文献情報
文献番号
200401155A
報告書区分
総括
研究課題名
ダイオキシン類等の化学物質の食品及び生体試料検査における信頼性確保と生体暴露モニタリング法の確立に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
柳澤 健一郎(財団法人食品薬品安全センター 東京事務所)
研究分担者(所属機関)
- 中澤 裕之(星薬科大学)
- 織田 肇(大阪府立公衆衛生研究所)
- 米谷 民雄(国立医薬品食品衛視研究所)
- 松木 容彦(財団法人食品薬品安全センター 秦野研究所)
- 大島 赴夫(財団法人食品薬品安全センター 秦野研究所)
- 渡邉 敬浩(国立医薬品食品衛生研究所)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 健康安全確保総合研究分野 食品の安全性高度化推進研究
研究開始年度
平成14(2002)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
65,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
1.PCB代謝物および難燃剤成分のHRGC/MSモニタリング法の確立と精度評価に関する研究:従来から用いられている3種TEF(毒性等価係数)を用いて算出した母乳約150検体のデータのTEQ(毒性等価)を比較することにより過去の母乳試料データ間での毒性評価が可能となった.導入した試料大量注入法が低濃度試料測定に実用性が高いことが確認された.2.血液および母乳試料中ダイオキシン測定マニュアルの実試料への適用性ならびに生体曝露に関する研究/臭素化ダイオキシン測定法の確立と測定操作マニュアル作成に関する研究:脂質抽出法の改良とその妥当性の確認を行い,マニュアルを修正.デスク型固想抽出法が前処理操作の簡易化に有用性が高いことを確認.BDFを除く臭素化ダイオキシン類の検量線では,良好な直線性が認められ,検出下限値は2,3,7,8-TeBDDで1pg/g脂肪,OBDDで50pg/g脂肪であった.さらに,標準物質と内部標準物質の設定,目標下限値の設定,分析試料量,前処理法,測定装置の条件等について,追加,修正を加え,完成度の高い測定マニュアル(案)を策定.3.食品中ダイオキシン類分析の信頼性確保に関わる調査研究:市販の茶葉を粉モして調査試料を作製し,技能試験(8機関)を行い,検査機関での食品中ダイオキシン類検査の分析値が信頼性を有することを確認.4.生体試料中ダイオキシンの簡易モニタリング法の実用性評価および臭素化ダイオキシンELISA確立に関する研究:ダイオキシン類添加凍結乾燥魚肉試料についてダイオキシンELISAキットワコーによりバリデーション試験を行い,食品試料のモニタリング法として有用性が高いことを示した.5.食品衛生検査精度管理調査における適正調査試料作製と質的向上に関する調査研究:微生物学検査試料は,ハンバーグおよび殺菌液卵について実用性があること,また,理化学検査試料は,カドミウム添加白米,クロルピリホスおよびマラチオン添加とうもろこしペースト試料およびフルベンダゾール添加液卵のいずれもが,外部精度管理試料として優れていた.貝毒検査試料は,オカダ酸を添加した濾紙ディスクが調査試料として優れていた.6.組換えDNA技術応用食品検査の信頼性確保に関わる研究:GMトウモロコシ(Mon810系統)を調製し,27機関を対象に実施した外部精度管理調査では,概ね妥当な結果を示した.
研究方法
目的に記載
結果と考察
目的に記載
結論
目的に記載
公開日・更新日
公開日
-
更新日
-