文献情報
文献番号
200500705A
報告書区分
総括
研究課題名
HIV感染症の医療体制の整備に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H15-エイズ-022
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
木村 哲(国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター)
研究分担者(所属機関)
- 照屋 勝治(国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター)
- 杉浦 亙(国立感染症研究所エイズ研究センター)
- 小池 隆夫(北海道大学大学院医学研究科分子病態制御学講座・第二内科)
- 佐藤 功(独立行政法人国立病院機構仙台医療センター統括診療部)
- 下条 文武(新潟大学大学院医歯学総合研究科臨床感染制御学分野)
- 上田 幹夫(石川県立中央病院診療部血液免疫内科)
- 濱口 元洋(独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター臨床研究センター)
- 白阪 琢磨(独立行政法人国立病院機構大阪医療センターHIV/AIDS先端医療開発センター)
- 木村 昭郎(広島大学病院血液内科)
- 山本 政弘(独立行政法人国立病院機構九州医療センター感染症対策室)
- 池田 正一(神奈川歯科大学総合歯科学講座)
- 島田 恵(国立国際医療センターエイズ治療・研究開発センター)
- 山中 京子(大阪府立大学社会福祉学部)
- 小西 加保留(桃山学院大学社会学部社会福祉学科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 エイズ対策研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
105,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
本研究はどの地域にあっても利便性が高く良質なHIV/AIDS医療を提供できる体制を整えること、今後の患者・感染者増に備えた診療体制を整えることを目的とした。
研究方法
1.全国の拠点病院のHIV医療体制に関するアンケート調査を行い、過去の調査結果と比較する。2.首都圏を中心とする患者・感染者増への対策として研修とネットワークの在り方を検討する。3.HIV診療標準化に向け研究し、最新の治療ガイドラインその他を作成する。4.歯科におけるHIV院内感染防止対策を検討する。5.チーム医療と療養環境の在り方を検討する。
倫理面への配慮:個人情報が漏れない様、守秘義務を徹底し発表形式、調査形式に配慮する。
倫理面への配慮:個人情報が漏れない様、守秘義務を徹底し発表形式、調査形式に配慮する。
結果と考察
1.全国の約370の拠点病院を対象に診療状況などを調査し、平成9年度の調査に比し、大幅に改善していることを明らかにした。2. HIV診療標準化のためにブロック拠点病院およびACCが各種の研修会などを合わせて159回実施した。ACCの研修体制を検討し、医師、看護師等の「受け入れ研修」の他に、首都圏内5ケ所の拠点病院において「出張研修」を実施し、また、首都圏の拠点病院からの受け入れ研修枠を拡大した。ACCの研修修了者のネットワークを構築し、最新の研修教材を提供した。全国の拠点病院間のネットワークを充実させ情報を配信した。これらの活動の結果として2005年のACCの新規患者数が1999年以来、初めて減少した(15%減)。3.抗HIV治療ガイドライン改訂版を作成した。また、日和見合併症の診断・治療マニュアル改訂版、CDCの日和見感染症治療・予防ガイドライン日本語版、全国拠点病院診療案内その他を作成し配布した。4. 歯科診療の更なる整備のため、各地で感染防止策の実技講習会、研修会を開催した。HIV感染症の歯科治療マニュアルなどを作成・配布した。5.チーム医療により病診連携を推進し、「医療連携パス」を考案・作成・配布した。自治体のカウンセラー派遣事業について調査し、種々の課題を明らかにした。エイズ患者の長期入院の問題を解析し、その解決に向け厚労省に提言を行った。
結論
HIV医療体制の整備状況、課題を解析し、その解決に向けに多くの活動を行った。長期入院を強いられている患者の環境整備に向けて提言した。
公開日・更新日
公開日
2006-07-03
更新日
-