文献情報
文献番号
200400388A
報告書区分
総括
研究課題名
周産期母子精神保健ケアの方策と効果判定に関する研究
研究課題名(英字)
-
課題番号
-
研究年度
平成16(2004)年度
研究代表者(所属機関)
北村 俊則(熊本大学大学院医学・薬学研究部臨床行動科学分野)
研究分担者(所属機関)
研究区分
厚生労働科学研究費補助金 疾病・障害対策研究分野 子ども家庭総合研究
研究開始年度
平成15(2003)年度
研究終了予定年度
平成17(2005)年度
研究費
8,000,000円
研究者交替、所属機関変更
-
研究報告書(概要版)
研究目的
(1)産後うつ病の頻度と危険要因の確認 (2)周産期の精神保健ケアの担い手としての看護職の介入援助の効果の検証 (3)看護職に対する精神保健技術の講習と有効な講習方法の検索
研究方法
(1)助産師・保健師・看護師のメンタルへルス・ケア技術講習会の開催
(2)周産期精神保健ケアの効果の検討:看護職(助産師・保健師・看護師)が行う周産期の精神保健ケアの効果(産後うつ病の罹患率、母の子に対する愛着、母の子に対する虐待的行動)を検討する。全国の9つの産科医療機関受診の初産婦400名を対象とする。対象妊婦を無作為に2群(通常の対処を行うコントロール群と、助産師による継続的支援を行う実験群)に分ける。実験群200名に対し、受持ち助産師を配置し、妊娠初期以降月1回の心理的介入と育児支援を行う。
(3)保健師による在宅訪問のメンタルへルス面における効果の検討:熊本県下の市町村において保健師による産後の母親に対する訪問サービスが(2)と同一の指標に与える効果を検討する。
(2)周産期精神保健ケアの効果の検討:看護職(助産師・保健師・看護師)が行う周産期の精神保健ケアの効果(産後うつ病の罹患率、母の子に対する愛着、母の子に対する虐待的行動)を検討する。全国の9つの産科医療機関受診の初産婦400名を対象とする。対象妊婦を無作為に2群(通常の対処を行うコントロール群と、助産師による継続的支援を行う実験群)に分ける。実験群200名に対し、受持ち助産師を配置し、妊娠初期以降月1回の心理的介入と育児支援を行う。
(3)保健師による在宅訪問のメンタルへルス面における効果の検討:熊本県下の市町村において保健師による産後の母親に対する訪問サービスが(2)と同一の指標に与える効果を検討する。
結果と考察
(1)助産師・保健師・看護師のメンタルへルス・ケア技術講習会
平成16年度に総計40回の研修会を開催した。
また、母子愛育会外国人招聘助成金を受け、今回の本調査で施行するグループ心理療法を開発した米国ブラウン大学バトラー病院Zlotnick準教授を招き、東京、仙台、福岡、熊本で計5回に講演会を開催した。
(2)周産期精神保健ケアの効果の検討
本調査は現在進行中であり、2004年12月末日の集計では109名の妊婦がエントリーされている。
(3)保健師による在宅訪問のメンタルへルス面における効果の検討
産後の保健師による産後2ヶ月以内の訪問がこれらの問題を予防する効果があるかについて確認するため、熊本県下の29市町村の産後3-4ヶ月検診に参加した母親1293名を対象にした調査を実施した。保健師の訪問に対し母親が抱いた満足感(「話を聞いてくれた」「気遣ってくれた」「リラックスしていた」)が良いほど虐待的子育ての程度が軽いことが見出された。
平成16年度に総計40回の研修会を開催した。
また、母子愛育会外国人招聘助成金を受け、今回の本調査で施行するグループ心理療法を開発した米国ブラウン大学バトラー病院Zlotnick準教授を招き、東京、仙台、福岡、熊本で計5回に講演会を開催した。
(2)周産期精神保健ケアの効果の検討
本調査は現在進行中であり、2004年12月末日の集計では109名の妊婦がエントリーされている。
(3)保健師による在宅訪問のメンタルへルス面における効果の検討
産後の保健師による産後2ヶ月以内の訪問がこれらの問題を予防する効果があるかについて確認するため、熊本県下の29市町村の産後3-4ヶ月検診に参加した母親1293名を対象にした調査を実施した。保健師の訪問に対し母親が抱いた満足感(「話を聞いてくれた」「気遣ってくれた」「リラックスしていた」)が良いほど虐待的子育ての程度が軽いことが見出された。
結論
保健師活動において母親に「分かってもらえた」という感覚を与えることのできた支援をするほど虐待的子育ての頻度が低減したことは国内外の先行研究と比較しても画期的所見である。
公開日・更新日
公開日
2005-06-17
更新日
-