文献情報
文献番号
200400407A
報告書区分
総括
研究課題名
気管切開を行って退院する子どもと家族へのケア提供者の教育と教育効果の評価に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
濱中 喜代(東京慈恵会医科大学医学部看護学科)
研究分担者(所属機関)
- 及川郁子(聖路加看護大学小児看護学)
- 武田淳子(宮城大学小児看護学)
- 勝田仁美(兵庫県立大学看護学部)
- 長佳代(東京慈恵会医科大学医学部看護学科)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 子ども家庭総合研究
研究開始年度
平成16(2004)年度
研究終了予定年度
平成16(2004)年度
研究費
2,500,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
研究目的:気管切開を行って在宅生活に移行する子どもと家族を支援するケア提供者のためのケアマニュアルを用いて研修会を実施し、その教育の効果を明らかにするとともに、活用可能な改訂版ケアマニュアルを作成する。
研究方法
研究方法:①ケアマニュアルを用いての研修会の実施、②研修会直後および数か月経てからの教育効果に関する質問紙調査、③医師・家族への聞き取り調査とそれに基づくケアマニュアル改訂版の作成
結果と考察
結果・考察:①研修会は宮崎、神戸、仙台の3ヶ所で看護師を対象に実施し、あわせて300名近い参加者を得た。神戸、仙台では2日間ずつ行い、医師による病態生理の講演や家族の体験談、家族とのコミュニケーションのロールプレイ演習等を取り入れることで、より具体的で実践的な教育方法を導き出した。②質問紙調査では、研修会(神戸、仙台)直後では全体として8~9割に高い理解・学びが得られており、プログラムやケアマニュアルについてもおおむね支持されていた。研修数か月後の調査では9割弱が研修後の家族の対応や意識に良い変化があったとし、内容は家族とのコミュニケーション、家族のペースを大切にすることなどであった。③聞き取り調査では気管切開術・管理に精通した医師11名、気管切開している子どもと在宅で生活している家族8名と倫理委員会の承認を得て面接を行い、ケアマニュアルに関する貴重な意見・要望等を得た。全体として肯定的な意見が多く、医師からは医療処置や緊急時の対応に関する意見、家族からは技術の練習方法、祖父母への対応のほか、個別性を大切にして欲しいなど経験に基づいた要望がよせられた。それらをもとにケアマニュアルの全体のレイアウト・文字サイズ・書式を変更し、フローチャートを追加し、指摘部分やコミュニケーションの具体例等に加筆修正を行い、改訂版を作成した。
結論
まとめ:今回の研究を通して、気管切開に限らず医療的ケアを要する子どもとその家族を支援するケア提供者の学習ニーズの強さ、医師および家族の看護ケアに対する期待の高さ、改訂版ケアマニュアルの活用の広さを実感した。今後は改訂版ケアマニュアルの普及を通して、慢性疾患や障害をもつ子どもと家族のQOLのさらなる向上に努めていきたい。
公開日・更新日
公開日
2005-06-16
更新日
-