新医師臨床研修制度の評価に関する調査研究

文献情報

文献番号
200501327A
報告書区分
総括
研究課題名
新医師臨床研修制度の評価に関する調査研究
課題番号
H17-医療-015
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
福井 次矢(財団法人聖路加国際病院)
研究分担者(所属機関)
  • 矢野 栄二(帝京大学医学部衛生学公衆衛生学)
  • 青木 誠(国立病院機構東埼玉病院)
  • 川南 勝彦(国立保健医療科学院公衆衛生政策部)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 医療技術評価総合研究
研究開始年度
平成17(2005)年度
研究終了予定年度
平成19(2007)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
平成16年度から必修化された新医師臨床研修制度が研修医の臨床能力獲得にどのような効果をもたらし、医療現場にどのような影響を与えているのかについて調査、研究し、臨床研修制度のさらなる改善に供する。
研究方法
1.われわれが平成元年および平成15年に行った、2年次研修医の臨床能力の獲得状況に関する研究(福井次矢、他.2年次研修医の臨床知識・技術の習得状況.日本公衛誌 1990;37:798-802、瀬上清貴、他.新しい医師臨床研修制度における指導医養成及びモデル研修プログラムに関する研究.平成14年度厚生労働科学特別研究事業)で用いた調査票を参考にして、調査票を作成した。

2.平成18年3月初旬、作成した調査票を全国の745研修病院、104大学附属病院に送付し、回答の上返送するよう依頼した。
結果と考察
1.病院での臨床研修管理者に記入を依頼する調査票、および2年次研修医に記入を依頼する調査票(通常版と拡大版の2種類:拡大版は通常版に加えて獲得した臨床知識・技術について詳細な自己評価を求めるもので、2年次研修医の2割に回答を依頼した)を作成した。

2.平成18年4月18日現在、研修管理者からの回答613(72.2%)、2年次研修医からは通常版2,035(34.6%)、拡大版797(54.3%)の回答が得られた。
結論
新医師臨床研修制度の臨床研修における有効性、医療現場への影響を調査、分析する目的で調査票を作成し、全国の研修病院、大学附属病院に送付し、高い割合で回答が得られつつある。5月中にはデータを解析するとともに、平成19年3月にもう一度、同様の調査を行う予定である。

公開日・更新日

公開日
2018-06-14
更新日
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