに応じた効果的な生活期リハビリテーションを実施するための介入方法、多職種連携を含む手引きを作成することを主目的とした。さらに令和2年度研究結果をまとめて公表し、令和4年度の介入研究に向けて詳細な計画書を立案し、倫理審査申請を行うことも目的とした。
研究方法
1. 手引き作成
・令和2年度研究結果に関して、第58回日本リハビリテーション医学会学術集会シンポジウム(令和3年6月)で討議し、介護保険リハビリテーションの問題点を共有する。
・オンライン班会議を通じて、研究分担者と手引きの内容、項目、著者、執筆要項に関して協議する。
・リハビリテーション科指導医、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、義肢装具士、栄養士で構成された手引き作成委員会を発足する。
・実態調査、文献レビューの結果を基に、疾患別の生活期リハビリテーションの効果的な方法を確立し、標準化した手引きを分担執筆する。
・分担執筆した手引き原案を手引き作成委員会で編集し、訓練介入方法、評価方法、多職種連携を含み、具体的かつ実践的な初稿に仕上げる。
2. 令和2年度結果のまとめと公表
・第58回日本リハビリテーション医学会学術集会, 京都, 2021.6(シンポジウム)で学会発表し、英語論文を作成して投稿する。
3. 令和4年度研究倫理審査申請
・令和4年度の介入研究に向けて詳細な計画書を立案し、倫理審査申請を行う。
(倫理面への配慮)
・令和3年度研究の手引き作成に関しては、人を対象として実施する活動ではなく、研究責任者および研究分担者が文書を作成する研究であったため、倫理面の問題はないと判断した。
結果と考察
1. 手引き作成
・令和4年1月に手引き原案を作成した。
・令和4年2月に原案を手引き作成委員会で編集校正し、令和4年3月に初稿を完成した。
・「要介護者に対する医療保険の疾患別リハビリテーション診療から介護保険の生活期リハビリテーションマネジメントへの一貫したリハビリテーション手法」の手引き 
初稿
【目次】
・巻頭言 
1)リハビリテーション医学・医療 総論
2)リハビリテーション診療(診断・治療・支援) 総論
3) 介護保険の生活期リハビリテーションにおける医師の役割
4)理学療法 
5)言語聴覚療法 
6)作業療法 
7)義肢装具 
8)看護 
9) 栄養管理 
10)薬物療法 
11)歯科治療 

2. 令和2年度結果のまとめと公表
・第58回日本リハビリテーション医学会学術集会, 京都, 2021.6(シンポジウム)で学会発表した。英語論文は投稿し、査読中である。
3. 令和4年度研究倫理審査申請
・令和4年度の介入研究に向けて詳細な計画書を立案し、倫理審査申請を行った。

考察
・作成した手引きはリハビリテーションに携わる多職種で作成したことにより、様々な介護サービスの場面で実際に活用可能であり、地域における医療・介護事業者の知識・技術水準の向上が期待される。さらに、手引きを基にしたリハビリテーション介入を行うことで、要介護者の入浴や外出が可能になることなど、要介護者の活動性が改善すれば、要介護者だけでなく、介護者に対する恩恵も大きい。また、要介護者の活動性改善は疾患・外傷の再発予防にも繋がる可能性もある。これらは医療費・介護費の削減に繋がることになり、生活期リハビリテーション施策への直接反映だけでなく、今後、他の政策上、有意な研究へ発展する事も期待される。
・また、本研究でのアンケート調査と文献レビューの結果を国内外で公表することによって、民間での利活用により間接的な波及効果も見込まれる。
結論
・令和3年度は、令和2年度の研究結果をまとめて公表した。そして、これを基に、疾患別リハビリテーション終了後に高齢者の状態を評価し、疾患別リハビリテーションに応じた効果的な生活期リハビリテーションを実施するための介入方法、多職種連携を含む手引きを作成した。さらに、令和4年度の介入研究に向けて倫理審査申請を行った。

公開日・更新日

公開日
2022-05-26
更新日
-

研究報告書(PDF)

総括研究報告書
分担研究報告書
研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
倫理審査等報告書の写し
分担研究報告書
分担研究報告書

公開日・更新日

公開日
2022-05-26
更新日
2023-03-28

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202116002Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
7,748,000円
(2)補助金確定額
7,748,000円
差引額 [(1)-(2)]
0円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 3,439,155円
人件費・謝金 491,343円
旅費 242,918円
その他 1,786,778円
間接経費 1,788,000円
合計 7,748,194円

備考

備考
・自己資金10,662円
(分担・上西先生10,467円、分担・浅枝先生195円)
・利息1円
・未使用額(分担・黒田先生)10,469円
上記理由により、支出の合計が+194円となっております。

公開日・更新日

公開日
2022-06-03
更新日
-