進行神経芽腫に対する標準治療確立および新規治療開発のための研究

文献情報

文献番号
200500520A
報告書区分
総括
研究課題名
進行神経芽腫に対する標準治療確立および新規治療開発のための研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
H16-がん臨床-039
研究年度
平成17(2005)年度
研究代表者(所属機関)
金子 道夫(筑波大学大学院 人間総合科学研究科)
研究分担者(所属機関)
  • 麦島 秀雄(日本大学 医学部)
  • 牧本 敦(国立がんセンター中央病院 第二領域外来部小児科)
  • 杉本 徹(京都府立医科大学 医学部)
  • 田尻 達郎(九州大学 医学部)
  • 熊谷 昌明(国立成育医療センター 小児腫瘍科)
  • 正木 英一(国立成育医療センター 放射線診療部)
  • 中川原 章(千葉県がんセンター研究所)
  • 秦 順一(国立成育医療センター)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 がん臨床研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成18(2006)年度
研究費
29,800,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
わが国の小児死亡原因として、小児がん(悪性新生物)は「不慮の事故」に続いて第2位である。固形腫瘍として最多である神経芽腫は、1985年以来、全国的な共同研究を推進中であるが、年間発生数はわずかに300例程度である。更にわが国独自の小児慢性特定疾患制度に支えられた医療費には窓口負担がないという背景がある。そのため、わが国の成人領域での対がん戦略や海外の小児がん対策とはまったく異なったアプローチが必要である。以上を踏まえて、臨床研究を実施し、成果を還元するための体制を整備することを目的とする。
研究方法
小児がん臨床研究体制の確立を目指して、進行神経芽腫に対する新たな治療戦略による臨床試験の発足、トランスレーショナルリサーチを推進するための患者由来余剰検体の中央保存システムを構築し、それらの臨床研究を将来にわたって継続的に支えるための組織として日本神経芽腫スタディグループJNBSGの成立を全面的に支援しているところである。
結果と考察
2005年11月に進行神経芽腫に対する多施設共同臨床試験が開始された。一方で、2005年8月にはJNBSG説明会を行い、参加施設の募集を正式に開始した。患者由来検体の中央診断・保存システム、および余剰検体の2次利用システムの構築は、わが国初のプロジェクトと考えられ、モデルケースとしても非常に重要であると考えられる。
結論
1.局所療法遅延型プロトコール05A3が完成し、参加7施設において新規症例の登録が開始された。試験開始後2年で必要症例数16例に達する予定である。
2.これと対比する標準治療方式の臨床試験プロトコールを完成させる。この臨床試験では、初期治療、前処置+自家造血幹細胞移植が局所遅延型プロトコールと共通であり、手術時期の基準、術後の化学療法開始条件などごく少数の点を最終決定することによりプロトコールは完成する。50例程度の症例集積が必要で、参加施設も30施設程度を予定している。症例蓄積に必要な期間は3年を見込んでいる。
3.次の臨床試験に向けて新たな造血細胞移植技術の開発を自主参加施設を中心に施行するための体制を整備する。

公開日・更新日

公開日
2006-04-24
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2006-10-30
更新日
-