医薬品添加物の安全性データベース等の国民向け情報提供のあり方に関する研究

文献情報

文献番号
200501134A
報告書区分
総括
研究課題名
医薬品添加物の安全性データベース等の国民向け情報提供のあり方に関する研究
課題番号
H16-医薬-057
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
戸部 満寿夫(日本医薬品添加剤協会)
研究分担者(所属機関)
  • 手島邦和(昭和大学 保健医療学部)
  • 木嶋敬二(日本医薬品添加剤協会)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
3,756,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医薬品添加物の本年度の調査品目の選定とデータベースについて
成分表示から使用されている添加剤の種類の出現頻度、投与経路の調査により添加剤の使われ方を調べ
重要度の高いものを選定し、同時にそれらの周辺化合物をも含めた。この選定の結果、本年度は190品
目(初版)について情報検索を実施した。また、前年度までに調査した10品目の見直しを行い(第2版)、
計200品目についてデータベース化した。
研究方法
情報検索と資料作成の分担
本研究を進めるに当り、日本製薬団体連合会(日薬連)の協力を得て品目の分担を決めて調査を始めた。進行状況、検索調査結果等についてはメールによる情報交換をおこない、データ収集の均質化を図った。
データベース化
安全性ガイドラインなどを参考に昨年度選定した安全性評価項目を基準フォーマットに取り入れてデータベース化を図った。200品目につてのデータベースを作成した。
結果と考察
データベースの構築を図るために、まず、添加剤の品目選定とランク付けを行い情報の検索を行った。検索した情報をもとに資料を整理して、データベースフォーマットへの記載をしてデータベースの作成を行った。
1)品目の選定
前年度と同様、調査品目の選定にあたっては成分表示から使用されている添加剤の種類の出現頻度、投与経路の調査により添加剤の使われ方を調べ、重要度の高いものを選定し、同時にそれらの周辺化合物をも含めた。本年度は190品目(初版)について情報検索を実施した。また、前年度までに調査した10品目の見直しを行い(第2版)、計200品目を選定した。
2)安全性情報の収集と文献検索方法
昨年度構築した収集法に基づき、公共の情報源にアクセスする方法で行った。検索用のマニュアルを作成した。
結論
医薬品添加物は平成16年度から原則全成分表示の自主基準が設定された。これを受けて医薬品添加物の充実した安全性データベースを作成し、国民向け情報提供を図り、添加剤の安全性を知ることができることになった。
これによる効果は規制当局、医薬品業界、添加剤業界、病院や薬局関係者及び一般消費者におよび、それぞれ活用の意義があり、さらに、新医薬品添加物の開発支援等にも波及すると考えている。

公開日・更新日

公開日
2006-06-19
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2006-11-28
更新日
-

文献情報

文献番号
200501134B
報告書区分
総合
研究課題名
医薬品添加物の安全性データベース等の国民向け情報提供のあり方に関する研究
課題番号
H16-医薬-057
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
戸部 満寿夫(日本医薬品添加剤協会)
研究分担者(所属機関)
  • 手島 邦和(昭和大学保健医療学部)
  • 木嶋 敬二(日本医薬品添加剤協会)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医薬品・医療機器等レギュラトリーサイエンス総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
医薬品添加物の全成分表示の自主基準が設けられ、医薬品の安全性については含有する有効成分のみならず医薬品添加物についても注意が払われるようになった。そこで、本研究は、医薬品添加物の安全性に関わる情報を収集整理し、データベース化することを目的とした。
研究方法
平成15年度は医薬品添加物について安全性に関するどのような情報が必要であるか、どのような医薬品添加物を取り上げるか、情報をどのようにして収集するか、データベース作成はどうあるべきかを検討し情報検索を実施した。
16年、17年度においては調査品目を増やして情報検索の実施とデータベースの構築を図った。
結果と考察
15年度は医薬品添加物97品目について上記事項に従って情報検察を行った。翻訳は終了したが規定のフォーマットに従っていない品目も6品あるが、文献の評価も含めて将来の作業へと継続することとした。
16年度は261品目(初版)及び昨年度の見直し6品目(第2版)の計267品目について調査研究した。
17年度は190品目(初版)及び昨年度の見直し10品目(第2版)の計200品目について調査研究した。
平成15年度から17年度においては合計542品目の調査研究を行った。
検索システムの構築とマニュアルを作成し、データの整理フォーマットを作成することなどにより、目的とする調査件数に近づくことができた。
医薬品添加物は医薬品の製剤化に不可な物質であると共に近年ナノテクノロジーを応用したDDSにおける放出制御技術や易服用性技術に種々の素材としてその開発に期待されるところが大きい。
結論
医薬品添加物の安全性に関する、データベースを作ったことにより、医薬品の開発、評価に貢献するものであり、これによる効果は規制当局、医薬品業界、添加剤業界、病院や薬局関係者及び一般消費者におよび、それぞれに利益がある。

公開日・更新日

公開日
2006-06-19
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2006-11-28
更新日
-

行政効果報告

文献番号
200501134C

成果

専門的・学術的観点からの成果
本研究の医薬品添加物の安全性データベースは、新たな医薬品の開発及び行政当局の、医薬品添加剤の安全性を確認する手段として、また現在配合されている、医薬品添加物の安全性の評価にも利用し得るものである。このデータベース利用には、医薬品添加剤協会のホームページ上で閲覧できるようにした。データベースを閲覧し、電話、メールなどで安全性情報を確認したい成分や、記載内容についての確認などを受け、対応を継続している。医薬品添加剤に関してのデータベースが今までなかったことから、関心を持たれて利用されている。
臨床的観点からの成果
医薬品添加剤協会のホームページ上で閲覧できるようにした。データベースを閲覧し、電話、メールなどで安全性情報を確認したい成分や、記載内容についての確認などを受け、対応を継続している
ガイドライン等の開発
検討中
その他行政的観点からの成果
新たな医薬品の開発及び行政当局の、医薬品添加剤の安全性を確認する手段として、また現在配合されている、医薬品添加物の安全性の評価にも利用し得るものである。
その他のインパクト
医薬品添加剤に関してのデータベースが今までなかったことから、関心を持たれて利用されている。

発表件数

原著論文(和文)
0件
原著論文(英文等)
0件
その他論文(和文)
0件
その他論文(英文等)
0件
学会発表(国内学会)
0件
学会発表(国際学会等)
0件
その他成果(特許の出願)
0件
「出願」「取得」計0件
その他成果(特許の取得)
0件
その他成果(施策への反映)
0件
その他成果(普及・啓発活動)
0件

特許

主な原著論文20編(論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限る)

論文に厚生労働科学研究費の補助を受けたことが明記された論文に限ります。

原著論文1
検討中
未定
未定

公開日・更新日

公開日
2017-05-30
更新日
-