文献情報
文献番号
200701023A
報告書区分
総括
研究課題名
現況と運営実態から見た幼保一体化施設の施設計画に関する研究
課題番号
H18-政策-若手-001
研究年度
平成19(2007)年度
研究代表者(所属機関)
山田 あすか(立命館大学 理工学部建築都市デザイン学科)
研究分担者(所属機関)
- 佐藤 将之(早稲田大学 人間科学学術院)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 行政政策研究分野 政策科学総合研究(政策科学推進研究)
研究開始年度
平成18(2006)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
4,995,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究は,幼保一体化施設の全国的な現況の分析による今後の展望の示唆と,一体化の類型に対応した課題点の把握と空間のあり方の提示を目的とする.
研究方法
研究方法には,全国の幼保一体型施設に対するアンケート調査,先駆事例と自治体に対するヒアリング調査,特徴的な幼保一体型施設における観察調査を併用した.
結果と考察
今年度の研究課題として,以下の研究を実施した.1) 全国の施設へのアンケートと先駆的施設へのヒアリング調査の結果に基づき,幼稚園児と保育園児(幼保の別のない認定こども園においては,短期間児と短期間児,長時間児と短時間児)の混合の様相と,これに伴う保育場所の移動の様態を整理し,幼保一体型施設の全体像を捉えた.また,ここで得られた幼保の混合の類型に基づいて,2)類型ごとの運営実態の詳細を把握するとともに,園児が園生活になじみ,安定した生活を得るために必要な建築計画上の留意点を整理した.これを踏まえ,3)幼保一体型施設における具体的な空間や設えのあり方の検討のため,園児の活動規模や姿勢,環境行動の側面からの研究を行った.さらに,4)幼保の一元化がすでに実現されている北欧2カ国での制度・課題・建築空間の有り様とそこでの園児の生活実態に関する調査を行い,国内の状況と比較した.また,認定こども園導入の導入が各地で検討されるなか,5)保護者が認定こども園の導入に対して持っている意識について調べた.
結論
結論として,幼保一体型施設の運営方法,幼保の混合の実態を把握するとともに,幼保一体型施設における園児の活動の様相を捉え,幼保一体化に関する運営・建築・導入に関する留意点を整理した.
公開日・更新日
公開日
2008-04-09
更新日
-