肝炎等の早期克服のための研究の総合的推進に関する総括研究

文献情報

文献番号
200400666A
報告書区分
総括
研究課題名
肝炎等の早期克服のための研究の総合的推進に関する総括研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
中谷 比呂樹(国立感染症研究所 )
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 肝炎等克服緊急対策研究
研究開始年度
平成14(2002)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
5,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
肝炎ウイルスに起因する急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、その他肝炎等関連疾患について、その予防、診断、治療、その他疫学に関する臨床医学的、基礎医学的研究の情報を集積し、ウイルス肝炎等を早期克服するための総括的・総合的知見の総括を実施することを目的とし、さらに、この評価手法に関する分析を行い、今後の全体計画、評価方法の改善方法について検討した。
研究方法
肝炎研究事業の企画、評価に関する研究のための委員会を専門領域の委員と行政関係の委員で構成した。研究のテーマの更新にあたっては、当研究班等の調査研究成果や内外の研究の趨勢等を参考にして、まず公募すべき課題を定め、研究計画の公募をかけ、応募のあった計画の採用にあたり研究、検討して、事前の審査を行った。採択以後も1年目、2年目と中間評価を行い、終了後にも事後評価を行った。近年、遺伝子レベルでの解析の進展や遺伝子操作による実験手法の進歩など、感染症領域での研究手法は驚くほど飛躍をとげてきているが、まだまだ多くの課題が残されている。このため現時点で肝炎に関しての研究レベルがどこまで来ており、どのような手法で課題を解決してゆくか専門家の観点からの研究の企画、評価が必要である。また、同時に、肝炎をどのように克服してゆくかについては、行政的な対応も重要である。このため専門家による評価と行政官による評価の両面から研究テーマの企画、評価の検討を行っている。 評価手法については、専門的評価と行政的評価の関係について分析を行うとともに各課題について事前、中間、事後での評価結果の推移について検討を行った。
結果と考察
前年度の評価が本年度の評価にどのように影響を及ぼすかを検討し、評価が変化した際の持続性についての検討を行った。前年度評価が本年度評価に及ぼす影響については、専門評価では、係数が.0203816、確率値が0.905であり、行政評価では係数が.382929、確率値が0.120、総合評価では係数が.3474962、確率値が0.132であり、前年度評価が変化しても本年度評価に有意な影響を及ぼさない結果であった。
結論
平均は、事前から2年目を通じてほぼ一定のレベルで推移したが、事後評価がやや低かった。行政評価、専門評価ともに事前、1年目、2年目、事後へと低下してゆく傾向が見られた。今後評価が低下した原因についてさらに詳細な分析を行い、今後の研究の充実に資することとしたい。

公開日・更新日

公開日
2006-04-05
更新日
-

研究報告書(紙媒体)

公開日・更新日

公開日
2007-04-20
更新日
-

文献情報

文献番号
200400666B
報告書区分
総合
研究課題名
肝炎等の早期克服のための研究の総合的推進に関する総括研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
中谷 比呂樹(国立感染症研究所 )
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 肝炎等克服緊急対策研究
研究開始年度
平成14(2002)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
肝炎ウイルスに起因する急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、その他肝炎等関連疾患について、その予防、診断、治療、その他疫学に関する臨床医学的、基礎医学的研究の情報を集積し、ウイルス肝炎等を早期克服するための総括的・総合的知見の総括を実施することを目的とし、さらに、この評価手法に関する分析を行い、今後の全体計画、評価方法の改善方法について検討した。
研究方法
肝炎研究事業の企画、評価に関する研究のための委員会を専門領域の委員と行政関係の委員で構成した。研究のテーマの更新にあたっては、当研究班等の調査研究成果や内外の研究の趨勢等を参考にして、まず公募すべき課題を定め、研究計画の公募をかけ、応募のあった計画の採用にあたり研究、検討して、事前の審査を行った。採択以後も1年目、2年目と中間評価を行い、終了後にも事後評価を行った。近年、遺伝子レベルでの解析の進展や遺伝子操作による実験手法の進歩など、感染症領域での研究手法は驚くほど飛躍をとげてきているが、まだまだ多くの課題が残されている。このため現時点で肝炎に関しての研究レベルがどこまで来ており、どのような手法で課題を解決してゆくか専門家の観点からの研究の企画、評価が必要である。また、同時に、肝炎をどのように克服してゆくかについては、行政的な対応も重要である。このため専門家による評価と行政官による評価の両面から研究テーマの企画、評価の検討を行っている。 評価手法については、専門的評価と行政的評価の関係について分析を行うとともに各課題について事前、中間、事後での評価結果の推移について検討を行った。
結果と考察
前年度の評価が本年度の評価にどのように影響を及ぼすかを検討し、評価が変化した際の持続性についての検討を行った。前年度評価が本年度評価に及ぼす影響については、専門評価では、係数が.0203816、確率値が0.905であり、行政評価では係数が.382929、確率値が0.120、総合評価では係数が.3474962、確率値が0.132であり、前年度評価が変化しても本年度評価に有意な影響を及ぼさない結果であった。
結論
平均は、事前から2年目を通じてほぼ一定のレベルで推移したが、事後評価がやや低かった。行政評価、専門評価ともに事前、1年目、2年目、事後へと低下してゆく傾向が見られた。今後評価が低下した原因についてさらに詳細な分析を行い、今後の研究の充実に資することとしたい。

公開日・更新日

公開日
2005-08-23
更新日
-