糖尿病性腎症の寛解を目指したチーム医療による集約的治療

文献情報

文献番号
200401375A
報告書区分
総括
研究課題名
糖尿病性腎症の寛解を目指したチーム医療による集約的治療
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
槇野 博史(岡山大学大学院医歯学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 循環器疾患等総合研究【若手医師・協力者活用に要する研究】(健)
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成18(2006)年度
研究費
2,064,000円
研究者交替、所属機関変更
-

研究報告書(概要版)

研究目的
本研究は、糖尿病性腎症を対象に、医師と糖尿病療養指導士を中心としたコメディカルスタッフが参加して、チーム医療による集約的治療法を確立することを目的とした多施設共同臨床研究である。
研究方法
顕性腎症例600名を対象として、血清クレチニン値正常群(プロトコールA)と血清クレアチニン高値群(プロトコールB)の2群に分け、それぞれ集約的治療群と従来療法群に無作為に割り付ける。プロトコールAでは、主要評価項目を尿中蛋白排泄量とし、網膜症・神経障害の進行を副次評価項目とする。プロトコールBでは、血清クレアチニン値の2倍化、透析療法への導入(腎死)および死亡を1次エンドポイント、心血管イベントの発生、網膜症・神経障害の進行を2次エンドポイントとする。
結果と考察
研究プロトコールの作成、症例登録のためのWeb siteの構築、研究協力施設の選定と、Independent Study Monitoring Committeeの委員の選任、服薬指導資料の作成、治験審査委員会への申請、研究環境の整備を行った。また、この他に糖尿病性腎症を対象とした新しい薬剤の治験を行った。
結論
本研究により、糖尿病性腎症に対する最適な集約的治療法が確立されれば、糖尿病患者の予後の改善と医療費削減に大きな効果が期待できる。

公開日・更新日

公開日
2005-06-30
更新日
-