次期がん対策推進基本計画に向けて小児がん拠点病院および連携病院の小児がん医療・支援の質を評価する新たな指標開発のための研究

文献情報

文献番号
202108031A
報告書区分
総括
研究課題名
次期がん対策推進基本計画に向けて小児がん拠点病院および連携病院の小児がん医療・支援の質を評価する新たな指標開発のための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
20EA1020
研究年度
令和3(2021)年度
研究代表者(所属機関)
松本 公一(国立研究開発法人 国立成育医療研究センター 小児がんセンター)
研究分担者(所属機関)
  • 平林 真介(北海道大学病院 小児科)
  • 笹原 洋二(東北大学大学院医学系研究科 発生・発達医学講座 小児病態学分野)
  • 康 勝好(埼玉県立小児医療センター 血液腫瘍科)
  • 湯坐 有希(東京都立小児総合医療センター 血液・腫瘍科)
  • 後藤 裕明(地方独立行政法人神奈川県立病院機構 神奈川県立こども医療センター 血液・再生医療科)
  • 渡邉 健一郎(京都大学大学院医学研究科 発達小児科学)
  • 高橋 義行(名古屋大学大学院医学系研究科 成長発達医学)
  • 平山 雅浩(三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座小児科学分野)
  • 滝田 順子(京都大学 医学部 小児科)
  • 家原 知子(京都府立医科大学 医学研究科)
  • 井上 雅美(地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター )
  • 藤崎 弘之(大阪市立総合医療センター 小児血液腫瘍科)
  • 長谷川 大一郎(兵庫県立こども病院 小児がん医療センター血液・腫瘍内科)
  • 川口 浩史(広島大学大学院医系科学研究科小児科学)
  • 武本 淳吉(国立大学法人九州大学  大学院医学研究院小児外科学)
  • 小川 千登世(国立研究開発法人国立がん研究センター中央病院 小児腫瘍科)
  • 瀧本 哲也(国立成育医療研究センター 臨床研究センター 臨床研究推進室)
  • 加藤 実穂(国立成育医療研究センター 小児がんセンター小児がんデータ管理科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん対策推進総合研究
研究開始年度
令和2(2020)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
9,231,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究の目的は、小児がん拠点病院Quality Indicator(QI)および小児がん連携病院QIを設定し計測することで、日本における小児がん医療の質を評価し、今回得られる小児がん医療の質に関する情報・課題を、次期小児がん拠点病院の指定要件に反映させることを目指すものである。
研究方法
多職種からなる指標検討ワーキンググループを構成し、拠点病院、連携病院の評価に最適なQI指標を策定した。連携病院QIに関して、各ブロック内の連携病院に所属する診療録管理士による算定ワーキンググループをブロックごとに形成し、適切な算定が行われるようにした。今年度は、小児がん拠点病院QIに関してのブラッシュアップと継続的測定、小児がん連携病院QIの作成とデータ収集を行なった。小児がん連携病院QIに関しては、指標検討を行ったのち、小児がん連携病院QI説明会を行い、全国105施設からのデータ収集を、REDCapを用いたWEBデータ入力システムにより行った。
結果と考察
拠点病院に関しては、小児血液・がん専門医数の漸増傾向やHPS/CLS/こども療養支援士の配置など整備の進んだ面が明らかになった。一方、小児がん認定外科医の配置、放射線治療専門医、病理専門医、専門・認定薬剤師の配置、中央病理提出、男性の妊孕性温存の実施など、整備が遅れている部分も明らかになった。連携病院に関しては、小児がん連携病院での医療は比較的小規模で、構造的に十分ではないことが明らかになり、大学病院・総合病院と小児病院では、小児がん医療に関わる人員配置が大きく異なっていた。緩和医療の提供体制が不十分な施設も多く、特に小児病院では体制整備が必要であると考えられた。診療連携はある程度行われているが、地域によっては拠点病院との連携が希薄である可能性があり、セカンドオピニオンの地域差からオンラインの活用の推進が必要であることが示唆された。
結論
今回、小児がん連携病院QIを測定することで、日本の小児がん医療の実態が明らかになった。今後、連携病院のあり方を適正に評価して、小児がん医療の集約化を加速させる必要があると考えられた。それぞれの病院が目的意識を持ってPDCAサイクルを回すことを促すことで、小児がん医療全体の底上げに寄与することが期待される。

公開日・更新日

公開日
2022-05-27
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究成果の刊行に関する一覧表
倫理審査等報告書の写し

公開日・更新日

公開日
2022-05-27
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202108031Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
12,000,000円
(2)補助金確定額
11,574,000円
差引額 [(1)-(2)]
426,000円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 3,479,730円
人件費・謝金 2,352,775円
旅費 3,040円
その他 2,970,156円
間接経費 2,769,000円
合計 11,574,701円

備考

備考
-

公開日・更新日

公開日
2023-09-29
更新日
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