文献情報
文献番号
200719006A
報告書区分
総括
研究課題名
新しい時代に即応した乳幼児健診のあり方に関する研究
課題番号
H17-子ども-一般-007
研究年度
平成19(2007)年度
研究代表者(所属機関)
高野 陽(日本子ども家庭総合研究所母子保健研究部)
研究分担者(所属機関)
- 中村 敬(大正大学人間学部人間福祉学科)
- 鉾之原昌(今給黎総合病院小児科)
- 吉田弘道(専修大学文学部)
- 福本 惠(京都府立医科大学医学部看護学科)
- 堤ちはる(日本子ども家庭総合研究所 母子保健研究部)
- 野口晴子(国立社会保障・人口問題研究所社会保障基礎理論研究部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 子ども家庭総合研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
3,150,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
乳幼児健診は時代の条件を反映したものでなければならず、今日の育児実態に応じた新しい時代の条件に見合う健診のあり方を検討し、過去2年間の研究結果によって導き出された乳幼児健診の実施に必要な事項を再確認するために、現地調査を含む二次調査を実施し、それらの結果に基づいて新しい時代に即応した乳幼児健診のガイドラインを策定することを目的とした。
研究方法
今年度は、先に得られた結果に基づいて乳幼児健診の実施上必要とされた事項を選定し、各分担研究者による二次調査(全数把握方法について、5歳児健診について、受診者の満足度について、休日健診について、栄養・食育等の指導について)を行った。その結果に基づいて、新しい時代の条件に即応した乳幼児健診のあり方を示すガイドラインの策定を行なった。その際、ガイドラインの基本方針を定め、さらに加えるべき内容を具体的に検討した。
結果と考察
乳児期早期の全数把握については地域によって実施法と人材に差異が認められること、満足度調査の結果は健診の実施体制等に反映されていること、休日の健診の実施には住民の要望が影響していること、食生活指導においては健診の機会によく実施されていること、等が確認できた。また、発達障害児の把握には専門家の配置状況が影響していることも明確にできた。これらに基づき、ガイドラインの基本的方針を定め、更にその結果からガイドラインの具体的な内容を検討した。
結論
ガイドラインの策定のために、二次調査をアンケートまたは現地調査によって実施し、貴重な資料を入手できた。この二次調査や過去の全国調査結果に基づきガイドライン案を検討した。ガイドラインの骨子としては、特に、虐待防止をはじめとした育児支援対策、親子の心の健康問題、発達障害対策に重点をおいた。
公開日・更新日
公開日
2008-04-07
更新日
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