知的障害児(者)ガイドヘルプの支援技術に関する研究

文献情報

文献番号
200400539A
報告書区分
総括
研究課題名
知的障害児(者)ガイドヘルプの支援技術に関する研究
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
佐藤 進(埼玉県立大学保健医療福祉学部社会福祉学科)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 障害保健福祉総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
3,300,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
障害をもつ人々の地域生活支援をすすめる支援費制度は「移動介護」をサービスの一類型として位置付け、障害者の社会参加や余暇のための外出支援を「ガイドヘルプサービス」として概念整理を行った。しかし、身体障害者の外出支援に比べ知的障害者へのそれは、障害特性の故にその具体的な方法論や技術が必ずしも明確にされていない。従って、知的障害者のガイドヘルプに関する方法論と技法を明らかにし、さらに、サービスの質量の同定も検討することが必要である。合わせて、それらを関係者間において共有するための研修プログラムの作成も急がねばならず、本研究ではガイドヘルプの支援技術の開発及び確立をめざす。
研究方法
すでに、知的障害者のガイドヘルプに関する実践において先駆的な取り組みを行い多くの知見を蓄積してきた各地域の事例を収集し、ガイドヘルプが実際にどのように展開されているか実態を把握する。次に、こうした実践の分析から必要とされる支援技術の類型化を行いつつ、知的障害者の移動介護を円滑に行うために必要とされる知識や技術にはどのようなものがあるかを明らかにする。これに基づき、これらに従事するものに必要な研修のあり方について明らかにする。
結果と考察
 各地の実践事例の分析によってニーズの多様性が明らかになった。また、支援技術については事例から類型化の作業により、「行動予測技術」と「環境調整技術」がその中核であることを明らかにし、支援技術の開発とその定式化について一定の方向性を明らかにすることができた。
 知的障害をもつ人々の社会参加に資する施策としての「ガイドヘルプサービス」を過不足なく提供するために、その質量は以下にあるべきかを同定する資料を提供し、今後の施策の展開に必要な人的コストを試算する資料を提供できる。
 
結論
ガイドヘルプ技術の開発は知的障害者の社会参加を支援することを通して地域生活を維持推進するための重要な要素であり、地域福祉施策としての今後の発展的展開を訴求すべきであることを明らかにした。

公開日・更新日

公開日
2005-06-03
更新日
-