地域保健における健康診査の効率的なプロトコールに関する研究

文献情報

文献番号
200624029A
報告書区分
総括
研究課題名
地域保健における健康診査の効率的なプロトコールに関する研究
課題番号
H17-循環器等(生習)-一般-014
研究年度
平成18(2006)年度
研究代表者(所属機関)
水嶋 春朔(国立保健医療科学院人材育成部)
研究分担者(所属機関)
  • 林 謙治(国立保健医療科学院)
  • 中山 健夫(京都大学大学院)
  • 横山 徹爾(国立保健医療科学院技術評価部)
  • 大重 賢治(横浜市立大学)
  • 杉森 裕樹(聖マリアンナ医科大学)
  • 一戸 貞人(千葉県衛生研究所)
  • 佐藤 眞一(大阪府立健康科学センター)
  • 津下 一代(あいち健康の森健康科学総合センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患等生活習慣病対策総合研究事業【がん、心筋梗塞、脳卒中を除く】
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
37,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
健康診査の効果的・効率的な実施のため、健康診査項目等の適正化やエビデンスの構築、各ライフステージに応じた健康課題、生活習慣の課題の抽出・検証を踏まえ、地域保健における健康診査の効率的なプロトコールに関して包括的な研究をすすめることを目的とした以下の検討を行った。
研究方法
1.地域集団・職域集団における特定保健指導の対象者の推計、2.リスク評価に関する検討、3.効果的な保健指導プログラムに関する検討、4.効果的なポピュレーション・アプローチに関する検討、5.健康診査・保健指導の効果・効率の評価に関する検討、6.生活習慣改善による介入効果に関するエビデンスの収集、7.米国における保健指導システムに関する情報収集と検討を行った。
結果と考察
非薬物療法による減量効果、薬物または非薬物療法治療による血圧、コレステロール、喫煙などのリスクファクターの軽減、ハイリスク集団にける死亡率の低下が認められることは、既存の文献、報告などのシステマティックレビューで明らかとなった。効果的な健診や保健指導についても十分な報告がある。さらに医療経済的な観点からの検討をすすめ、健診データとレセプトデータをリンケージさせた集団の追跡によって、効果的・効率的な健診・保健指導のプロトコールを開発、検証していくことが重要である。
また厚生労働省健康局の「標準的な健診・保健指導のあり方に関する検討会」に関連したWG(レセプトを活用した医療費分析手法検討WG)を組織して、「健診データ・レセプト分析から見る生活習慣病予防」の学習教材を開発した。
結論
さらに医療経済的な観点からの検討をすすめ、健診データとレセプトデータをリンケージさせた集団の追跡によって、効果的・効率的な健診・保健指導のプロトコールを開発、検証していくことが重要である。

公開日・更新日

公開日
2007-04-09
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2007-12-14
更新日
-