患者調査の効率的な実施手法の確立に資する研究

文献情報

文献番号
202102007A
報告書区分
総括
研究課題名
患者調査の効率的な実施手法の確立に資する研究
課題番号
21AB1001
研究年度
令和3(2021)年度
研究代表者(所属機関)
星 佳芳(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)
研究分担者(所属機関)
  • 豊田 章宏(独立行政法人労働者健康福祉機構 中国労災病院 治療就労両立支援センター)
  • 立道 昌幸(東海大学医学部 基盤診療学系衛生学公衆衛生学)
  • 水島 洋(国立保健医療科学院 研究情報支援研究センター)
  • 木村 映善(国立大学法人愛媛大学 大学院医学系研究科医療情報学講座)
  • 佐藤 洋子(静岡社会健康医学大学院大学)
  • 辻 雅善(近畿大学九州短期大学 生活福祉情報科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(統計情報総合研究)
研究開始年度
令和3(2021)年度
研究終了予定年度
令和4(2022)年度
研究費
4,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
(1)患者調査に関する文献レビューを行い、患者調査の効率的な実施手法等に関する先行研究の内容を明らかにする。
(2)病院・一般診療所における患者調査の調査票記入手法の実態を明らかにして効率化を妨げる要因を明らかにする。
(3)歯科の傷病名については、調査票に示されている傷病名等16区分への分類作業の際の課題を明らかにして効率化に繋がる提案をする。
(4)患者調査効率化を妨げる要因の解決に繋がるICTツールのプロトタイプを開発する。
(5)患者調査の効率化を図る為の提案を行う。
研究方法
(1)対象データベースは、医中誌Web、厚生労働科学研究成果データベース、Ovid-MEDLINEとする。(2)患者調査の効率化について、効率化を妨げる要因を厚生労働省・病院・診療所・歯科診療所へのアンケート調査/インタビュー調査結果から明らかにする。(3)歯科診療所にて患者調査の該当診療所であったと想定して調査票に記入して課題を調査する。(4)効率化を妨げる要因の解決に繋がるICTツールプロトタイプの要件を検討する。(5)患者調査の効率化を図る為の提案を行う。

結果と考察
規模の小さい病院・診療所では紙調査票の提出を選ばざるを得ない場合もあった。規模の大きい病院例として臨床病名のデータベースを所有していて調査票記入の効率化に繋がっている病院もあったが、レセプト病名ではない臨床病名の決定には時間を要する病院もあった。有床病院においても、歯科診療所においても、外来患者のほとんどはレセプト病名と同じものを調査票の主傷病名として登録している可能性がある。
結論
厚生労働省・病院・診療所への調査を基に、臨床病名決定とICD-10コーディングを支援するICTツールの開発と、歯科病名は16区分の候補から選択するライブラリの作成を行い病名決定支援に繋げられる可能性が示唆された。

公開日・更新日

公開日
2024-06-06
更新日
-

研究報告書(PDF)

研究報告書(紙媒体)

収支報告書

文献番号
202102007Z
報告年月日

収入

(1)補助金交付額
4,000,000円
(2)補助金確定額
3,948,952円
差引額 [(1)-(2)]
51,048円

支出

研究費 (内訳) 直接研究費 物品費 2,620,062円
人件費・謝金 789,728円
旅費 0円
その他 539,162円
間接経費 0円
合計 3,948,952円

備考

備考
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公開日・更新日

公開日
2024-06-06
更新日
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